2010年1月9日土曜日

ベートーヴェン/交響曲第2番

アバド指揮ベルリン・フィル演奏によるベートーヴェン/交響曲第2番

2001年2月12日ローマ聖チェチーリア音楽院ホールでのライブ映像を見る。

交響曲第1,2番がベートーヴェンの創作前期、3番が中期と分類され、2番と3番の間には質的に大きな差、ないしは飛躍があるというイメージを持っていた。

ところがアバドの演奏を聞くと、2番はスケールが大きく、3番はもうすぐそこまで来ているという印象を受けた。
2番にそんな感想を持ったのは初めてで、新鮮な気持ちで聞かせてもらった。


アバドの振り方に関してはいつもと同じ。
どこに音が出てくる打点があるのだろうか?オケはどこを見てあわせているのだろうか?ひょっとしてほとんど見てないのでは?
アバド自身振っていて違和感がないのか?僕の場合、自分の打点と奏者の出る音が合わないと気持ちが悪い。

一つ発見があった。アバドは曲想は細かく振り分けていること。

オケのメンバーは、曲想の変化だけを感じ取りながら、あとは周りの音を聞きながら合わせている。そんな想像をしてみた。

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