2009年2月28日土曜日

真珠の耳飾の少女

ヨハネス・フェルメール (Johannes Vermeer, 1632 - 1675) の名前を知ったのはいつかははっきりしない。

小学校の「図画工作」や中学校の「美術」では習っていなかったであろう。
いつかはわからないが、名前だけは知ることになる。作品はまったく印象に残っていなかった。

「真珠の耳飾の少女」は昨年だろうか?TVのCMで使われていたと思う。その時に

   光っている!

これが驚きであり、強烈に引き込まれることになる。


唇が光っている。瞳もひかっている。そしてイヤリングも。
額もほほもまぶしいほど。
頭に巻いているのはターバンだろうか、そして後ろに垂れ下がっているところもまぶしいほどに光を反射している。白い襟も目に痛いほど。

この絵によってフェルメールは強烈に印象付けられました。
小学館の「週刊 西洋絵画の巨匠4 フェルメール」も買いました。光の取扱い、特に“光っている”描写はすごいです。

2009年2月27日金曜日

ベートーヴェン/交響曲第2番

買ってしまいました。カラヤンによるベートーヴェンの交響曲全集(1961~62年録音)
5枚組1500円の激安価格です。はっきり言って値段に負けました。

さっそく昨日から聞いています。まずは1枚目の1番、3番。続いて2枚目の2番、4番。
2番の交響曲はこれまで聞く機会が一番少なかったと思います。たぶん5種類ぐらいじゃないでしょうか。

もう少し雅やかなところがあっても・・・と思いましたが。それは僕の2番に対するイメージとカラヤンの解釈の差です。こうしたズレがあっても、これまで聞いた中では最高の演奏でした。

カラヤンというと流麗、艶っぽさ、ゴージャスというイメージがありますが、ここでの演奏は見事に裏切ってくれました。そこが嬉しいのです。
1楽章はスピード感がいいですね。スカッとして気持ちいいんです。
2楽章は速めのテンポで爽やかに歌っています。
4楽章はスピード感に適度な迫力とスケール感がよかったんです。

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2009年2月24日火曜日

メンデルスゾーン/交響曲第1番

初めて聞くメンデルスゾーンの交響曲第1番ハ短調 0p11

冒頭からメンデルスゾーンの音の世界がありました。
わずかしら知らないオーケストラ曲から作られたメンデルスゾーンのイメージ。あくまで漠然としてものですが、僕の中にあったメンデルスゾーンの音の世界と同じものがありました。15歳にしてその個性がしっかりしていたことになると思います。

心地よさと少しばかりの甘酸っぱさを感じながら聞きました。
いい曲ですね。時折とり出しては聞きたいと思う作品です。

曲のデータです。
第1楽章 アレグロ・ディ・モルト
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 メヌエット、アレグロ・モルト
第4楽章 アレグロ・コン・フォーコ

交響曲の系譜としてハイドン、モーツァルト、シューベルトの5番くらいまでの作品の次に来るような・・・、と勝手な印象を持ちました。

演奏は、アバド指揮のロンドン交響楽団でした。

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2009年2月23日月曜日

メンデルスゾーン

昨日は日曜練習でした。
久しぶりの長時間練習は疲れます。さすがに今朝は起きるのが辛かった。

回数を重ねると慣れてきますが、まあボチボチといったところでしょうか。

さて、我が吹奏楽団のTさんの好意で、メンデルスゾーンの交響曲全集(アバド/ロンドン響)や弦楽のための交響曲数曲その他を聞くことができます。今週はこれがメインディッシュになる予定です。

楽しみです。

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2009年2月21日土曜日

日曜練習

我が吹奏楽団は、ジューンコンサートに向けて日曜練習をします。
明日が今年初めての日曜練習です。2月に1回、3月に1回、4月以降は回数が増えます。
時間帯は午後1時から10時まで、夕食休憩と細かな休憩をとりますが、結構ハードな練習になります。
明日は新曲3つと、3月8日(日)Wで演奏する曲の練習です。

今日は仕事以外の時間は、スコアの読み込みと確定申告の準備で休む間もありません。
でも、明日練習があるのが嬉しくてワクワクしています。

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2009年2月20日金曜日

ああ、武満

13年前の今日、武満徹が逝ってしまった。

2月12日に司馬遼太郎が亡くなり、落ち込んでいたところに武満の訃報が翌日の紙面にのった。

巨星あいついで墜つ。

僕にとってはそんな感じだった。


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2009年2月19日木曜日

モーツァルト/ピアノ協奏曲第20,27番

作曲家ブリテンは指揮もする。

僕が持っている唯一のCDが、モーツァルト/ピアノ協奏曲第20,27番でイギリス室内管を指揮したもの。ピアノはカーゾン。

作曲家で指揮者としても成功した人は、ブーレーズ、バーンスタインと2人の名が浮かび、クーベリックも作曲していたよな・・・と記憶をたどる。ブリテンも指揮活動をしていたが、どれくらいの頻度で、またウエートの占め方していたか知らない。指揮者としての実力もたった1枚からは推し量ることはできない。

20番のコンチェルトでは、主役はカーゾンだという印象を受ける。ガラスのような音だ。キラキラとしている。なにかこわれやすそうな、はかなさを感じさせるところがある。美しいメロディを弾くところに心の痛みを感じさせるところがあったりする。
このCDを初めて聞いた時、ブリテンはいいモーツァルトをするんだという感想を持ったが、それは今も変わらない。

27番では1楽章冒頭のヴァイオリンのメロディの歌わせ方がいい。これは1,2楽章を通して言えること。全楽章にわたって、ピアノやそれぞれの楽器の表情もいい。
ここでの主役は両方、魅力的な演奏で、僕に27番がすごくいい曲なんだと再認識させた。

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2009年2月17日火曜日

ラトルか、迷うな。

ラトルのストラヴィンスキーっていいの?

ラトルのブリテンはどうなの?

ラトルは僕にとって未知の指揮者。ほとんど聞いたことがない。
マーラーの5番をDVDで見たが、いつもの癖で音楽そっちのけで、彼の指揮っぷりをじっと見ていた。だからどんな音楽づくりをするのか印象に残っていない。メシアンの「彼方の閃光」は比較対象するものがないからダメだ。有名曲を違う作曲家で2,3曲聞けばなんとなくわかるが、それができていない。

ラトルはどんな特徴をもった指揮者何だろう?


今何を迷っているかというと、itune と HMV双方ででダウンロードできるセットものが2つある。いずれも同額だ。
・ ストラヴィンスキーがCD4枚組のものが1800円
・ ブリテンのCD5枚組のものが2400円
   (オーケストラはほとんどバーミンガム市交響楽団)

ストラヴィンスキーをラトルはどんな演奏するのだろうかという興味と、聞いたことのない小品があって、それにコレクター的関心がある。
(itune で購入したバーンスタインのストラヴィンスキーはよかった!ラトルもそうであると嬉しいのだが)

ブリテンは「青少年のための管弦楽入門」を中学校の時聞いたぐらいで、他の曲は全く知らない。未知の作曲家への興味がある。

興味があるのになぜかしら躊躇するものがある。
ラトルの作り出す音楽と僕との相性が未知数なことが一つ。
あとは価格。HMVのダウンロード価格の設定にはなんも言うことはない。itune には、これまでの激安セットものなら1500円なのに、なぜこの価格なのかという不満がある。いつも買っているものが値上げされたような釈然としない思いがある。とはいっても1枚当たり450円と480円なんだから、安いのは安いのだが・・・。
安物買いに慣れた自分の心の狭さを笑うべきなのかもしれない。

躊躇の理由で考えられるのはそんなところだ。

皆さんは、どう思われますか。

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2009年2月15日日曜日

ちょっと(2)

ちょっと胃腸風邪をひいてダウンしていました。
吹奏楽団の練習も休んでしまいました。病気が理由で休んだのはたぶん初めてです。いい気持ちがしませんね。

昨日はバレンタインデーですが、家族からチョコレートをもらいましたが、大好きなチョコを未だに食べようとする気が起きません(苦笑)

さて2月後半は忙しくなります。ブログの更新もままならなくなります。通常業務に確定申告作業その他がプラスされるからです。
今は簿記の知識がなくても会計ソフトがあるから、決められたとことへ間違いなく数値等を入力すればいいだけです。今まで入力作業をさぼっていて、そのつけが回っています。入力終了後は細かなチェックをしなければなりません。税務関係の作業以外も大変な作業が待っています。
目が疲れ、肩がこり、神経をすり減らす時期です。

というわけで、ブログ更新ペースはかなり落ちます。だけど音楽は聞きますよ。聞きながら数値等の入力作業です。こんな時は編成の小さい曲をよく聞きますね。たとえばバッハの平均率、無伴奏チェロやヴァイオリン、それに今回からリュート作品も加わります。モーツァルトやフォーレの室内楽も作品も聞きます。
まあ、何を聞くかはその時の気分ですが、今回は未聴CDの消化もできればうれしいかな、と思っています。

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2009年2月12日木曜日

菜の花忌

あれから13年になる。

司馬遼太郎が亡くなったのが1996年2月12日。

どういう経緯で呼ばれるようになったか忘れたが、司馬遼太郎の命日を菜の花忌と呼んでいる。

2009年2月10日火曜日

はっさく

数日前、初ものの「はっさく」を食べました。
みかんはあまり食べませんが、はっさくは好きでよく食べます。
はっさく特有の酸味がいいんですね。しばらく食の楽しみが増えます。


昨夜TVでやっていた内容で、音よる発電、振動による発電というのがありました。
騒音が電気にかわったり、道路に特殊なパネル(みたいなもの?)を埋め込むと、そこを通る人が踏みつけていくことにより発電される。車道なら車が通るたびに発電されるという仕組みです。都会の道路に敷き詰められるとかなりの発電量になるようです。

これは素晴らしい!

まず、それを発想したことが素晴らしい。実用化されたらいろんな面でメリットがあると予想されるから、これは凄いを唸ってしまった。

2009年2月9日月曜日

モーツァルト/交響曲第39番

カラヤンの遺した膨大な録音のうち、ライブがCDとして発売されたものはごくわずかではないだろうか。1985年と1988年のライブをここ1週間聞いてきたが、これ以前にライブ録音といえばバイロイトライブ(があったはず・・・、曲名未詳)とマーラーの9番くらいしか知らない。どちらも聞いたことがないが・・・

カラヤンの録音は、ホール等で何回かテイクをとっておいて編集し、完璧なものをLP又はCDにして市場に出すというイメージがある。だから今回の85,88年のライブはどんな演奏になるのだろうかと興味津々だった。

いくつか取り上げたい曲があるが、今日はまずモーツァルト/交響曲第39番について書く。

指揮:カラヤン  演奏:ベルリン・フィル
1988年5月5日サントリーホールでのライブ録音

1988年といばカラヤン最晩年である。この39番を一通り聞いて驚いたことはテンポのこと。
ベームを代表として晩年テンポが遅くなっていく指揮者がいるが、ここでのカラヤンは遅くなることは全くない、颯爽としたテンポで気持ちの良い速さなのだ。
オーケストラの響きはモーツァルトにしては重量感がありすぎという人もいるだろうが、僕は気にならなかった。カラヤンのモーツァルトはこんなものと思っているから違和感はない。

1楽章は主部のテンポとスピード感がいい。勢いのよさはライブならではかもしれない。

2楽章はヴァイオリンのレガートがいっぱい聞かせた歌いっぷり、カラヤン・レガートと勝手に命名しておきましょう。いやはやカラヤン・レガートの炸裂(?) これはこれで気持ちいいもの。

3楽章、ゴージャスな舞踏会というイメージだ。中間部のクラリネットのメロディが大好き。このときは誰が吹いているのだろう?いい音だ。

4楽章、全曲の最後を飾るにふさわしい盛り上がりがある。

素朴な感想だが、カラヤンのライブは結構いいものだ。

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2009年2月8日日曜日

見たくないものは・・・

今日の読売新聞の書評欄で、半藤一利著「幕末史」に対して磯田道史氏が書いた文に

「例えばペリー来航やソ連参戦には事前情報があった。しかし、日本人には、たしかな情報があっても、起きたら困ることは起きないことにする病弊があって失敗した。半藤節はこんなふうに警鐘を鳴らす」

とありました。カエサルが語った『見たいと欲することしか見ていない』の逆だなと思いました。
「見たくないものは見ようとしない。」又は「見えない」ということになるのでしょうか。

それから歴史好きと大きな顔をすることがありますが、幕末や近現代史には疎く、ペリー来航やソ連参戦には事前情報があったことは知りませんでした。 ペリー来航での江戸幕府のうろたえぶりをみると、危機管理能力が相当落ちていると思いました。


話変わって、今夜BSで「カルメン」が放映されますね。録画する予定です。

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2009年2月7日土曜日

楽譜整理

今日、楽譜整理をお手伝いいただいた団員の皆様、ありがとうございます。

たまりにたまった未整理楽譜がすっきりときれいになりました。

お礼申し上げます。

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2009年2月6日金曜日

カエサルの2つのことば

人間ならば誰にでも、すべてが見えるわけではない。

多くの人は、自分が見たいと欲することしか見ていない


どれほど悪い結果に終わったことでも、それがはじめ

られた そもそもの動機は善意によるものであった


この2つは、ユリウス・カエサルが語ったことばです。

塩野七生さんの大作『ローマ人の物語』は全15巻からなっています。ようやく第4巻、第5巻の「ユリウス・カエサル」をようやく読み終えましたが、ここでカエサルのことばであると紹介されるまで、塩野さんの基本的な考え方であると思い込んでいました。

それほどまでによく引用されることばです。 僕が今まで読んだ5巻の支柱になっているのではないかと思えるほどで、要所要所に引用されています。

2009年2月5日木曜日

映画「ラ・ボエーム」

吹奏楽出版社のブログを見て、映画「ラ・ボエーム」があることを知りました。

公式サイトは
http://laboheme.eiga.com/  です。

僕の住む片田舎では、近くに映画館がありません。時間をかけて街まで行ってみるという気にもなれず、レンタル屋さんでDVDが出るのを待つだけです。

数年前「オペラ座の怪人」の映画が封切りされたが、ミュージカルと全く同じ音楽だった。原作を読まず、ミュージカルもセリフのチェックそしていなかったので、話の筋や細かいところがよくわかってよかった。

映画「ラ・ボエーム」でも、そんなズボラができるのかな・・・

対訳をにらめっこしながらオペラを聞くのが正当な聞き方なんだろうけど、根気がもたないのと、途中見失ってしまいわけわからなくなるので 、対訳を見ずに音楽のみを聞いています(苦笑)

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2009年2月4日水曜日

ラ・ボエーム第3,4幕

前回第1,2幕の記事を書いた後、数回第3,4幕を聞いた。1週間ほどブランクをおいてまた聞いている。

いやあ、何回聞いてもいい!
音の流れ、醸し出す雰囲気、3~4幕すべてがいい。そしてラストいつもジーンとくる。

ブルックナーやワーグナーで、ずっと浸っていたいと思うことがあるが、「ラ・ボエーム」も浸っていたいと思う。
前者の浸りたい感覚と後者のそれは同じではない。僕の感覚の中では別次元というか別領域のような気がする。脳の血流を調べる装置で測定すれば何かわかるかもしれないが、それがわかってどうなるものでもない。

ただこのオペラは、今のところグッと入りこませてくれる数少ないものの一つ。大切な宝物のような1枚だ。
しばらくしまっておきましょう、次聞くときを楽しみに。

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2009年2月3日火曜日

酒井さん

酒井格さんは、1970年生まれの吹奏楽作曲家。日本を代表する作曲家の一人です。

僕は酒井さんの曲が大好きです。
昨年のジューンコンサートで念願かなって、処女作であり代表作の一つである「たなばた」を演奏しましたが、その酒井さん関連のニュースがあります。

高校野球、今年春の選抜大会で開会式に入場行進に使われる曲は、GReeeeNの「キセキ」だそうですが、その編曲を酒井さんが担当されるそうです。

僕は高校野球にはあんまり興味はなく、開会式も○○年見ていません。でも今年はこの曲を(いや、編曲そのものを)聞かないといけないですね(笑)

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2009年2月2日月曜日

ジュピター

「ジュピター」は、原義がローマ神話にに登場する気象現象を司る神『ユピテル』の英語名。

今、塩野七生「ユリウス・カエサル」を読んでいるが、『ユピテル』の名前が時々顔を出す。ここから名前をとったんだなと妙に親近感をおぼえる。

今日取り上げる曲は、モーツァルト/交響曲第41番。「ジュピター」のニックネームで呼ばれるこの曲を

指揮 : ラファエル・クーベリック 演奏 : ウィーン・フィル で聞く。

1971年8月13日ザルツブルク祝祭大劇場でのライブ録音。ザルツブルク音楽祭の演奏会の一つだったようだ。始めに演奏されたのが「ジュピター」で、次が「英雄」だ。

クーベリックは僕の大好きな指揮者。
あなたの好きな指揮者5人あげなさいと言われたら、迷うことなくクーベリックの名を出すほど好きである。しかし彼が指揮したCDをあまり持っていないのが悲しいところ。

わずかな所有CD及びLPにモーツァルトの後期6大交響曲(オーケストラはバイエルン放送響)がある。LPで3枚すべて買ったが、CDは40番41番の1枚を買いそびれてしまった(悲)

クーベリックが指揮した6大交響曲は、一言でいうと「格調高いモーツァルト」。

曲そのものや演奏の特徴を言い表すのに、僕の貧弱なボキャブラリーでは表現しきれず苦しい思いをするのがほとんどだが、クーベリックのそれには迷いも何もない、すんなり出てきた形容詞だった。
そんな格調高いモーツァルトは愛聴盤の一つ。

それがだ。ザルツブルクライブの「ジュピター」は様子が違った。
オーケストラの違い(1楽章冒頭のヴァイオリンの歌わせ方や表情から違う。管楽器特にオーボエやホルンの響きの違いは言うまでもない。)バイエルンはスタジオ録音とこちらはライブ録音。録音時の年齢差などいろいろ考えられる。

格調の高さではバイエルンに軍配が上がるが、熱気とスケール感はザルツブルクライブが優る。特に3、4楽章がすごい。
4楽章なんかはベートーヴェンの交響曲かと思うほどだ。僕の浅薄な知識とイメージではモーツァルトの演奏スタイルとベートーヴェンの演奏スタイルには断絶があるが、この楽章だけはモーツァルトの延長線上にベートーヴェンが見えてくる。そんな印象を与えた演奏だった。

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