バッハ(1985~1750)は、生涯に200曲を超えるカンタータを作曲している。
今日取り上げる、カンタータ第147番「心と口と行いと生活が」は、2段階で成立している。1716年に原曲ができ、その後改作され1723年(38歳の時)に完成している。
曲は2部に分かれている。(日本楽譜出版社のスコアより適宜引用します)
[第1部]
第1曲 合唱 トランペット、ファゴット、通奏低音で始まり、2小節目から弦楽器が入る。そして9小節目から合唱が入る。歌詞は
「心と口と行いと生活が キリストについての証を ~ 」となっていて、題名はこの歌詞から取られている。
第2曲 レチタティーヴォ
第3曲 アリア
第4曲 レチタティーヴォ
第5曲 アリア
第6曲 コラール(合唱)
[第2部]
第7曲 アリア
第8曲 レチタティーヴォ
第9曲 アリア
第10曲 コラール(合唱)
第1部最後の第6曲コラールと、第2部最後の第10曲コラールは歌詞が違うだけで、それ以外の音楽は同じである。
この部分をマイラ・ヘスというイギリスのピアニストが、「Jesu, Joy of Man’s Disiring」というタイトルでピアノ独奏曲に編曲したことで、一般に広く知られるようになった。
日本語タイトルは「主よ、人の望みの喜びよ」である。
カール・リヒターの指揮による演奏で聞く。
第1曲と第9曲にでてくるトランペットが心地よい。第3曲のオーボエ・ダモーレと第9曲のオーボエ・ダ・カッチャの音もメロディとあわせて和みを与えてくれる。そして第6曲と第10曲のコラールには、心洗われる思いがする。
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