2009年12月27日日曜日

第九(4)

ようやく本命の第九です。

演奏はクラウス・テンシュテット指揮のロンドン・フィル。
(1985年9月13日アルバートホールでのライブ録音)

1楽章の覇気

2楽章の生気

4楽章の歓喜

素晴らしいです。もちろん3楽章も

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2009年12月24日木曜日

セビリャの理髪師

ロッシーニ作曲
歌劇「セビリャの理髪師」

アルマヴィーヴァ伯爵の恋を助ける、町のなんでも屋の理髪師フィガロの大活躍!
そのドタバタ喜劇と楽しいロッシーニの音楽。

今までロッシーニの作品は数曲のオペラ序曲のみで、歌劇は初めです。
この「セビリャの理髪師」は結構楽しめる作品でした。

ただ聞きなれていないので、面白さが十分にわかっていないのが実情です。
モーツァルトの3大オペラのようにCDで音だけでもたくさん聞いていれば、「魔笛」「フィガロの結婚」で十分どころかすごく感動したように、この作品でもかなり楽しめたのではないかと思います。

ですから、あと数回見ればこのオペラの面白さがわかり、楽しさが倍加するのではないかと思っています。

<演奏データ>
指揮:ガブリエレ・フェルロ
演出:ミヒャエル・ハンペ
演奏:シュトゥットガルト放送交響楽団/ケルン歌劇場合唱団
出演:ロジーナ…チェチーリア・バルトリ
フィガロ…ジノ・キリコ
アルマヴィーヴァ伯爵…デイヴィッド・キューブラー
バルトロ…カルロス・フェラー
ドン・バジーリオ…ロバート・ロイド
収録場所:ロココ劇場《1988年収録》

そうそう、ロッシーニのアリアにはものすごく細かい音符が付くものがありますね。
16分音符とか32分音符とかちりばめてあって、よくこんなのが歌えるなと驚きながら聞いていました。

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2009年12月22日火曜日

第九(3)

今日はマーラーの交響曲第9番

名演の誉れ高いバーンスタイン/ベルリン・フィル盤

バーンスタインによるマーラーはこれが3枚目

最初はコンセルトへボウ管弦楽団で1番。
昨年のことだが、コンセルトへボウのライブ音源がダウンロードできて、その中に含まれていた。同シリーズのハイティンクのブルックナー/交響曲第8番でのオーケストラの音とバーンスタインでの音があまりにも違っていた。曲と指揮者によって音を劇的に変えることができるコンセルトへボウの実力に脱帽し、一方でそういう音を引き出したバーンスタインに目を瞠らされた。

バーンスタインのマーラーを何となく避けてきた僕にとって風穴をあける1枚になった。
次に5番を聞き(以前取り上げました)、バーンスタインで聞いていきたいという思いがハッキリした。

そして今回の第9番である。
このCDについてはいろんなところで語られているので、それに何を付け加えようか。

ただ一言、すさまじい!
音楽から出てくるすさまじきばかりのものにたじろぎ、吹き飛ばされそうなのをなんとかこらえながら聞いた。

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2009年12月19日土曜日

第九(2)

僕はへそ曲がりです(笑)

第九といってもベートーヴェンではなくドボルザークを聞きました。

何かの本か雑誌で、ジョージ・セルの「新世界」の演奏評に『精妙なフレージング』という表現がありました。
フレージングが精妙であるとはどんなことだろう?とずっと気にかかっていました。

高校の時そして今、吹奏楽をやっていますが、きちっとした音楽の指導を受けたことがないので、具体的イメージがわきません。
セル盤を聞けば何かわかるのではないかと思い続けていました。

そんな変な(?)動機で 聞きましたが・・・

セルとクリーブランド管の演奏、オーケストラのいろんな音がよく聞こえます。ここにこんな音があったのかと新鮮な驚きがたくさんありました。
残念ながら「フレージングの精妙さ」がどんなものであるのかがわからずに終わりました。
でもいい演奏ですよ。名演の1つと言ってもいいんじゃないでしょうか。

写真は今朝撮ったものです。
雪が積もった早朝の晴天は美しい! 携帯の写真では表せませんが(苦笑)

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2009年12月15日火曜日

ラ・ボエーム

「ラ・ボエーム」は、泣かせるオペラというと軽薄な賛辞に思え、感動的というには陳腐な表現だと思わせるオペラだ。そんなことを思ってしまった。

とはいうものの「椿姫」以上に泣かせ、DVDを見た後しばらくはどの音楽も聞きたくなかった。「ラ・ボエーム」の余韻に浸っていたくて。

CDはフレーニ、パヴァロティが歌ったカラヤン盤を持っていて、音だけ聞いてもいいのに、映像を見てますます好きになった。

ここでミミ役をしているクリスティーナ・ガイヤルド=ドマスは、初めて聞く名前で、当然初めて見た。
素晴らしいですね。

どういえばいいのかよくわからないが、子音と母音の発音がいい。子音から母音への滑らかなつながりが、いい雰囲気を出していると思う。


指揮:ブルーノ・バルトレッティ
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
演奏:ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
ミミ…クリスティーナ・ガイヤルド=ドマス
ロドルフォ…マルセロ・アルバレス
その他      <2003年収録>

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2009年12月10日木曜日

モーツァルト/交響曲第36番

モーツァルト/交響曲第36番を
ジュリーニ/フィルハーモニア管で聞く。
(1982年7月ライブ)

ジュリーニのモーツァルトは音のポリシーがハッキリしている。
これは以前聞いたハイドンの交響曲第94番で漠然と感じましたが、今回のモーツァルトを聞いてハッキリ僕の中で意識されました。

ジュリーニは一音、一音が大切に慈しんでいる、と思います。
やたらアクセントの強い音の出すモーツァルトがあるが、それと対極にあるような気がします。強いアクセントがあるから一音、一音を大切にしていないというつもりはありませんが、慈しみという点では違いがあるような気がします。

こうした音からメロディが奏でられ、伴奏や和音が紡がれていく。出来上がった音楽が極めてノーブルなものになる。

そう思えるのです。だから聞き終えるとなにやら浄化されたような気分になるのです。
特に第2楽章は至福のときを過ごせます。

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2009年12月7日月曜日

フィガロの結婚


ディアゴスティーニのオペラコレクションより

モーツァルトの「フィガロの結婚」

指揮:ジョン・プリッチャード
演出:ピーター・ホール
演奏:ロンドン・フィル
    グラインドボーン音楽祭合唱団
フィガロ…クヌート・スクラム
スザンナ…イレアーナ・コトルバス
アルマヴィーヴァ伯爵…ベンジャミン・ラクソン
伯爵夫人…キリ・テ・カナワ
ケルビーノ…フレデリカ・フォン・シュターデ
バルトロ…マリウス・リンツレル  他
グラインドボーン音楽祭《1973年》

以前見た「魔笛」でも感じたことですが、モーツァルトのオペラ(今回で2作目ですが)は、音楽だけでも十分楽しめますが、舞台を見、セリフがわかるだけで楽しみが何倍にも増すことがわかりました。

この「フィガロの結婚」は無条件で楽しませてもらいました。そしてモーツァルトは素晴らしいとこれまでにもまして思いました。
本人が目の前にいたら「ありがとう!こんなに楽しくて素晴らしい曲を作ってくれてありがとう!」というでしょう。
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2009年12月4日金曜日

第九


12月は「第九」の季節。

とは言っても、12月になったからといって条件反射的にベートーヴェンの交響曲第9番が聞きたくなるわけではありません。日本特有の現象だと鼻先で笑うわけでもありません。
でも意識してしまうんですね。

そこで今日は変化球を投げましょう。

ブルックナーの交響曲第9番。これをヴァント/シュトゥットガルト放送交響楽団で聞いてみました。
恥ずかしながらこれがはじめてのヴァントによるブルックナーです。

独特の艶というか光沢のある音です。どちらかというと質朴な音が好みですが、こういった音もいいなと思いました。それから分厚さのあまりないすっきりとした響きを作っていますね。

ブルックナーって不思議ですね。音や響きの好みを持たせる作曲家です。
「ブルックナーはこんな音や響きで聞きたい」というものを持たせてしまうところがあると思います。

「作曲家○○はこういった音」という好みを持たせるのは、それ以外ではシベリウスぐらいかな・・・、フランス音楽全般に言えても、ドビュッシーは△△とか、ラベルは○△というものはあまりないような気がします。

ヴァント盤の今まで聞いたことのないブルックナーの響きに聞き惚れながら、こんなことを考えていました。
そして愛聴盤が一つ増えました。

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2009年12月2日水曜日

ばらの騎士


R.シュトラウスの「ばらの騎士」は大好きなオペラです。

僕の貧弱なオペラCDコレクションの中では、最大の所有枚数を誇っています。
枚数はちょっと言えません。数多いクラシック・ファンの方に比べると笑止千万の数ですから・・・

最初にルドルフ・ケンペ/ドレスデン・シュターツカペレの「ばらの騎士組曲」がこの曲の魅力を教えてくれました。
ぞっこん惚れ込んでオペラ全曲がほしくなり、20代前半でカラヤン/ウィーン・フィル盤を1万円以上を出して購入。その当時の僕にとってとてつもない大金でした。

ところがそのCDはスポンジ被害にあって、4枚中最初の2枚はボツになり、あとの2枚も音とびなどがあって聞きずらい。このことを思うと今も悲しい。

書き出すといろいろと出てきますが、先月僕の愛読ブログであるShushiさんの記事に「ばらの騎士」ハイティンク盤の紹介がありました。
http://museum.projectmnh.com/2009/11/03144343.php

そしてAmazonで輸入盤を2千円+αで購入。

演奏はいいですよ! かなりいいです!!

今は思いを言葉に乗せることができないので、素っ気無いですが報告だけにとどめます。いつかそれなりの文章にしたいと思っています。
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2009年11月30日月曜日

マーラー/交響曲第6番

マーラーの交響曲第6番は因縁の曲だ。

大袈裟な言い方だが、6番の交響曲が僕をマーラー・アレルギーにした。

クラシックを聞き始めた数年たった頃だと思う。マーラー・ブームが起きていた頃だ(曖昧ながらそんな記憶がある)

マーラーを聞き出していたが、馴染めないそして好きになれない作曲家のグループに入っていた。それでもちょっとずつ慣らしていこうと思い、ある程度我慢しつつ聞いていた。その時に6番を聞いた。

「マーラーはだめだ。僕には合わない」

どこがどのようになのか覚えていないが、そう思わせた。


それから○○年、今はマーラーは聞けるようになって、ようやく6番を聞こうと決めた。

そこで指揮者をだれにするか考えた。
再びアレルギーになっても困る。

いろいろと考えて、クーベリックにすることにした。
僕の大好きなラファエル・クーベリック。彼とバイエルン放送響なら大丈夫だろうと。


聞いてみた。
曲の最後あたりの大音響にはビックリしたが、アレルギー反応は起きなかった。

よかった。

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2009年11月26日木曜日

プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番


「プロコフィエフのリズム」と勝手に命名させてもらいましょう。

これを堪能できるのはピアノ協奏曲だ!と思ってしまいました。

第3番の第1,3楽章の快速テンポに乗ったピアノとオーケストラの痛快さはたまらないですね。まさに「快」です。

ここ1週間ほど車の中ではバレエ音楽「ロメオとジュリエット」を聞いていますが、第2楽章はそこに滑り込ませても何ら違和感のない雰囲気を持っています。

プロコフィエフはもっとピアノ協奏曲を作ってくれなかったのか、5曲じゃ少ないよと思わせ、「プロコフィエフのリズム」と何の定義もできないのに漠っとそういう言葉を思いつかせたのは、演奏がいいからに違いありません。

ピアノがゲイリー・グラフマン
ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団 (1966年録音)の演奏でした。

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2009年11月24日火曜日

プロコフィエフ/交響曲第1番

プロコフィエフ/交響曲第1番を

ジャン・マルティノン/フランス国立放送管弦楽団で聞く。

第1、4楽章が素晴らしい。

高速テンポが心地よい。これをいとも軽々と鼻歌を歌うような感覚でやっている。しかも粋なんだな!

ヴァイオリンのすべすべした感じがいいのだ。氷の上をつるつる滑るように音が移り変わる様は「究極のスラー」と呼びたくなる。

フランスの弦楽器ってこんな演奏をするだろうか?
パイヤール室内管の弦楽器にも似たようなことを感じる。

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2009年11月18日水曜日

マーラー/交響曲第5番

マーラーの交響曲第5番をバーンスタイン/ウィーン・フィルの演奏で聞く。

これまで聞いてこなかった作曲家マーラーの中では、5番は比較的聞くほうだが、他の演奏と何かが違う。

音にのせる感情の量と質が違うような気がする。
テンシュテットは感情の量が多いと思うが、でもバーンスタインとは違う。生々しさというか、一種情念のようなものかもしれない。

バーンスタインのマーラーはコンセルト・へボウとのライヴ録音の1番しか聞いたことがない(冷汗)
マーラー演奏のスタンダードの一つといえるバーンスタイン。もっと聞いてみたいと思う。

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2009年11月14日土曜日

牧神の午後への前奏曲

アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団の演奏で聞く「牧神の午後への前奏曲」

得も言われぬ雰囲気がありますね。

これを表現する言葉が僕にないのが残念です。

それにしても50年ほど前の演奏がこうして聞けるのは幸せなことです。
演奏がいいだけに、もっといい音でこの精妙な雰囲気を味わいたいと思います。ないものねだりであることはわかっていても。

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2009年11月12日木曜日

四季

ハイドンのオラトリオ「四季」を初めて聞きました。

クーベリック/バイエルン放送響の演奏です。

今年もあと1ヶ月半、今年中にハイドン作品の未聴CDを聞かねばという変な強迫観念が少し沸いてきました。別に来年に持ち越してもいいのですが、そうすると未聴のままほっておかれそうな気がするからかもしれません。

ということで「四季」を聞きました。聞き込んでいないので、この曲について書けるものは持っていません。とりあえずは備忘録のつもりで。

2009年11月11日水曜日

ハイドン/交響曲第84、85番

バーンスタイン/ニューヨーク・フィルのハイドンはどんなものだろうか?と思って、手始めに交響曲第84番と85番を聞いてみた。

結構いいですね。

今年になって聞き始めたハイドンの交響曲。まともにアダム・フィッシャー盤とその他数枚。良いも悪いもわかないが、聞き続けていくうちにわかるようになり、好みもハッキリしていくだろう。

いろいろの手始めがバーンスタインだが、とりあえずの印象は良いものだった。ただ、フィッシャー盤が気に入った者としては、ここ数日聞き続けているとヘビーさがもたれるようになった。
2回ぐらいにとどめておくべきだった(苦笑)

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2009年11月7日土曜日

ベートーヴェン/交響曲第2番

クリュイタンスとベルリン・フィルのコンビでベートーヴェン/交響曲第6番を聞き、とても気に入ったので、第2番を期待して聞きました。

第1、4楽章は、はちきれんばかりの若さを感じさせます。ベートーヴェンはこれを作曲した時は若さにあふれた時だったんだと、当たり前といえば当たり前ですが、それを新鮮な驚きをもって教えてくれました。

第2楽章は、よく鳴るオーケストラを使って明朗さを表現しています。

第3楽章は強弱のコントラストが明解。強奏におけるアクセントの強さにはビックリです。

もう、期待していた以上の演奏でした。
2番はあまり聞いていない曲で5種類をようやく超えたぐらいです(冷汗)。そのなかでは一番のお気に入りになりました。

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2009年11月4日水曜日

リハーサルと本番の音響

昨日行われた町の文化祭のこと。

リハーサルと本番の音響が違うと奏者はやりづらい。これを久しぶりに体験しました。

我が吹奏楽団が演奏する際、リハーサルと本番の会場が同じであることが多いのですが、時々違うことがあります。

昨日はリハーサルが公民館(みたいなもの)の会議室。狭くて天井も低い、音響も悪くて音も汚く聞こえます。

そこでの聴覚や皮膚感覚をもって本番会場へ行きます。

そこはよくある会館や公民館などの大ホール。反響板がなく、音は左右に抜け、天井にも抜ける。周囲の音があまり聞こえない、特に距離的に遠いパートの音は聞こえない。縦の線があっているのかわかりづらく、音量のバランスもとりづらい。

リハーサルと本番の音響が違いすぎると、奏者はやりづらいだろうなと思いました。

昨日“拍手”について感じたことは「風のように」に書きました。
http://4ba4a1da.blog63.fc2.com/
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2009年10月29日木曜日

豊臣秀長

豊臣秀長の名前を知っている人はどれくらいいるでしょうか?

秀吉、秀頼、秀次より知名度が低いですね。歴史好きの方でないと知らないのかもしれません。

僕は、1985年に出版された堺屋太一の『 豊臣秀長 ある補佐役の生涯 』を読んで、その存在を知りました。
初めて読んだのはいつか覚えていませんが、今2回目を読んでいます。

この著書によって「補佐役」「ナンバー2」の重要性を知りました。ナンバー2は、ここ数年僕にとって大切なテーマになっています。
今年NHK大河ドラマになった直江兼続ナンバー2です。石田三成もナンバー2といっていいでしょう。そして秀長は秀吉の弟で、ナンバー2として最高の存在でした。

堺屋さんの「豊臣秀長」、面白いですよ!それにちょっとだけ研究という気分を持ち合わせながら読んでいます。 

2009年10月26日月曜日

ベートーヴェン/交響曲第1番

アバド/ベルリン・フィルのライブ映像を見ました。

2001年ローマ聖チェチーリア音楽院のホールでの演奏。曲はベートーヴェン/交響曲第1番。

アバドの指揮姿は数回見たことがあります。
もし、どんな指揮でしたか?と聞かれたら「打点がはっきりしないので、奏者は演奏しづらいのでは・・・、でも合ってるから不思議なんだよな。プロでもトップクラスだからうまく合わせるんだろうな」と答えるでしょう。

今回のベートーヴェン、たしかに打点が分かりづらいのですが、小気味良い部分はわりとハッキリしているなと思いました。それから表情を細かく振り分けているが大きな発見でした。

さて演奏ですが、毎度の如く指揮者の振り方に注意が集中してあまり聞けていません(苦笑)
全体としてすっきりと明るく、小気味よい演奏だったと思いますよ。たぶん・・・

それから、こんな歌わせ方もあるんだ!という新鮮さもありました。

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2009年10月24日土曜日

一本調子

今、Infinity という曲を練習しています。

「アタシんちの男子」というドラマの主題歌で、GIRL NEXT DOOR が歌っています。ダンス・ポップ・ナンバーということでノリノリの曲になっています。

この曲に限らずJ-POPに多いのは、歌に抑揚がなく一本調子なこと。
歌唱力がその程度なのか、あえてそのように歌っているのか、また一本調子で歌うように指示されているのか。そこのところはわかりません。

人を魅了する演奏」(紙谷一衞)には、日本語は一音一音を同価値で扱うため、言葉に強弱がなく一本調子になる。西洋の言語は単語に強弱があるため、アクセントがあるリズミカルなものになる。
日常使う言語が無意識的に楽譜の読み方から演奏や歌い方に影響を与える、といったことが書かれています。

だからJ-POPの歌手達は、日本語の特性をそのまま表して歌っているのかな・・・?と思ったりします。

それはさておき、吹奏楽で演奏する時はメロディを抑揚もなく一本調子で演奏してはいけないと思っています。ハッキリとした強弱や微妙な強弱をいれていかないといけないと思っています。

シンコペーションのあるところはいいのですが、Infinity では4分音符が8個続くメロディがあります。ここをどうするかは未だに頭を悩ませています。どう処理すればダンスミュージックっぽく聞こえるか。

その他の部分もノリノリ感をだすにはどうしたらいいか。POPSをあまり聞かない僕には困った問題です(苦笑)

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2009年10月21日水曜日

シューマン/交響曲第2番

食わず嫌いをしていたシューマン。その交響曲第1番と第2番を聞きました。

第1番は以前聞いたことがありますが、まともに4楽章聞きました。なかなかいいですね。

第2番は第3楽章が素晴らしい。もう虜になってしまいました。何回も聞いています。

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2009年10月19日月曜日

風のように

「司馬氏のアイーダ」を始めて2年3ヶ月少したちました。
よく続けてこられたなと思いますが、性懲りもなくもう一つのブログを作りました。

 ブログタイトル 「風のように」

 http://4ba4a1da.blog63.fc2.com/

実は1ヶ月ほど前に作ったのですが、3日坊主に終わらず続けていけそうなので公開することにしました。(といっても先日のブルックナー/交響曲第2番のコメント欄でURLを書いていたので、いまさら何だという感じもしますが・・・)


2つ作ったのは、アップする文章の内容によって掲載するブログを分けようと思ったからです。

「司馬氏のアイーダ」は音楽中心(クラシックと吹奏楽、我が吹奏楽団のことがメインになる)

「風のように」はスポーツ・歴史・読書・名言&迷言・日々の生活の中で思い考えたことやつぶやき・音楽も少々

そんな感じで考えていますが、性格がええかげんでちゃらんぽらんなので、気分のまま載せていき編集方針に反することが多々あるかもしれません(笑)
まさに風のように、気ままにです。

2009年10月17日土曜日

フラッシング・ウィンズ

今、来年のジューン・コンサートへ向けて選曲作業に入っています。

そこで浮上してきたのが、ヤン・ヴァン・デル・ロースト作曲「フラッシング・ウィンズ

正式にはヤン・フランス・ヨーゼフ・ヴァン・デル・ロースト(Jan Frans Joseph Van der Roost)、1956年生まれのベルギーの吹奏楽作曲家。長い名前ですが、ヤンが名でヴァン・デル・ローストが姓です。

3年前、生誕50年を記念してほとんどの作品を網羅したCD8枚組が発売されました。購入当時はよく聞いていたのですが、ここのところ全く聞いていませんでした。
久しぶりに「フラッシング・ウィンズ」が入っているCD「Overtures & Opening pieces」を聞くと

14曲すべてがキラキラと輝く逸品ぞろいでした。
3年前はそんなに思わなかったのに、今回は新鮮で「みんないいよ!全部演奏してみたい」と思わせるものがありました。
全曲名は以下の通りです。
  1. ファイアーワーク
  2. ザ・スワン・オン・ザ・ヒル
  3. オリンピカ
  4. メターラ
  5. コンゼンサス
  6. センテニアル・プレリュード
  7. オマージュ
  8. ネム・スザート
  9. ダイナミカ
 10. ジュビラス
 11. ポンテ・ロマーノ
 12. アルゴナ序曲
 13. フラッシング・ウィンズ
 14. シグネチャー

フラッシング・ウィンズはカッコイイ曲です。颯爽として、スタイリッシュで、ワクワクした疾走感が得られる曲です。

カッコよさというのは、オーケストラでは得られない吹奏楽の特色だと思います。

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2009年10月15日木曜日

ブルックナー/交響曲第3番

ゲネラルパウゼ(演奏者全員の休止)に大いに意味あり。

楽譜上は奏者全員休符になっているが、そこには残響という音をイメージして作曲したのではないだろうか。

もっと言えば、残響を一つの音として意識していたのではないか。そして確信をもってゲネラルパウゼにしたのではないか。

ロベルト・パーテルノストロ/ヴュルッテンベルク・フィルの演奏で、ブルックナーの交響曲第3番を聞いている中で、そんな突飛な考えが浮かんできました。聞き進むにつれて思いつきが思い込みになってきたのです。

3番は他の作品と比べ、曲中にゲネラルパウゼの多いように思いますが、大聖堂に広がる残響がその思いを持たせました。
それが頭の中をぐるぐる回りだすと、曲がしっかり聞けなくなりました(苦笑)

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2009年10月14日水曜日

魔笛第2幕

魔笛の第2幕、精神の高貴さを感じ感動しました。

これまでは音だけを聞いていた「魔笛」は、メルヘンチックな曲という印象が大半を占めていました。
それがDVDで舞台を映像ポネル演出を見て、字幕を追いつつセリフや歌を聞き、ウィーン・フィルの演奏を聞くと、何かしら魂が清められ、また高められる感じがしました。

「魔笛」は素晴らしい!

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2009年10月12日月曜日

今日は

今日は体育の日。体育の日といえば、以前は10月10日だった。

何年前からだろうか?第2月曜になったのは。他の祝日も月曜日になったものがある。 秋の祝日は月曜日でないほうが嬉しい。週の途中に休みがある方が、なんとなく好きだ。
9月15日敬老の日、10月10日体育の日だけでも元に戻らないかな~(と一人呟いても仕方ないこと)

さて今日もいい天気、散歩をしよう!昨日もしたけど今日も歩こう。気分爽快だ。


昨年の10月12日は、母校創立○○周年記念ミュージックフェスティバルだった。
思い出すな~、懐かしくなる。 紅白歌合戦のバックバンドで演奏している人が我が田舎へ来て演奏したんだから。しかもリハーサルと生で聞いたんだから。

また、この日のための練習を含め9月と10月の日曜日はほとんど詰まっていた。大変だったが充実していたなァ。
今年は日曜日がつぶれることはないが、なんとなく物足らない気もする。

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2009年10月10日土曜日

翼をください

今週から練習を始めた「翼をください」は、ニュー・サウンズ・ブラスの曲。
正確に言うなら“New Sounds in Brass ’98”にある曲だ。

編曲は宮川彬良。

どこかで聞いた名前だなと数日考えていたら、「マツケン・サンバⅡ」の作曲者だと思い当たった。
この人は編曲もする。自作の「マツケン・サンバⅡ」も吹奏楽用にアレンジしている。我が楽団も以前演奏したことがあるが、なかなかセンスのあるいい編曲だったという印象がある。

その宮川さんが「翼をください」を編曲した。副題に“バンドと合唱のための”とあるように合唱つきのものとなっている。
(11月3日の文化祭は会場にいるお客さんに歌ってもらう)

「翼をください」は宮川さんの思い入れのある曲で、それに比例して(?)かなり凝った編曲になっている。
今週練習しての感想は、「大変な曲だな(冷汗)」と。音符に込められたものを表現するには、かなりスコアを読み込む必要があること、奏者にも表現力が要求されると感じた。

ちなみに宮川さんの解説を一部要約すると
前半(イントロと歌詞の1番)のコラール風の部分は、教会の聖歌隊をイメージ。場面としては室内。
1番が終わって間奏と2番は、扉が開き、一気に大空へはばたくという演出。
また長いイントロの後半は、世の中の大袈裟で騒々しい空気から、心の中の一番大切なことへ導くためのもの。

簡単ではないが、できるだけ編曲者の意図を表現できるようにしたいと思う。

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2009年10月8日木曜日

魔笛第1幕


オペラコレクション第3巻は「魔笛」

指揮 : ジェイムズ・レヴァイン
演出 : ジャン=ピエール・ポネル
演奏 : ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ウィーン国立歌劇場合唱団
出演 : ザラストロ…マルッティ・タルヴェラ(バス) 、タミーノ…ペーター・シュライアー(テノール) 、パミーナ…イレアーナ・コトルバス(ソプラノ) 、夜の女王…エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ) 、パパゲーノ…クリスティアン・ベッシュ(バリトン) 、弁者…ワルター・ベリー(バリトン)
1982年 ザルツブルク音楽祭を収録したもの。

時間は3時間を越えているので2枚組になっています。(1990円で2枚組というのはお得感がある)

その1枚目、第1幕を見ました。やっぱり字幕を見ながら聞くのはいいですね。

今までは音のみで楽しんでいましたが、字幕を見ることで曲想の変化が納得できました。
何かのアリアで、急に曲想が変わるところがありますが、それは歌詞の内容が変わるから、それにともなって音楽も変わるのです。

当たり前と言えば当たり前ですが、それがわかりました。
たとえて言えば、大人には当たり前の事柄を、子供が実際に体験してわかった時のような新鮮な感覚ですね。

演奏の方はどうなんでしょう?僕には特上のものに思えました。
レヴァイン/ウィーン・フィルはモーツァルトの交響曲のCDを持っていますが、イマイチだったのであまり期待していなかったのですが、ここでの演奏はいいですね!

第2幕が楽しみです。

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2009年10月6日火曜日

ブルックナー/交響曲第2番


何ヶ月も前からいろんなブログで取り上げられていた、ブルックナー/交響曲全集を購入しました。

指揮:パーテルノストロ

演奏:ヴュルッテンベルク・フィル

11枚組で1389円という激安価格です。こんなに安くして利益があるの?と心配してあげるほどの価格設定です。

それで演奏は“安かろう、悪かろう”ではないんですね。これはHMVのレビューにも、いろんなブログを読んでもいい評価を得ているんです。実際に聞いてみましたが(まだ2枚目ですが・・・)なかなかいい演奏ではないですか。

指揮者のロベルト・パーテルノストロは、1957年にウィーンに生まれだそうですが、聞いたことのない名前でした。(僕は情報に疎いので)

さて第2番を聞いたんですが、2楽章がすごく気に入りました。
音、響き、歌わせ方、表情その他全てにおいて素晴らしいです。

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2009年10月5日月曜日

O中学校

昨日O中学校吹奏楽部定期演奏会に行ってきました。
楽しかったですね。ステージ構成がアイデア満載で飽きさせることがありませんでした。

O中学校の定演は初めてなのですが、こうして行こうと思ったのは9月23日に行われた吹奏楽ファスティバルでの演奏を聞いたからです。
我が田舎でこれだけの演奏する中学校はなかった!! 同日同じステージに立った高校よりもはるかにいい演奏をしていると思ったからです。

その時の演奏曲は、

デイビット・R・ホルジンガー 作曲

春になって、王たちが戦いに出るに及んで

昨日のお目当てもこの曲。
昨日は鳥肌立ちまくりでした!すごかった!

曲の解説は以下をクリックしてください
http://www.bandpower.net/special/togashi_sp/00_history/10_spring/01.htm

指揮をされたF先生の特質が最大限に生かすことができる選曲であったと思います。

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2009年10月1日木曜日

ハイドン/交響曲選集

ハイドンのタイトル付きの交響曲のみを集めたセット(全11枚)があります。

英語タイトルは“HAYDN  Name Symponies”

指揮 : Adam Fischer

演奏 : Austro-Hungarian Haydn Orchestra

HMVレビューによると(交響曲全集のところをコピーしました)
『1987~2001年デジタル録音。フィッシャー兄弟の兄で、料理の達人でもある熱血漢アダムが自ら1987年に創設した「オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団」は総勢50名から成るスペシャリスト集団。メンバーはウィーン・フィルやウィーン響、ハンガリー国立響の面々で、ハイドンゆかりのエステルハージ宮殿内にある「ハイドンザール」でのコンサートやレコーディングを活動の主目的としています。 』
とある。

今年はハイドン記念の年なので、少しばかりハイドンを聞いておこうか。そうしないとずっと聞くことはないだろうから、といった動機で聞いてみた交響曲。いくつか聞いてみるとなかなかいいじゃないですか!

始めにクーベリックやジュリーニの指揮で聞いたのがよかったのかもしれない。その後他の指揮者でも聞いたが、この2人のものがかなりよかった。

そこでいろいろ聞いてみたくなったが、100曲を超えるものを少しずつ購入というのは考えられなかった。それなら全集をと考えてみたが、ドラティの全集もA.フィッシャーの全集も33枚、どちらも聞き通す自信がなかった。 じゃあ、どうしようかなと思いつつ、HMVで捜していると上記のCDを見つけ、聞かれた方のレビューを見るとよさそうだったので購入することにした。

今夏購入し、少しずつ聞いてきた。昨日と今日とですべて聞き通すことができた。
1枚のCDを2,3回(1日1回のペース)聞いて次へ行くという聞き方。

タイトル付きの交響曲は全部で31曲。すべてがいい曲だ、そして演奏が素晴らしい。だから数ヶ月楽しみを持って聞くことができた。朝のさわやかな時間帯に、仕事をしながら、PCをしながらハイドンの交響曲を聞くのが楽しみだった。そして幸せだった。

いろんな音楽があるけど、幸福感を与えてくれる音楽ってどれくらいあるだろうか?
人によって感じ方が様々だろうが、このハイドンの交響曲選集では、曲と演奏の2つが分かちがたいと感じた。数は少ないけれどもいくつか聞いたハイドン演奏から思ったことだ。

A.フィッシャーと Austro-Hungarian Haydn Orchestra の演奏は素晴らしい。
このセットは棚にしまってほこりをかぶるのではなく、常に手元において聞き続けることになるだろう。

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2009年9月30日水曜日

もみじ

C館ミュージックフェスタ2009が10月3日(土)に開催されます。

我が吹奏楽団も出演します。演奏曲は「未来予想図Ⅱ」「天地人」「手紙」です。

「未来予想図Ⅱ」は羞恥心の3人の一人が歌っていますね。名前が出てきません、POPS系に関してはそれぐらいの知識しかないのです・・・
この人が歌っているのを先日TVで見ました。今、旬の歌になっているのでしょうか?

ミュージックフェスタでは出演団体の最後が我が吹奏楽団なのですが、プログラムの最後は出演団体の合唱とヴァイオリン・アンサンブルとの合同合奏で「もみじ」を演奏します。

先週からこの「もみじ」の編曲をしています。主旋律は合唱とヴァイオリンです。吹奏楽は伴奏の役割を持ちます。
ピアノ伴奏による2部合唱の楽譜をいただいていて、それを吹奏楽の楽器に割り振っています。いつもやっている校歌のように、伴奏の形から対旋律や構成を考える必要がないので楽です。

今パート譜を書いていますが、今週の練習に間に合います。当日のリハーサルとあわせて2回の練習で本番です。ちょっと怖い気もしますが、簡単な曲なのでなんとかなるでしょう。

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2009年9月28日月曜日

M高校定演

僕はM高校吹奏楽部のファンです。

「一生懸命さ」、これがM高校のよさで、僕が大好きなところです。

演奏会が終わって、部員がお客さんを見送りしているんだけど、ほとんどの部員が泣いていました。
近隣の高校の中では唯一ステージドリルをするので、そのための練習は相当厳しいものがあると思います。
それを本番のステージでやりきれた充実感その他で胸がいっぱいになったのだと解釈しています。


昨日は前列から6列目の真ん中に座りました。T会館の6列目は、各楽器の音がクリアに聞こえますね。いつもは後ろのほうで聞くのですが、あいている適当な席がそこだったので・・・

音がブレンドされずに各パートの音が聞こえるのは新鮮です。指揮者の位置で聞こえる音と違うものがありました。

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2009年9月25日金曜日

星条旗よ、永遠なれ


「星条旗よ、永遠なれ」 マーチの中では名曲中の名曲である。
これを400人による大合奏で聞いた。

今年は吹奏楽フェスティバル記念の年になるので、プログラム最後に合同演奏をすることになった。

写真はピンボケで見にくい(苦笑)が、リハーサルが始まる前の全員が戸惑いつつ場所移動するところを撮ったもの。

リハーサルで2回と本番の計3回聞いたが、どれも鳥肌ものだった。400人による迫力と音の厚み・・・、ああ凄かった!

奏者にとっては、音の洪水の中にいて自分がどんな感じで吹いているのかわからなかったとか。人の密集で暑かったとか空気が薄かったとかいう声もあった。
奏者の皆様、ご苦労様でした。でも聞くほうは最高のひと時だった。本番は横の人に聞こえないぐらいでメロディを口ずさんでいたけど、グーっとこみ上げるものがあった。曲が終わって「ブラボー!アンコール」と叫びたいほどだった。

佐渡裕とシエナ・ウィンドオーケストラのラストに「星条旗よ、永遠なれ」をするのとシチュエーションは近いと思う。同じような雰囲気なのかなと勝手に想像している。

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2009年9月22日火曜日

最大の難所

「おおみそか」最大の難所は中間部に入る前。141~145小節のところ。

ティンパニとスネア・ドラム(小太鼓)が曲の冒頭のリズムを繰り返し(3拍子

鍵盤楽器のTubular Bellsが、除夜の鐘を模した2.5拍(3拍子でないんだ!)で打ち続ける

鍵盤楽器のグロッケンとバス・クラリネットが「もういくつ寝るとお正月」のメロディを奏でる。
・・・が、これが通常のメロディを半拍ずらして、シンコペーションを使った奇怪な(?)・・・、この部分を歌おうと思っても歌いずらいメロディに変身している。

おまけにリタルダンドしながら同時に演奏される。


ああ、酒井さん、作曲者としては面白いのだろうけれども、演奏者はそしてこれを振っている僕は大変なんだよ。

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2009年9月21日月曜日

吹奏楽フェスティバル

23日は吹奏楽フェスティバル。我が地方の中学・高校・社会人団体が集まる。

我が吹奏楽団の演奏曲は

おおみそか   酒井格作曲

カーニバルのマーチ   杉本幸一 小長谷宗一作曲

の2曲である。

昨日午後と夜、みっちり練習をした。中学生や高校生に変な演奏を聞かせられないというプレッシャーはいつも感じている。
夜に仕上がった状態は結構いい感じだった。それがあまり変わらずにステージでも再現さればいいかと思う。

しかし、練習会場とステージは「空間」が違うし、「音の響き」も違う。そして昨夜練習に参加できていないメンバーがいる。当然違った感じになるだろう。

それを頭に入れつつ、棒を振っていきたいと思う。

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2009年9月19日土曜日

明るく悲しみを歌う

「椿姫」の続きです。

このオペラのアリアで歌詞を見ていて、日本語の字幕で判断する限り、悲しみや深刻さを表しているのに、音楽に明るさを感じさせるものがありました。これは第1幕と第2幕で感じたことです。
なにせ初めて見たオペラなので、どのアリアなのか、どの場面なのかを言えないのですが(苦笑) 、字幕を見つつ、聞こえてくる音楽になんとなく違和感を感じたのです。

「明るく」悲しみを歌うという表現が適当かどうかわかりませんが、悲痛さとか慟哭にはほど遠い悲しみを表現する音楽でした。

これはイタリア人気質のなせる業か、ヴェルディの資質によるものなのでしょうか、僕にはわかりません。

ヴェルディのオペラは、セリフもわからず音だけで全曲聞いたのは「アイーダ」「トロヴァトーレ」だけ。セリフがわかって「見た」のは、椿姫が初めてです。

ディアゴスティーニのオペラ・コレクション、今後のヴェルディは「アイーダ」「リゴレット」「トロヴァトーレ」「オテロ」と続きます。ヴェルディは悲しみをどう表現しているのか、この点にも気を配りながら見ていきたいと思います。

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2009年9月18日金曜日

椿姫


ヴェルディの「椿姫」に出てくるメロディのいくつかは高校の時から知っていました。

音楽の授業で「乾杯の歌」「パリを離れて」を歌いました。クラブではオペラ「椿姫」のメドレーを練習したことがあります。そこに第1幕前奏曲と「プロバンスの海と陸」のメロディが入っていたことはハッキリ覚えています。

大人になってから、「椿姫」に出てくるいろんなメロディを知るようになりました。
・ ・ ・ が、あまりこのオペラを聞きたいとか見たいと思ったことがありません。

たまたまディアゴスティーニ“オペラ・コレクション”第2巻として発売されたから、順番だから、有名オペラだから一度は見ておこうという理由で購入しました。

やっぱり先入観というか勝手な思い込みはいけませんね。映像として見た事によって、話の流れやセリフ・歌詞の内容を知る事によって、「椿姫」に対する評価が変わりました。
初めて見るのに第3幕は、じわーっと涙が出て止まりません。「泣けるオペラ」という文句を聞くとなんとなく軽薄な感じがして、ちょっと遠慮したくなりますが、実際見てみるとぐーっと心に迫るものがありました。

fairchild670さんのブログにこの録画に至る興味深い話を書いておられます。
http://ameblo.jp/fairchild670/entry-10342287368.html#cbox

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