2007年12月31日月曜日

おおみそか

今年締めの1曲は、酒井格「おおみそか」 

英語名で“New Year's Eve” 

作曲者のHPによると大阪音楽大学作曲学科三回生の作品。
大学生でよくぞこんな曲が書けるのかと驚くほどの作品である。

ABA’の3部形式。聞いていてはっきりとわかる見通しのよさがある。   
[A]
カッコよく始まる冒頭部分に続き、2つの主題が登場(楽譜を見ていないのではっきりわからないが・・・)
第1主題(と勝手に呼んでおく)は、シンコペーションが特徴的なメロディ。
第2主題はリズミカルなもの。
この2つもメロディを中心に音楽は進んでいく
新年を迎えようとする大みそかの夜の“そわそわ”“うきうき”した気分を表わしていると思う。
個人的なイメージでいうと、何かのイベント会場で新年のカウントダウンを前にして集まった人達の賑やかな様子を表している。

[B]
中間部は穏やかな曲調。「大仏と鹿」「七五三」の中間部と共通する雰囲気を持つ。これは酒井さん独特のもので、ずっと浸っていたくなるほど魅力がある。
ここでは静かに新年を迎えようとする様子を表しているのだろうか。

Bの真ん中あたり、たっぷり歌って盛り上がるところも申し分ない。

[A’]
Aの2つの主題をもとに音楽が進む。 はなやかな雰囲気を持ち、最後はダイナミックに終わる。


僕の大好きな作曲家の作品で今年を締めくくります。
それでは皆様、よい年をお迎えください。

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2007年12月30日日曜日

今年を振り返って

今年も終わろうとしています。1年を振り返って思うままに書きます。

<まずはブログを始めたこと>
7月から初めて約5ヶ月半、まだまだひよこだが、ずっと続けていきたいし、文章力アップと内容を深めていきたい。


<吹奏楽関連で進歩したと思えること>
・バトンテクニックがわずかでも技術向上したと思う。
具体的にいうと、力を抜くことが少しばかりできるようになった。指揮をする時の腕の振りに、余分の力が入っているとよくないので、不必要な力は抜かなければならない。それが少しばかりできるようになった気がする。

・編曲が少し上手くなった。
11月下旬の記事で書いたが、2年前の編曲と今年秋にした編曲と比べて上手くなったと思う。といっても小学1年生レベルが3,4年生レベルになったぐらいかな。

この2つは、あくまで自己満足。

進歩していないのは、僕の音楽性。これが一番の問題だ。


<聞くことに関して>
クラシックを記事にしているブログを見て触発された。
紹介されている曲のCDを持っていれば、引っ張り出してきて聞くことが多くあった。埃をかぶって何年も聞いていないCDが聞けたのは感謝なことだ(笑)
また、CDの購入数が増えてしまった(苦笑)

ブログに書こうと決めた曲は何回も聞いた。
ながらで聞くことがこれまで多かったのですが、耳を傾けて聞く様になった。
初めての曲にチャレンジするようにもなった。プロコフィエフ、シベリウスなど。

<その他>
歴史やスポーツを記事にしようと考えたことは、深く考えるようになった。
歴史関連の本は好きでよく読むが、読書スピードが落ちてしまって、冊数が減った。一方深く読むようになったけど・・・、両立するいい方法はないかなと思ってしまう。

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2007年12月28日金曜日

燃えよ剣(2)

ちょっとご無沙汰していました「燃えよ剣」の感想シリーズ。
今回は『組織』について

「組織」を司馬遼太郎は次のように定義している。
「ある限定された目標をめざしてナイフのようにするどく、機械のように無駄なく構築された人為的協同体である」 (「司馬遼太郎が考えたこと10」P24)

同書に『奇妙さ』という題名の文章によると、
「新選組以前には、日本に組織といえるほどのものはなかった」「新選組は、文化史的にいって、日本の組織の最初ではないか」(同書P24)と漠然と考えていたと。
司馬さんは「組織」について“閑思案”をめぐらし、新選組のあたりをうろうろした。そして新選組を作り、維持したのは誰かということで、土方歳三に行き着いたようである。(ただ、これが「燃えよ剣」の直接の執筆動機ではないと断っている)

さて、僕のイメージの中にある新選組は、「ある限定された目標」の為に設立され、その目標を見事なまでに遂行している。目標とは過激浪士を殺すことである。
「燃えよ剣」では、土方がこの組織をいかに統制し、どう機能させるかに心を砕いている様子が書かれている。幕末動乱期の京の都にあって、周囲の状況が変わっても新選組を強くすることが土方の思考の中心になっている。
この小説に描かれる土方歳三は、周りに左右されず現実をしっかり見つめて、目標にぶれがない。ここが凄いことだと思うし、魅力のひとつだと思う。

また、新選組の「副長」というポストを作って、これを務めている。実質的に新選組を支配しているポストだ。トップになろうとする野心を一切持たず、副長の任務を全うする。
分をわきまえ、自己の能力を最大限に発揮している。ここが見ていてかっこいいのだな。


組織についてもう少しありますが、次回にします。

2007年12月27日木曜日

プロコフィエフ/交響曲第3番

順番に聞くプロコフィエフ交響曲~第2弾~
初めて聞いた交響曲第3番の印象と、何回か聞き込んだ後の感想をあわせて書きます。

[1楽章] 冒頭部分、「ん!2番と同じ感じか!?」と身構える。「もう驚きませんよ。2番を聞いて免疫があるから」と予防線をはる。ところがだんだんデクレッシェンドしていく。なんか違うなと思っていると、弦楽器と木管楽器を中心とした響きに変わる。「ふーん、2番と違うな」と思ったのが第一印象。

曲の構造がわからないが、聞きこんでいくながで、ところどころ感じたことを書くと
・メロディのバックで、ヴァイオリンがハーモニクス(だと思うが)を使い、弱音で細かい動きをしているのが印象的 。
・盛り上がるところは聞いていて熱くなる。(聞く回数を重ねるごとに思わず腕が動いてしまって熱くなってくる。そういう惹きつけてやまないところがある)
・楽章の最後で、PかPP細かい動きが、やや尻切れトンボみたいに終わるのが面白い。そこは1番の3楽章の最後に似ている。

[2楽章] 穏やかに始まる。1楽章が激しい曲調なのでほっとする。そして神秘的な雰囲気を漂わせる部分にいたる。あえて言えば「春の祭典」第2部の始めの部分に似ているところがあるかな・・・

それから、メロディの後ろでいろんな動きをしている。スコアを見ながら聞くと面白いだろうなと思う。これはすべての楽章にあてはまると思う。

[3楽章] なんかグロテスクだな・・・と書きながら、やっぱり違うと思う。うまく表現する言葉が見つからないので、これ以上書けません。

[4楽章] 悲劇的な内容の劇音楽、または映画音楽としてもピッタリはまってしまう、と自信を持って言えるような曲。
激しく突進力があり、生で圧倒的迫力の演奏を聞いたら「ブラボー」と叫びたくなるだろう。

【データ】
交響曲第3番ハ短調作品44
1楽章 モデラート(13:27) 
2楽章 アンダンテ(6:55) 
3楽章 アレグロ・アジタート(8:25)  
4楽章 アンダンテ・モッソ(6:40) 
演奏:小澤征爾/ベルリン・フィル

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2007年12月25日火曜日

クリスマス・オラトリオ

今日はクリスマス。それにちなんで、バッハ作曲「クリスマス・オラトリオ」。

クリスマスはイエス・キリストの誕生日(とされている)。キリスト教にとって喜ばしい日である。
解説がないので詳しいことはわからないが、キリストの誕生を祝っている曲かと思われる。

6部からなっている。
第1部は、喜ばしい気分で始まる。
第2部の1曲目は僕のお気に入りでとても美しい曲。疲れた心を癒すにはこの曲が最適と思わせるほど。
この曲にしろ「G線上のアリア」にしろ、バッハは美しい曲を書く。
オーボエ・ダモーレが使われているが、これが実にいい雰囲気を醸し出し、魅力あふれるものにしている。

全体を聞いていて、バッハの他の作品からの引用が見受けられるのが面白い。

演奏は、カール・リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団その他
これ1枚しか持っていないが、名盤の一つだと思う。

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2007年12月23日日曜日

第九

12月は「第九」のシーズンである。
明日24日、我が地方で初めて市民参加の合唱団(第九を歌うためだけの合唱団)とプロのオーケストラによる、ベートーベン/交響曲第9番「合唱付き」が演奏される。

昔、山本直純が「一万人の第九」とかいう名前で、有志による合唱団とプロのオーケストラで、この曲を演奏したことがあり、話題になったことを覚えている。何年か続けてやったように記憶しているが・・・、はっきりと思い出せない。
その後こういう類いの演奏会が、どういう展開をみせたかは全くわからないが、田舎である我が地方で持たれることに大変な意義を感じる。


僕は生で「第九」を聞いたのは、学生の頃だと思う。
小澤征爾/京都市交響楽団その他の演奏。
今でも記憶に残る素晴らしい演奏だった!

年末は多忙のため、なかなかブログを更新できません。なんとか努力しますが、どうしても不定期になってしまうと思います。

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2007年12月21日金曜日

目で指揮

先週金曜日TVで、エッシェンバッハ/パリ管弦楽団の演奏を放送していた。録画しておいたのもをやっと見ることができたので、遅ればせながら感想を少し。

一番印象に残ったのが「ボレロ」
演奏は勿論素晴らしいが、そのことではない。指揮棒を振らないのである。

「ボレロ」 (この曲ほど不思議な曲はないと思っているが、このことについてはいずれ取り上げるつもり)
曲が独特であるが故、これを指揮するときはいろいろな指揮の仕方があるようだ。
エッシェンバッハは意図して指揮棒を振らなかった。直立不動のままで目だけ動かしていた。
TV画面がほとんど奏者を映していて、指揮者の動きをほとんど捉えていないので細かいところはわからないが、指揮者がわずかに動くところだけを映していた。
その動きもほとんど目とその周辺だけが動く感じで、顔の表情や首の動きはほとんどなかった。

そして指揮棒を振ったのは、唯一転調するところから最後までの14小節のみ。

この曲は、最初から最後まで小太鼓がボレロのリズムを刻むからできることだと思う。
もし僕が同じようにやれと言われたら、どうなるだろう。
99%無理だと思う。理由は2つ、
・音楽に合わせて自然と腕と体が動いてしまう
・指揮台に立って、腕や体を動かさずに直立不動でいるのは、かなり緊張を強いられると思う。この緊張に耐えきれないんじゃないだろうか。

一方、奏者の方はどのように感じているのだろう。

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2007年12月20日木曜日

岡田JAPAN

「○○の星のもとに生まれる」とは、言い古された言葉だが、サッカー日本代表監督に就任した岡田監督にはそう言わずにはおれないものがある。

2度目の監督就任であるが、どちらもピンチヒッターとしての登板である。
1度目は9年前(?)は、アジア最終予選のまっただ中、加茂監督(当時)が更迭され、コーチから昇格。見事アジア予選を突破した。そして初出場となったワールドカップを戦った。
今回はオシム監督が脳梗塞で倒れた後の後任としてである。アジア第3次予選は2月から始まるのである。
どちらも最初からの監督就任ではない、途中からの、しかも準備期間のほとんどないところで、結果を出さなければならない大変な仕事だ。まさに「火中のクリを拾う」ような役目だ。

日本代表監督をやってみたい人はいくらでもいるだろうが、それらを差し置いて2度も務めることになる。しかもピンチヒッターとして。
そういう星のもとに生まれた、と言わずして何というのだろう。

今回は2度目、前回の経験がある。貴重な財産だ。経験のことを言えば日本人の中では突出している。今後に期待したい。

2007年12月19日水曜日

浦和レッズ3位

浦和レッズのクラブW杯3位は文句のない素晴らしい成績だ。
アジアの戦いを制し、アジア王者になったこと。ACミランに対しいい戦いをしたこと。そしてアフリカ王者に勝ったこと。
クラブW杯はヨーロッパ王者か南米王者が1位か2位になり、アフリカ王者が3位というこれまでの指定席を奪ったことの意義は大きい。
浦和がJリーグチャンピオンだけではなく、アジアや世界に対してしっかりとしたヴィジョンを持っていたのが要因の一つだと思う。
Jリーグの他のチームもこれに刺激されるのではないかと思う。狭い日本の中だけではなく、アジア基準、世界基準を目指してレベルアップしてほしいものだ。

ところで3位にはなったけど、世界のクラブチームの中で、浦和はどれくらいの強さだろう。
FIFAランキングは国の順位はあるが、クラブチームの順位はないと思う。
もしつけるとしたらどうなるか。

僕の独断と偏見で50位とした。

アジアで1位でも、ヨーロッパや南米に強いチームはいくらでもある。アフリカや北米中米にも強いチームはあるはずだ。
さて、読者の皆さんがつける順位はいかに。

2007年12月18日火曜日

エキシビション(GPファイナル)

番組の後半から見た中から

ダブルスかアイスダンスかどちらかわからないけど
男女2人になると、そこで表現されるドラマ(愛をテーマにしたものと受け取ったが)は、完全なストーリーとなっていて、見ているものに届くと思った。


男子1位のステファン・ランビエル
映画「ロミオとジュリエット」を音楽に使っていた。
あの映画懐かしいな!
オリビア・ハッセーはきれいだった!。
この曲は高校生の時、吹奏楽部の練習でやった。懐かしい。
と音楽を聞いて思った。
演技は1輪の花をジュリエットに見立てて、ロミオを演じる滑りをしていた。
切なさを感じさせ、きゅっと胸に迫るものがあった。

浅田真央
今年のテーマが「大人の滑り」だったかな? (すごく曖昧な記憶)
そういえば、しなやかな動きは大人を感じさせてきたなと思った。

キム・ヨナ
ハイティーンの女の子の生き生きとした感じや茶目っ気のあるところが表現されていたと思う。
見ていて楽しかった。

2007年12月17日月曜日

ネルロ・サンティ

昨夜のN響アワー

ネルロ・サンティは暗譜でリハーサルをしていた。
本番を暗譜で指揮するのは見慣れた光景なのでなんとも思わないが、暗譜でリハーサルをするのははびっくりしてしまった。
完璧にスコアを把握している人でも練習にはスコアを置いている。小澤さんはそうしている。カラヤンもそうだったと思う。

リハーサルを暗譜でできるのは、どの楽章の何小節目に、どのパートがどんな音を出すかが、すべてわかっているわけだ。

凄いものだ!その記憶力を少しでもいいから、僕に分けてくれ!

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GPファイナル

高橋大輔は僅差で2位。
フィギュアは好きでよく見るが、技術的なことはさっぱりわからない。「細かいミスが多かった」と語った高橋だが、こちらはそうなのかと思って聞く。

浅田真央は素晴らしい演技をするも2位。新聞でしか知らないがSPが最下位だった。そこからの2位浮上は見事。
解説は荒川静香で、ジャンプの時の飛び出しや着地の細かいミスを指摘していた。審判はそういう細かい見ているのだろう。

技術面のことを少し書いたが、もう一つ思ったのは、メンタル面の重要さだ。
こちらが想像できないくらい、選手は緊張しているのだろう。
その点、緊張から解放された「エキシビション」、十分にフィギュアの素晴らしさを表現してくれるだろう。今夜7時から放映される。途中からしか見られないが、楽しみにしている。

追伸
ジャンは14歳、20歳前後の選手の間にあって、年齢の差からくるなんともいえぬ違和感があった。(少し別世界に来たように感じだ。すごく個人的な主観)
でもスピンはきれいで光るものがあった。ジャンプは滞空時間が短いが、そのぶん小気味よさを感じた。

2007年12月15日土曜日

雪おこし

今日、雪おこしがありました。
近くに落雷しました。あの音と地響きはなんともいえません。

いよいよ冬到来です。

寒いのは苦手です。

2007年12月14日金曜日

フランコ・チェザリーニ


12月10日のところで書いたが我が吹奏楽団に入って5年、いまだに吹奏楽の作曲家を知らなさすぎることを感じている。
高校の頃は、ほとんど知識はゼロだった。5年前の入団当時はアルフレッド・リードとあとわずかしか知らなかった。20年近くのブランクはあまりにも大きい。以来少しずつ開拓しているところである。書籍は楽譜カタログなどで名前だけは知るようになったが、曲は聞いたことがないのがいっぱいある。

この秋、初めて聞いたのがフランコ・チェザリーニ。聞いたアルバムは「青い水平線」(Blue Horizons)。
簡単な感想を書きます。
1.セリシオ ・・・ん?コンクール課題曲?と思わせる曲の雰囲気。だけど断然こっちの方が楽しい!

2.ギリシア民謡組曲 ・・・ギリシア民謡を使ったものか、民謡風にその特徴を出して作ったものかわからないが、楽しい曲だ。こういう○○民謡組曲には弱いのだ。ぐぐぐっときてしまった。

3.ソレンニタス ・・・技法的に凝っている感じがする。副題が「スイス民謡によるバリエーションとフーガ」とあるように、テーマとなっているメロディを手を変え品を変え、いろいろと変化していく。音楽の料理の仕方がおもしろい、そして最後の盛り上がりがいい。

4.トム・ソーヤ組曲 ・・・この曲には、一発でまいってしまった。再来年以降の6月にある演奏会の候補曲にしようと思ったぐらいだ。5曲からなる組曲でそれぞれが特徴のあって、全体のまとまりもよい。なんとなく古きよきアメリカという雰囲気を感じさせ、トム・ソーヤやハックルベリー・フィンなどの登場人物が生き生きと活動している情景が目に浮かびそうな曲だ。

5.青い水平線 ・・・海の中の神秘を感じさせる1曲目、とても美しい。
2曲目はタイトルの中に「クラーケン」の文字があるが、「パイレーツ・オブ・カリビアン」第2作目にでてきた、あのクラーケンのことだろうか?戦闘的でドラマチックな曲だ。
3曲目は、ゆったりと抒情的なメロディを大きく包み込んでくれる。クジラの声を真似た効果音がたまらなくいい。
マーラーの交響曲第2番「復活」の終楽章のもりり上がりや、「大地の歌」の曲の最終部分の雰囲気によく似ている。

「ああ、いい音楽聞いたな」が一番の感想。


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2007年12月13日木曜日

クラブW杯

サッカー・クラブ・ワールドカップがいよいよ佳境になってきた。
昨夜はボカ・ジュニアーズが順当に決勝進出を決めた。
今夜はアジア王者の浦和レッズとヨーロッパ王者のACミランが対戦する。
実力差はあるが、どれくらいの差かわからない。いい戦いをして、願わくば勝利が与えられますように。

先ほどいろいろとHPを見ていたが、そこに中村俊輔が浦和が勝つ可能性があると話した記事があった。さてどうなるか。


TVで「新撰組!! 土方歳三最期の一日」があるが、見ることができない。残念。

2007年12月11日火曜日

プロコフィエフ/交響曲第2番

プロコフィエフ交響曲シリーズ第1弾。
以前第1番を取り上げたから第2弾としてもよいが、続き物の始めということで第1弾とする。

交響曲第2番
ニ短調の曲、作品番号は40。この前後にどんな曲を作っていたのか、作曲家がどんな生活をしていたのかわからない。あえて調べないのは前回書いた通り。

さてどんな音楽なんだろうと楽しみにして、CDの再生ボタンを押す。

冒頭の音を聞いて、目の玉が跳び出そうなほど驚く!

1番と全然違うじゃないか!

1番は「古典交響曲」という名の通り、ハイドン風のいかにも古典派という雰囲気を持った曲。
ところが2番は同じ作曲家の作品かと思うほど違う。あまりのギャップについていけない。

すぐ頭に浮かんだ言葉は“ラディカル”

どう表現したらいいんだろう・・・、不協和音炸裂でもないし、不協和音オンパレードでもない。
“不協和音鳴りやまず”がまだ近い表現かな・・・
ほとんどがフォルテかフォルティッシモという印象で、聞いていて心休まることがない。

プロコフィエフはここで何が表現したいのだろう?
「荒れ狂うもの」か「荒ぶるもの」なのだろうか? それとも狂乱か?
12分間唖然として聞いていた。


2楽章は変奏曲(主題と6個の変奏による)。
主題は穏やかなメロディだが、伴奏部分がなにやらうごめいている。
各変奏では、いろんな性格をもった音楽に姿を変えるが、プロコフィエフの才能を感じた。
最後は主題が戻ってきて穏やかに終わる。

対照的な性格を持つ2つの楽章からなる曲、感想を一言では表せない。僕の中でまとまらないのもあるが、無理にまとめてしまうと、変な固定観念になってしまいそうな不安がある。あえてそのままにしておこうと思う。

楽器編成でいえば、ピアノがオーケストラの1パートとして入っているのが、軽い驚きである。 (そういえば、近現代の曲にそんなのがあったなと思い出した)

演奏は小澤/ベルリン・フィル
このCDしか持っていないので、残念ながら演奏比較できません。

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プロコフィエフ開拓

プロコフィエフ(1891~1953)は、以前から関心があったが、僕にとってほとんど未開拓の作曲家。
これまで聞いたことがあるのが、
・ 交響曲第1番 ・・・以前ブログで取り上げたが、お気に入りの曲でよく聞く。
・ 交響曲第5番 ・・・10年か20年か前にFMで聞いたことがあるだけ。
・ 交響曲第6番 ・・・友人にCDを借りて聞いたことがあるが、たぶん1回しか聞いていない。
・ 交響曲第7番 ・・・ (同上)
・ ピアノ協奏曲第3番 ・・・友人に借りていて、今我が家にある。早く返さなければならない。
・ ピーターと狼 ・・・ たぶん高校生の頃聞いた。
・ のだめカンタービレで流れたロミオとジュリエットの一部分

たったこれだけである。何度も聞くのは交響曲第1番だけ。
プロコフィエフで最初に聞いたのは「ピーターと狼」。物語に合わせた楽しい曲だったと覚えているが、この作曲家の第一印象を決定的によくした作品だ。
次に聞いたのは「交響曲第1番」か「第5番」。5番はほとんど覚えていない。1番はとても聞きやすくて楽しい曲。
つまり、プロコフィエフに対する好感度は、ピーターと1番のおかげといえる。

そこで今秋、意を決して「交響曲全集」を買うことにした。HMVの輸入盤25パーセントオフがそれを後押しした。演奏は迷いに迷って、小澤征爾/ベルリン・フィルにした。

先月CDが届いて聞き始めた。聞き方は、
1番から順に聞く。
一切の予備知識や先入観なしに聞く。
流れてくる音にじっと耳を傾ける。(仕事しながらやパソコンをしながらもあるが・・・)

何回か聞いて受けた印象をブログにアップしていく予定です。

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2007年12月10日月曜日

土方(写真)

この白黒の方が、イイ男に見えますね。

「微笑すれば凄味がある」と言われた土方歳三です。

ちょっと微笑されてみたいですね(笑)

ふたつの「5」について

・ ブログを始めて5ヶ月

何とか続いている。年末の超多忙期は毎日更新は難しいかもしれないが、なんとか頑張ろうと思っている。半年継続を目ざす。


・ 我が吹奏楽団に入団して5年

5年前の定演の後、11月下旬だったと思う。母校吹奏楽部の大先輩のSさん(我が吹奏楽団の設立からのメンバーである)から電話があり、「指揮者をしてもらえんだろうか」と。
高校卒業後、吹奏楽の現場から離れていたので、悩んだが引き受けることにした。
初練習は11月末か12月の始め。それから5年になる。

長い5年だ。

2007年12月9日日曜日

燃えよ剣

「燃えよ剣」読後感想(1)

まずは極めて主観的な感想から。
上巻を読んでいて、「司馬遼太郎は土方歳三という人物が好きなのだろうか」という疑念が、常に頭の中にあった。
小説は「男の魅力を書く」としている司馬遼太郎のイメージが強くあって、魅力ある人物=作者が好きな人間という図式を、僕が勝手に作り上げているのかもしれない。

ただ何度も繰り返される「無愛想」 という言葉に、司馬さんは土方が好きではないと思ってしまったのだろう。
小説はある人物が好きだから書き、嫌いだから書かないという単純なものではないと思う。いろいろな人物を描きたいから書くのだろう。小悪魔から巨悪まで書きたくて書くこともあろう。それが好きだろうとそうでなかろうと。

司馬さんの好き嫌いはわからないが、「司馬遼太郎は」という仮面をつけて、僕の好みを無意識的に言っているのかもしれない。

ところが下巻になると印象が変わってくる。
「奇妙な」という表現を使っているところがあるが、土方へ情が移っているような感じがする。
そして五稜郭を官軍(明治政府側)が攻めるあたりになると、「哀切」の情がものすごく迫ってきた。
体の奥底からぐぐっとこみあげるのもがあった。

以上が主観的な感情をまとめました。次回は「組織」について

土方歳三

これは土方歳三の写真である。
司馬遼太郎「燃えよ剣」の主人公だ。
この写真は何度も見たことがあるが、つい最近まで名前と顔が一致しなかった。
なかなかのハンサムだと思う。今でいうイケメンか。
ようやく「燃えよ剣」を読み終えることができた。
そこで書いてあったことだが、この写真は新撰組の頃の写真ではない。
大政奉還後、五稜郭(北海道函館市)での戦いの前の写真である。

2007年12月8日土曜日

第2ヴァイオリン

11月25日のN響アワーは「第2ヴァイオリン」の特集。 (2週間も前だが・・・)
第2ヴァイオリンがいかに重要かということがテーマで、ただ言葉で説明するだけではなく、実演によって示していた。

曲はモーツァルトのディベルティメントK136の一部。演奏は弦楽四重奏(第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)。
同じ部分を解説を交えて3通りの演奏をする。つまり第2ヴァイオリンの弾き方のみを変え(本来の弾き方と、別の弾き方が2通り)、他の3人は常に同じ弾き方をするやり方。

わかったことは第2ヴァイオリンの弾き方で音楽が変わること。
<1楽章の出だしで>
第2ヴァイオリン元気よく音を出し過ぎると → 主旋律の伸びやかさをこわす
おとなしくすると → 全体として生き生きとした感じが出ない

<細かく動いて彩りを加える部分で>
音を大きくして出しゃばりと → 品の良さがなくなる
逆に音量を抑えてしまうと → 単調な感じになってつまらなくなる

数週間前に見たブログ(どのブログが忘れてしまった…)にも、ベート-ベンは内声が大事というないようのことが書いてあった。内声は弦楽器でいえば、第2ヴァイオリンやヴィオラになる。そこのパートがいかに演奏するかで、音楽の表情が変わってくるという内容だった。
こういったことは知識としてあっても、実演で示されると説得力が違う。目の開かれる思いがした。

中音域は大事という意識はあったが、もっと意識しなければならないことを教えてくれた番組だった。 

吹奏楽でいうと、木管ならクラリネット2nd、3rd、アルト・クラリネット、アルト・サックス、テナーサックス。金管ならホルン、トロンボーン、ユーフォニュウムあたりになるだろう。 
僕は、中音という言い方をしている。(高音域、中音域、低音域のうちの中音域のこと、またその音域を担当する楽器群のこと。)
ここをどうすか。僕にかされた課題である。
まずは、スコアの睨めっこから。


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2007年12月6日木曜日

歌う

遠藤浩一「小澤征爾」より
「<歌う>というのは、楽曲に奏者なりの解釈をほどこし、演奏に表情をつけること」(p30)

表情をつけることが大事だが、気をつけなければならないのは、独りよがりだったり、自己陶酔になったりしないこと。
オーケストラや吹奏楽の場合は、奏者が歌うことを意識しないといけないが、歌い方は十人十色なので、指揮者が歌い方の方向性を示したり、統一させていかなければならないと思う。

「オーケストラの場合は指揮者の<歌>に左右される」(P39)

あるオーケストラの例をあげて[
「自らの<歌>をしっかりと持った指揮者が振るときは、素晴らしい音楽を奏でるが、そうでもない指揮者が指揮台に立つとこれが同じオーケストラかと首を捻るくらい凡庸な演奏しか出てこない。

指揮者によって、<歌>が聞こえてくるとき、聞こえてこないときがある。」

指揮者の責任はとてつもなく重い。

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2007年12月5日水曜日

歌って!

オシム監督はようやく意識が戻ったようである。

オシム語録からひとつ
  「レーニンは『勉強して、勉強して、勉強しろ』と言った。
   私は『走って、走って、走れ』と言っている」

これをもじって
  「オシムは『走って、走って、走れ』と言った
   僕は『歌って、歌って、歌おう』と言う」


オシム監督が「走れ」と言っているが、むやみやたらと走れと言っているはけではない。“考えて”走るのである。「走る」という言葉にいっぱいの意味を込められいる。(これについてはオシムに関する本を読んでください)

同じように「歌う」ことにも、いっぱい意味が込められると思う。
今のところ考えていることは以下のことだ。

・ 主旋律や対旋律などのメロディ部分を、表情豊かに演奏すること

・ 伴奏部分の表現力が曲に深みをあたえるので、ここだけでもひとつの音楽になるくらい豊かな雰囲気を作ること

・ 無造作に音を出さない。
小学校校歌などを編曲していて思うのが、どのパートのどの音にも作曲者や編曲者の意志がある。ここではこういう音という明確なイメージがあるはずだ。これをできうる限り表現すること。

・ 何よりも心をこめること。


とりあえず考えていることを列挙しました。これ以外に思うことがあれば後日追加します。


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2007年12月4日火曜日

北京へ

星野ジャパン、やってくれましたね!

昨夜TVをつけたのが6回裏、ちょうど逆転ホームランを打たれたイニングでした。
もう半分負けたような気分・・・、ところが7回表の大逆転。ほっとしました。
なんといっても大村の同点スクイズでしょう。その後の連打も見事でした。


スモールベースボール、正確な定義を知らずになんとなく使いますが、これが日本人の特性にあっていると思う。ここに徹したのが今回の勝因の一つではないかと思います。

しばらくおまつり騒ぎが続くかもしれないが、マスコミその他には、星野さんや選手たちをあまり引っ張り出さずに、ゆっくりオフをすごせるように配慮してほしいな。

2007年12月3日月曜日

堪能

昨日(12/2)の夜のTVは堪能しました。

<野球>
韓国戦、こんなにドキドキしながら野球の試合を見るのは久しぶりだった。
いやー、勝ててよかった。今日も勝って、北京行きを決めてもらおう。

<フィギュア>
以前も書いたが、エキシビションがいい!
武田奈也は初めて見たが、はちきれんばかりの笑顔が魅力、見る者をハッピーな気分にしてくれる演技が素晴らしい。高橋大輔の転倒はちょっとしたご愛嬌。
ペアとアイスダンスが何といっても最高。シングルより表現される内容が2倍、3倍も増し、「美しさ」「優雅さ」もいろんな形で表わされ、バリエーションが多い。満喫させてもらった。

<N響アワー>
ネヴィル・マリナーを映像で見るのは初めて。とても83歳には見えない。アンドレ・プレヴィン(78歳?)の外見と比べて、なんと若々しいことか。
曲は「ブラームス/交響曲第4番」
野球が気になっていたので、ちょっとだけ見てチャンネルを変えようと思っていたが、演奏の素晴らしさに最後まで聞いてしまった。(失礼な言い方ですね)
弦がしっとりしているが印象的で、久しぶりに聞くけど「本当にいい曲だな」と、しみじみ感じさせてくれる演奏だった。


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長持ち

さてこの花はなんでしょう?
11月18日にK小学校で演奏した時にいただいた花です。
丈夫で長持ちです。まだきれいに咲いていますよ。
毎日少し眺めて愛でています。

2007年12月2日日曜日

スポーツあれこれ

書ききれないほどあるスポーツネタから。

「鹿島優勝」
2,3週間前に予想できなかった、サッカーJ1の「鹿島アントラーズの逆転優勝」
浦和レッズは、アジア王者になってから、モチベーションが下がったのだろうか?
過密日程で疲労のピークを超え、本来の力を出し切れなかったのか?
水曜日の天皇杯でJ2のチーム相手にまさかの敗戦、下降気味だったムードがさらに悪くなり、そのまま引きずってしまったのか?

それにしても鹿島はどうしたのだ!
小笠原の復帰は大きいと思うが、そればかりではないだろう。
ガンバ大阪や浦和レッズの失速にも助けられた。

鹿島について
Jリーグ元年、ジーコやアルシンドを擁して前期優勝を果たして、世間をあっと言わせた。
ヴェルディが弱くなってくると、鹿島は常に優勝を争うチームとなり、磐田と並んで2強時代となる。
ここ5年ほどくすぶっていて、今年は上位にはいっても優勝争いには絡めないと思っていた。
ところがところがである。

まあいずれにせよ、優勝おめでとう。


星野ジャパン
昨日の初戦は順当勝ち。今夜は最大の山場韓国戦。
オリンピック出場がかかる戦い。何が何でも勝ってほしい!

とりあえずこれだけにしておきます。

2007年12月1日土曜日

過剰反応

今朝、Y里へ演奏に行ってきました。(N丘は隣の施設名でした)
障害者の方を前にしての演奏。演奏前はどんな感じになるか不安でした。つまり小学生や一般のお客さんのような反応があるのだろうか?どんな反応を示されるのだろうか?という、未知の分野に対する不安でした。案ずるより産むがやすし。杞憂に終わりました。
反応の仕方は多少は違いました。それがまた楽しいものになりました。

さて本題

この前、新聞1面にある書籍の広告に
「脳にうれしい音楽のチカラ」(佐藤富雄著)という本がありました。
宣伝文句に、過剰反応してみました。

・音楽好きの人は、表情豊かなイイ女、イイ男が多い!? 
 → そうか、表情豊かなイイ男か!オレってイイ男かな?
 
・楽器のうまい人は、頭がよくて優しい人が多い!? 
 → 棒は振り回しているけど、楽器は何一つできない。
    じゃあ、頭が悪くて優しくないのかよ・・・

・名指揮者には長寿の人がいっぱい!? 
 → 迷指揮者の僕は短命か!

・音楽が脳に直接作用するって本当!? 
 → 薬が効くように何か効き目があるのかな…?
    音楽は、別の勧められなくても毎日聞いてるよ。
    でも、ちょっと気になるよな・・・

   さて皆さんは、この本を買いますか?


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2007年11月30日金曜日

ドライブとBGM(高橋真梨子編)

まずは思い出話から。
大学卒業後就職し、職場の近くのアパートに下宿していた。近くに同じ大学の同級生D君も下宿。
大学時代はそんなに話をしなかったけど、下宿が近くなったことで仲良くなった。
そんなD君から、平日の夜「めし、食いに行こか」と電話がかかってきたり、休みの日に一緒にドライブに連れて行ってもらうことがあった。その時にカーステでよくかかっていたのが「高橋真梨子」だった。

D君のおかげで高橋真梨子を知る。(ペトロ&カプリシャスと高橋真梨子とのつながりを知るのは、もっと後のこと) 今も昔もPOPS系の曲をあまり聞かないが、高橋真梨子はよく聞くし、常に気になる歌手だ。

この前の小春日和にちょっとしたドライブした時、D君のことを思い出し、久しぶりに高橋真梨子のCDを取り出してかけた。「合うね!ドライブのBGMに高橋真梨子はマッチするね!」と、一人ご満悦でハンドルをとって歌いまくる。
今一番のお気に入りは「グランパ」、そして「テンダネス」
特に「テンダネス」はボリュームアップして歌うから、交通事故に注意だね(笑)

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2007年11月29日木曜日

ノヴェンバー・ステップス

11月 (November) も終わろうとしています。
名残りを惜しんで「ノヴェンバー・ステップス」 (November Steps) を取り上げます。

作曲者は武満徹(1930~1996)は世界で最も有名な日本人作曲家。吹奏楽ではなくクラシックの方である。作品の演奏回数もトップだと思う。

その代表作の一つが「ノーヴェンバー・ステップス」(1967)
オーケストラと尺八、琵琶を使っている。
武満の初期から中期にかけての前衛的な作品は、なかなか耳に馴染みにくい。 (初期・中期・後期というのは僕の勝手な分類です、悪しからず)
この曲はメロディらしいメロディがなく、ストーリー性があるようにも思われない。秋が深まって冬に近づくさまを描いているのだろうか・・・ 、的確に形容する言葉が見つからない。
何度も耳を凝らして聞いていると、聞くたびに印象が少しずつ変わっていく。
何かしら曲に惹きつけられながら、一方でなかなか馴染まないもどかしさを感じながら、時折聞いていく曲になっている。
いつになったら、この曲は僕の中に入ってくるのだろう?
それとも曲の中に取り込まれていくのだろう?
という問いかけがある曲です。


けれども、中期から後期の作品は、「美しさ」が僕の心をとらえて離しません。
お気に入りの作品を、このブログでぼちぼち取り上げていきます。

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2007年11月27日火曜日

折り鶴

12月1日(土)に、総合福祉施設N丘で演奏する。
そこで、2年前に編曲した「折り鶴」を再びやることになった。

スコアを眺めて「ああ、簡単」と思わず言ってしまった。我が吹奏楽団に入団して初めてした編曲(記憶に間違いがなければ)で、きわめてシンプルなものになっている。
メロディと伴奏のみで、ほとんどが4分音符、次に八分音符と二分音符、ごくわずかに十六分音符がある程度。対旋律は一切なし。小学生でもこれくらいのことはするという程度だ。

「折り鶴」は、ホッと心を和ませ、少し涙腺を刺激する曲。
2年前障害者が集まるイベントで、みんなが歌う曲といことで編曲依頼があったものだ。


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2007年11月25日日曜日

男の魅力

最近滞っていていた読書が再開した。3つの編曲作業と演奏会の選曲(1次案)で、手一杯だったが、ようやく片がついて余裕ができた。 ふ~

今、司馬遼太郎「燃えよ剣」の下巻を読んでいる。

司馬遼太郎は自分の小節のテーマについて、「男の魅力」(昭和37年4月)という文で、次のように書いている。
私は、作家として、一生、男の魅力とはどんなものかを考えつづけ、私なりに考えた魅力を書き続けようと思っている  (途中略)  私は資料をよむとき、この男の魅力はどこか、と考える。魅力が感じられなければ、どんなにおもしろくても捨ててしまう

こうして選ばれた男達は、すべて勝者や成功者ではない。最終的に敗者になったり、不遇のうちに終わる人もいる。
けれども司馬遼太郎が魅力を感じた男達だ。それを読者が読む。僕も読んでいる。

今は、土方歳三だ。
土方の魅力とは何だろう?それも司馬さんが感じた魅力とは?
ひとつ言えるのは、「ぶれないこと」。目的をしっかり見つめ、どんな状況になっても、ぶれが生じないこと。

このことについて、さらに詳しく書きたいし、その他の魅力もあるが、今は考えが雑然としているので、ある程度まとまったら書こうと思う。

先ほどの続きで、なぜ歴史小説を書くのかの答えになる文がある。
男の魅力は、現代小説では表現できない。現代というのは、男が魅力を喪失した時代だからである

続いて資料を読む楽しみについて述べている。
私は資料を読みながら、ぼうばくとした『時代』を背景にその男の魅力を置いてみせ、美術ずきの者が美術品を鑑賞するような、舌なめずるような楽しさでさまざまに想像する。このたのしみは、病気になろうがどうしようが、やめられるのもではない

『舌なめずるような楽しさ』という表現は、司馬さん独特のものだと思う。
そういった楽しみの中から生まれた小説だからこそ、おもしろいのではないだろうか。
司馬作品を、男の魅力について考えながら読みたいと思う。

りんご

りんごが好きか、なしが好きかで、以前数人の方にコメントいただきました。
なしが多かったですが、りんごは僕一人でした。

この前「新興」という梨が店頭に並んでいました。買ってませんよ(笑)
それよりいっぱい並んでいたのがりんごです。「ジョナゴールド」「サンふじ」と他に違うものもあったかもしれません。
2つ比べると「サンふじ」の方が好きかな・・・

“リンゴをかむと、血がでませんか”というCMがあったけど、ちょっと血がでそうなくらい、かたく引き締まったりんごが好きです。噛んだ時「パリッ」や「ポリッ」に近い音がするくらいがいいです。
中に蜜があるということなしですね。

20代の頃は「王林」(たしかこんな漢字だったと思う)が、好きだったんだけど、最近見ないんです。皮が黄色のりんごです。見かけたら買いますよ。

さあ、りんご派は「りんごが好きだ~」と叫びましょう!

2007年11月23日金曜日

モーリス・ベジャール

モーリス・ベジャール(バレエ振付師)が22日亡くなった。享年80歳。

ベジャールで思い出すのは、映画「愛と哀しみのボレロ」(1981年公開の仏映画)。
映画の内容はすっかり忘れたが、最後の場面で一人の男性ダンサーがラベルの「ボレロ」を踊るところは覚えている。この振付をしたのが、モーリス・ベジャールである。

踊りの場面、曲は最初から最後まで一切のカットなし。小太鼓がピアニッシモでボレロのリズムを刻むところから始まる。
ダンサーがリズムに合わせ、もこもこ小さく動き始める。8+8の16小節で1まとまりの旋律部分と、2小節のリズムのみ奏される部分が1セットになって曲が進んでいく。そのつど演奏する楽器が増え、音量がわずかながら上がっていく。
ダンサーの動きも大きくなり、表情が加えられていく。そして最後の方は情熱的な踊りになる。
その当時、「白鳥の湖」や「ニュー・イヤー・コンサート」のバレエなどの優雅な踊りしか知らなかった僕にとって、衝撃的な踊りだった。25年ほどたつが断片的にでも思い出せるほどだ。ダンサーの顔も覚えている。
この踊りがあったから、モーリス・ベジャールは僕の記憶に残った。

晩秋の色

先ほどまで、ちょっとしたドライヴに行ってきました。

晩秋の色といえば、やはり「紅葉」でしょう。

近場に紅葉の名所はありませんが、遠くの山そして近くの山を見ながらのドライヴはなかなかのものです。
今朝は雨上がりの空とともにさわやかな気分を味わってきました。

2007年11月22日木曜日

パヴァーヌ

ただ今、来年の演奏会へ向けて選曲作業を進めているところ。
思いついた曲、気になる曲など聞きまくっている。
楽譜出版社の楽譜リストや我が吹奏楽団所有の楽譜リストなど、何回も見ている。もう数えきれないくらい見ている。

その中で目についたのが、フォーレの「パヴァーヌ」
吹奏楽に編曲した楽譜があるのだ。
先日、フォーレの「ノクターン」(夜想曲)を取り上げたばかりだと思うが、この曲名が僕の目に飛び込んできた。
初めて聞いたのは合唱付きでの演奏。その後「マスクとベルガマスク」という管弦楽曲の一つとして聞いた。
ABA’の3部形式でできている。AやA’は、なんとも言えない美しいメロディー、天上に昇るかと思うほどの雰囲気を持つ。中間部は、激しい部分と穏やかな部分とが入れ替わりながら進む。A’に戻るとなんとも言えずほっとした気分になる。終わり方も美しい。

僕の持っているCDは
ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・キャピトル管弦楽団(オーケストラのみの演奏)
小澤征爾指揮ボストン響(合唱とオーケストラの演奏)

プスタ

ヤン・ヴァン・デル・ロースト作曲「プスタ」
彼の傑作のひとつで、演奏回数も多いのではないかと思う。
我が吹奏楽団も以前演奏したが、僕の入団前だったので、演奏に参加していない。

プスタというのは、大平原なんですね。知りませんでした。

ballade4fmollさんのブログ「赤・白・緑 ハンガリー」
http://ballade.exblog.jp/

に写真が載っています。(11月20日の記事)

この写真を見ながら、また頭に思い浮かべながら聞くと、曲の味わいも深くなると思います。


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2007年11月21日水曜日

新田次郎

今朝の新聞で知ったこと。
ベストセラーとなった「国家の品格」の著者、藤原正彦の父は新田次郎、母は藤原てい。
母の方は知っていたが、父が新田次郎とは知らなかった。恥ずかしいことだ。

新田次郎(1912~1980)の著作は、中学か高校の時に「武田信玄」を読んだ。読み応えのある本で、僕の武田信玄のイメージの原型になっていると思う。
「武田勝頼」は読んでいない。「新田義貞」は読んだような気がするが・・・
他の小説は読んでいない。


余談だが、NHK大河ドラマはここ何年も、いやそれ以上見ていない。
先週か先々週か忘れたが、チャンネルを回すと、たまたま“桶狭間の戦い”に関するところをやっていた。
何とはなしに見ていたが、山本勘助が今川義元を訪ね、桶狭間は通らないようにと言った。
これは義元の性格を考え、巧みに誘導したことで、こういう言い方をすれば桶狭間を通るだろうと考えての行動だった。
そんな場面をやっていたが、史実に基づくものだろうか?
原作者又は脚本家のでっち上げか?

実際に勘助が義元を訪ねたのだろうか?仮にそうであったとしても、それにうかうかと乗せられるほど義元は暗愚か?
首をひねってしまった。

サウジアラビア戦

今夜、サッカー・北京オリンピックアジア最終予選がある。
サウジアラビアに勝つか引き分けでアジア代表に決まる。

オシム監督の後任人事が動き出しているようだ。
オシムにものすごく期待していただけに、脳梗塞で倒れたのには、すごくショックを受けた。
復帰は難しいだろうから、後任を探すのはいたしかたないこと。

2007年11月20日火曜日

フォーレ「ノクターン」

ノクターン続きで、今日はフォーレの「ノクターン」

フォーレ(1845~1925)はフランスの作曲家、雑な言い方をするとサン=サーンスの弟子で、ラベルの先生になる人。
彼の作品で有名なのは「レクイエム」と「シシリエンヌ」あたりだろうか。
僕の大好きな作曲家の一人だが、知名度がいまいちなのが残念なところ。

「ノクターン」は「夜想曲」と訳される。フォーレの生涯に渡って書き続けられ、全部で13曲になる。
前回からの続きでいうと、秋の夜長に聞く音楽にふさわしいと思う。(しかし、今日も寒い。秋はもう終わりそうですね(苦笑))
時に激しくなることもあるが、おおむね心静かに音楽に浸らせてくれる。

フォーレは、聞けば聞くほど心にしみてくる音楽を書く人だと思う。
ここ1ヶ月ほど、ショパンのノクターンと合わせてよく聞いている。ショパンもフォーレも美しい音楽を書いているが、「美しさ」でも違いがある。
どう表現していいのだろうか・・・
フォーレには、「品」があるというか、「気品」があるような・・・

適切な言葉があれば、読者のみなさん、教えて下さい。

2007年11月19日月曜日

ノクターン

10月13日「秋の夜長」に聞く音楽の記事に、すけさんから「ショパンのノクターン」がいいとコメントをいただきました。
それから、もう何年も聞いていないショパンのCDを引っ張り出してきました。
久しぶりに聞くショパン。いいものですね。その日以来、何日も続けて聞き、少し間をあけぼちぼち聞いています。
僕の持っているショパンのCDは、たったの5枚。クラシックファンからみると、僕がどれくらいショパンが好きかがわかりますね(笑)
5枚ともルビンシュタインのピアノで、10年ぐらい前(?)の購入です。
ノクターンは全19曲あって、CD2枚に収まっています。

1番から順に聞いていますが、初期のころの作品は時に甘く、時に切ない。センチに響くときもありますが、押しつけがましくないところがいいです。2番は有名な曲だと思いますが、美しいメロディで魅了します。10番代後半は、心落ち着かせてくれる曲があります。


今朝は寒い、冬は目の前です。


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2007年11月18日日曜日

K小学校(2)

今日、K小学校で演奏しました。
団員の皆様、お疲れ様でした。

体育館で演奏したわけだが、今日はリハ会場(理科室?)と本番は別の場所。本番会場で全く音を出していないため、どんな響きになるかわからず、演奏を開始。1曲目の最初の音が出る。「わーん」と響き過ぎの音。
屋外だったり、音がすかすか抜けて全然響かない場所も困るが、響き過ぎるのも困る。どちらも周りの音が聞こえないのだ。(聞こえないと表現するが、奏者の感覚は全然違う)

だけど、曲によっては都合がいい場合もある。「ホール・ニュー・ワールド」「誰も寝てはならぬ」「テルーの唄」のように、よく響いてくれた方が雰囲気がでる。

ちょっと難癖をつけたが、全体として楽しく演奏ができました。
団長の司会もばっちり。最近円熟味をましてきました。

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2007年11月17日土曜日

オシム倒れる

オシム監督、急性脳梗塞で倒れる。(16日午前2時ごろ)

えらいこっちゃ・・・

2007年11月16日金曜日

マントヴァーニ

我が吹奏楽団のM君に、来年の演奏会の選曲に役立てて下さいと、数枚のCDを貸してもらった。その中に、マントヴァーニの名前を見つけた。

懐かしいな!大好きだったんだ。

彼の代名詞ともいえる「カスケーティング・サウンド」または「カスケーティング・ストリングス」とも言われるが、弦楽器がエコーをきかしたような響きを奏でる。弦楽器のハーモニーが、ゴージャスで高級ホテルや高級レストランにいるような雰囲気をかもし出す。

もうたまらない、しびれる!

このCDでカスケーティン・サウンドが堪能できるのは、「魅惑の宵」「シャルメール」「グリーンスリーヴス」「ムーラン・ルージュ」あたりかな。
今、リピートして何回も聞いています。

K小学校

18日(日)はK小学校での演奏。
一昨日あたりから寒くなってきた。当日ガチガチと震えながらしたくないので、あまり寒くないように願っている。(体育館は寒いから、ストーブをガンガンたいて下さい・・・と一人叫ぶ・・・)

校歌の編曲はほんの少し修正した。主旋律がしっかり聞こえてきているので、ちょっと安心かな。
ピアノが弾けないので(○十年前にバイエル終了程度でその後進歩なし)、音を出して確かめることができない。楽譜作成ソフトなら音を確かめることもできるのだが、これも使ったことがない。もっぱら頭の中でイメージしながら編曲している。
ここはこんな感じになるだろうと、我が楽団のメンバーが吹いているのを頭に浮かべながら、音符を書いている。
バランスも考えているんだが、主旋律が聞こえなかったり、音がゴチャゴチャしていると、眉間にしわが入りそうになる。
伴奏と主旋律の関係、対旋律と主旋律の絡みのところで、思った以上の音がでてくると、思わずニンマリしてくる。ちょっと不謹慎なので、笑いをかみころしながら指揮している。

今回久々にする曲が2つ。
「誰も寝てはならぬ」(プッチーニ『トゥーランドット』より)は、6月の演奏会以来にする曲。何回やってもいい曲だね!
「ホール・ニュー・ワールド」は、4年前の吹奏楽フェスティバルで演奏した。
メロディがきれいだし、編曲がすごくいい。テンポの変化をきちっとやりたいし、音色の違いや強弱をうまく使って雰囲気を出したい。

当日演奏する曲を3つも書いたけど、ネタばれしないよな・・・、PTA会長のMには、このブログのURLを教えておいたけど、忙しくて見る暇がないと言ってたから大丈夫だろう・・・



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2007年11月14日水曜日

24Ⅵ

「24」は昨年の今頃から、シーズンⅠを見始めた。
ハラハラドキドキのストーリーに引き込まれ、レンタルビデオで借りに借りまくって、春にはシーズンⅤまで見てしまった。7月から始まったシーズンⅥは、3巻ずつのレンタルになっていて、あと少しで全巻を見終わるところまできている。

Ⅰを見ている時と今とでは、僕自身の見方が変わってきている。
Ⅵで思うのは、テロというのはアメリカにとって、きわめて今日的問題であること。
アメリカ国内のアラブ系の人たちの人種差別や宗教の問題。
ロシア、中国との軍事機密の問題。
組織内の人間関係。
トップのあり方etc

思いつくだけでもこれだけのテーマがドラマのストーリーの中に埋め込まれている。
テロ事件と犯人グループを追いかけ逮捕するだけの単純な話でない。かなり奥の深いドラマだと思う。
もう一度見て分析してみるとおもしろいと思う。

アジア王者

野球のアジア王者は中日。
サッカーのアジア王者は今夜決まる。
  <浦和レッズVSセパハン>

野球は、日本のチームとしての3連覇がかかっていたので、かなりプレッシャーがかかったらしい。
サッカーは、今まで日本のクラブチームがアジア王者になったことがないこで、初快挙となるかどうかである。

バレーは今日から強国ばかりと当たる3連戦、かなりハードな戦いになると思うが、3位以内に入って北京オリンピックの出場権を獲得してほしい。

2007年11月12日月曜日

編曲(5)

編曲の最高傑作は何だろう?

僕の少ない知識の中では、「展覧会の絵」だ。
ムソルグスキーがピアノ曲として書いたこの曲を、ラベルが管弦楽用に編曲したもの。
これが一番ではないかと・・・

僕はピアノ演奏とオーケルトラ演奏と両方入ったCDを持っている。
ピアノ版は、アナトール・ウゴルスキのピアノ
管弦楽版は、アバド指揮のベルリン・フィルの演奏

聞き比べてみるとおもしろい。
僕自身ラベル編曲のオーケストラ版から聞き、それになじんでいたので、ピアノ演奏が新鮮に聞こえる。またオーケストラでは、こういう音がなっているけれども、ピアノではこんな音をしているといった発見ができる。
逆に、ピアノのこの部分をこんな編曲をしている、というのを知るとおもしろい。
まだ軽い聞き比べしかしていないが、細かく聞きだすと、一杯でてくるのではないだろうか、ちょうど宝探しのように。

さてこの曲、我が吹奏楽団が、一昨年の演奏会にオープニングとして、プロムナードだけを演奏した。
これは吹奏楽編曲版(ラベルの編曲ではありません)によるものである。

すこしばかり懐かしい。



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編曲(4)

「シューマンみたいだ」

K小学校校歌の編曲を、練習で実際に音を出してみての感想。
ちょっと失敗。凝りすぎの部分があると思った。

シューマンは、必要以上に音譜を書き過ぎるため、音が濁ったりゴチャゴチャしているらしい。
(僕自身シューマンをほとんど聞かないので、勝手に作ったシューマンのイメージで書いています)

このシューマンのオーケストレーションの特徴を初めて聞いたのは、高校の時だったと思うが、日曜日の朝「オーケストラがやってきた」という番組でだ。山本直純さんが司会していた楽しい番組だった。
そこで、シューマンの交響曲第1番(だったと思う)を例にあげ、1つ1つのパートに音を出させ、「このパートはこんな音」「こちらはこういう音」というように説明し、「じゃあ、これを全体でやってみます」と言って合奏した音を聞かせてくれた。
そして、シューマンはいっぱい音符を書き過ぎて、必要以上に音があると言っていた。

校歌の編曲はそんな感じになっているんだと考えている。
若干の修正が必要だ。


ここで思うに、楽譜を書いてすぐ音になり、確かめられるというのは、そうあることではない。
楽譜作成ソフトは、そういう機能があるらしいが、僕は使ったことがない。
でも吹奏楽の生の音で確かめられるのは、幸せなことだと思う。


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2007年11月11日日曜日

4ヶ月

ブログを始めて、4ヶ月になりました。

どれくらいの方が読んでおられるかわかりませんが、来訪ありがとうございます。

コメント投稿していただいた方へ
感謝です。
コメントを読むのが楽しみであり、書き続けていける原動力になっています。
今後ともよろしくお願いします。

2007年11月10日土曜日

サン=サーンス「オルガン」

正式名は、交響曲第3番ハ短調 作品78「オルガン付き」
この2楽章について
爆笑問題が出ているCMで流れているから、聞けば「ああ、これ」とわかる人は多いと思う。
ここでは、原曲のオーケストラ演奏ではないものを取り上げます。

ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2007」 より
この曲を、ブラス・バンド・ヴィレブルーク(指揮:フランス・ヴィオレット)が演奏している。

ここで、用語の説明を
「ブラスバンド」とは、金管楽器と打楽器による演奏団体 (木管楽器を含まない)
「吹奏楽」「ウィンドバンド」とは、木管楽器、金管楽器、打楽器等による演奏団体 

さてこの「オルガン付き」を、金管と打楽器そしてオルガンで演奏している。
無茶苦茶うまいし、熱い演奏。
響きが金管のみだからオルガンっぽい音になる。弦や木管がない方がいいのではないかと思うほどだ。
クラシック・ファンの方には、「ブルックナーの交響曲における、金管楽器のオルガンのような響き」という言い方がぴったりくるかもしれない。

クラシックから吹奏楽への編曲は、いまいちという感じが多いけど、これは原曲を上回るのではないかと思った。

我が吹奏楽団のYさんに紹介してもらいました。他の曲はぼちぼち書いていきます。


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2007年11月9日金曜日

世間は狭い

18日(日)K小学校で演奏するが、K小学校の関係者と我が吹奏楽団のメンバーに、いくらかの関係がある。
・ 校長は、我が楽団の団長の小学校の時の担任。

・ 教頭は、僕が小学校(母校)へ教育実習へ行った時の担当教諭。

・ 今年のPTA会長のMは、僕と同じ大学で学部も学科も同じ。さらに1回生の時、寮に入っていたが、Mは僕の隣の部屋だった。
それからMは、団長の奥様や我が楽団のSさんと同じ職場。

世間は狭い。

2007年11月8日木曜日

エキシビション

我が吹奏楽団の皆様、ドキッとしましたか?
全然違う話題です。フィギュアスケートの「エキシビション」です。

月曜日の夜TVで、浅田と中野のエキシビションを見た。編集してあったので、全部通して見られなかったのが残念であるが、ここで自分の好みを再確認した。

僕は、ショートプラグラムやフリーよりエキシビションが好きだということ。

前2者の方は、採点があって順位を競うため、点をとるための演出があり、演技は緊張のためミスがあったりする。またジャンプに重きが置かれたりする。
僕は、トリプルアクセルが跳べたからとか、連続ジャンプが上手くいったということに、あまり気がいかない。それからジャンプに入る前、態勢を整えるために動きが止まるが、あの「間」が好きになれない。(体操の床の場合も同じ)

それに比べ「エキシビション」は、選手に余分な緊張はないし、ミスもない。(細かいところは知らないが) ジャンプに重きが置かれることもない。なによりも「優雅さ」や「美しさ」が中心になる。

この「美しさ」が中心になったフィギュアが好きなのだ。

 

2007年11月7日水曜日

演奏の違い

演奏者によって、曲は違って聞こえる。

クラシックの場合、違いがあるからおもしろい。
一つの名曲に、何枚、何十枚というCDがある。
たとえば、同じ曲を同じ指揮者が振っても、年齢の違い、オーケストラの違いや録音その他によって、演奏が変わる。
同じオーケストラでも、指揮者が変わるとガラッと変わる。(基本的なオケの特徴は変わらないのだけど)

だから、聞き比べるとおもしろい。

人によっては、お気に入り曲にCDが十枚超えることもあるだろう。
聞き方として、この前はカラヤンを聞いたから、今日はバーンスタインにしようということもあるだろう。
逆に聞き比べて、一番のお気に入りを何回も聞くこともあるだろう。

そして名曲の場合、どんな下手な演奏をしても、曲の評価は揺るがない。演奏者が酷評されるだけだ。

だけど、吹奏楽の場合は少し違うと思う。
初演の演奏やCD初録音の演奏の質によって、曲の評価や後々の演奏回数が違うってくるような気がする。(曲や演奏によって、影響の大きさに違いがあるだろう。ほとんど影響なしというのもあると思う)

すでに吹奏楽の名曲としての位置を築いている、ホルストの「第1組曲」や、リードの「アルメニアン・ダンス」などは別の話だ。
最新のものから、ここ5年とか10年内に作品で、知名度が低い作曲家であったり、人気がある作曲家であっても、聞く人が初めての場合、これが当てはまるような気がする。

どうだろう?


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2007年11月6日火曜日

編曲(3)

ただ今、K小学校の校歌を編曲中。
今週の練習には何とか間に合わせなければならない。
ここのところ、年に数曲編曲しているが、その多くは校歌である。

校歌というのは、どこも似たようなパターンがある。(歌詞は編曲に関係ないので見ません。)
簡単に言うと、メロディーラインと和音である。和音はⅠ(ドミソ)、Ⅳ(ファラド)、Ⅴ(ソシレ)またはⅤ(ソシレファ)を使うシンプルなもの。時々「おっ」と思うような和音が使ってあるものもある。

これをシンプルに編曲すれば、平々凡々な曲になっておもしろくない。なにかしらおもしろいものにしようと思って、変化をつけたくなる。ちょっとしたこだわりだが、そのために作業が遅れてしまう。

さながら、原稿締め切りを間近に迫られた作家のように。
と夢想してみるが、そんなカッコいいものかと一人でつっこみをいれる ・ ・ ・ ・・・・(寂)

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2007年11月5日月曜日

聞き方の違い

僕は吹奏楽大好き。クラシックも大好き。
両者に優劣はありません。
でも聞き方に違いがあります。

クラシックはもっぱら鑑賞用。
その時々で聞きたい曲を聞いたり、いろんなブログで紹介されている曲を取り出して聞きます。

ブログ紹介の場合は、僕にとって効用があります。(薬ではないですよ) 
紹介されて久しぶりに聞く曲が結構あるんです。何年も聞いていなくて、今聞かなければ、そのまま聞かずに何年も取り出されることがないと予想されるCDが聞けるんです。ありがたいことです。

吹奏楽は鑑賞用でもあり、演奏会用の曲捜しでもあります。
初めて聞くCDの場合は、曲捜しのウェートの方が高いような気がします。
気に入った曲があると、我が吹奏楽団でできるかどうかを考え、グレード(演奏難度)等を調べます。
そして、僕の『演奏したい曲リスト』に入れていきます。

何回も聞いた後、お気に入り曲やお気に入りCDは、鑑賞用になります。

余談ですが、吹奏楽曲はたくさんあって、僕の知らない曲がいっぱいあります。知らない曲をいっぱい聞きたいと常々思っていたところ、11月1日の記事で紹介したダウンロードサイトで、「デ・ハスケ社の音源200タイトル」が平日毎日更新で音源配信されました。

「バベルの塔」 をダウンロードしました。

一番の注目曲は酒井格「湖の畔で」 、そして「七五三」 (七五三については10月17日の記事を見て下さい)
酒井さんの曲は、みんな好き。(10曲ほどしか知らないので大きな顔はできないんだけど・・・)
「湖の畔で」は、他の曲とは何か違う。深いところへ引き込まれていくような感じがする。

それから、田中久美子「アンダルシア」
田中さんの曲は、これと「青銅のイノシシ」しか知らないんだけど、メロディラインが僕好み!

今日の配信は「Made In Japan」ですが、CDで持っているのでダウンロードしません。

さてさてダウンロードですが、お金がかかります。
1曲300円~450円で、CD1枚だと1800円です。200枚分全部購入すると36万円になります。我が小遣いは破産です。
相当絞り込まなければなりません。悩ましい日々が続きそうです(笑)

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小沢代表

政治関連のことは1回きりだと書いたのに、今回も禁を破って書きます。
安倍総理辞任にはビックリしたけれど、今度の小沢代表の辞意表明もビックリした。
福田総理との党首会談からの一連の動きだから、余計に驚きが大きい。

安倍さんの場合は単純な感じがするけど、小沢さんは何を考えているかわからないところがある。
そのままスパッと辞めてしまうのか。
うがった見方をすれば、大勝負の一手かもしれないと。

影響の大きさは、安倍さん以上のような気がする。

2007年11月3日土曜日

柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺 (正岡子規)

我が家の庭に柿の木があります。僕が生まれたときにはすでにあったと思います。
毎年柿がなりますが(たまに不作でならない年もあります)、今年は少しだけなりました。

店で買うのでありませんから、実のかたいうちに食べることができます。

“かりっ”とした食感が好きです。

柔らかくなってくるとだめですね。

熟柿になると、もうまったくだめです。
もったいないから食べますけどね(苦笑)

2007年11月2日金曜日

町の文化祭

明日は「文化の日」、町の文化祭があります。
我が吹奏楽団は毎年演奏しています。

明日は、午前から夕方にかけて、町内のサークルや会などの発表があります。吹奏楽は近隣の中学校2校と我が楽団の3団体。持ち時間各15分です。

ガンバリまっす。そして楽しくやりまっしょう!

日本シリーズ(2)

10月23日の記事でした予想、見事にはずれました(笑)

今年の日本シリーズ、スポーツニュースでしか見ていませんが、いまいち盛り上がりに欠けたような感じです。日本ハムの打線が見事に抑えられたことが大きな原因かな・・・と勝手に思っています。

まあ、それにしても中日優勝おめでとうございます。


それよりも、オリンピック予選が気になります。
サッカー、バレー、野球など「○○ジャパン」の試合は、真剣になってしまいます。

星野ジャパン、ガンバレ!

2007年11月1日木曜日

バベルの塔

11月になりました。
吹奏楽専門ミュージックダウンロードサイトで
http://www.www-musicdownloadstore.com/fs/main/default.asp

デ・ハスケ社の名作CDの数々がミュージック・ダウンロード・ストアより配信スタートします。
日替わりなので一日も見逃せません。

今日は「バベルの塔」です。(名古屋芸術大学ウィンドオーケストラの演奏)


同じアルバム名のCDがあります。(秋山和慶指揮大阪市音楽団)
このCDは、「レコード芸術」というクラシック雑誌のCD、DVD演奏批評に出ていました。
レコード芸術は、表紙に『1973年8月2日第3種郵便物認可』とあるので、1973年から続いている(?)のかな・・・ 僕がクラシックが好きになったときには、書店にならんでいた雑誌です。僕のイメージとしては、格式高いクラシック雑誌なんです。
この7月号を、ロストロポーヴィッチ(チェロ奏者、今年4月27日死去)の追悼記事があったので買い、ぱらぱらとページをめくっていくと、新譜月評〔管弦楽〕の最初の記事に、「バベルの塔」が取り上げてあったんです!
3年前に買ったレコ芸には、吹奏楽CDは取り上げられていませんでした。

なんとレコ芸に、吹奏楽CD!

すごい驚きでした。


このCDに入っている注目曲は(僕の個人的趣味で)
広瀬勇人「バベルの塔」
樽屋雅徳「マゼランの未知なる大陸への挑戦」
酒井格編曲のR.シュトラウス「ばらの騎士」組曲

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2007年10月30日火曜日

息の長い

デジカメを持っていなくて、携帯で撮った写真です。
何の花かわかりずらいですね。

マリーゴールドです。

6月か7月のあたりに種をまき、9月9日の地域の運動会である程度花がさいているはずでした。
毎年運動会では200mのコースの内側にプランターをいっぱい並べています。
ところが今年は、肝心の9日の時点で3割ほどの咲き具合でした。(いつもはこんなはずないのですが・・・)


そして10月になってから多く咲き始めました。
もう10月が終わろうとしているのに、まだ咲いたままです。

本当に息の長い花です。

2007年10月29日月曜日

古典交響曲

昨夜、N響アワーを見た。「新古典主義」特集。(詳しく知りたい方は左をクリックしてください)

昨日やった曲の中から、プロコフィエフ「古典交響曲」について書きます。
20世紀の作品だが、それより100年ほど前の古典派とよばれる時代風に書いた作品。

全4楽章からなるが、どの楽章もチャーミング。
個人的な主観で各楽章の特徴を書くと
1楽章 颯爽とした曲、湧き立つような気分にしてくれる。
2楽章 美しいメロディではじまり、歌がいっぱい。
3楽章 ハイドンやモーツァルトならメヌエット(3拍子)だが、ここをあえてガボット(2拍子か4拍子)にしている。素朴な味わいがある、尻切れトンボのような終わり方もおもしろい。
4楽章 軽快そしてさわやかな曲。

僕の持っているCDは、ロストロポーヴィッチ/フランス国立管
ビデオ(録画)では、小澤征爾/水戸室内管がある。
どちらの演奏も僕のお気に入りである。

古典交響曲や当日の番組について
24hirofumiさんのブログ「音楽徒然草」に、ためになっておもしろい記事があります。
http://24hirofumi.at.webry.info/200710/article_29.html


プロコフィエフの作品で耳馴染みの曲は、おそらくバレエ音楽「ロミオとジュリエット」の一部分。のだめカンタービレで使われていたから、聞けば「ああ、この曲」という人が多いと思う。

それから何があるかな・・・

僕の場合だったら、中学か高校の時に聞いた「ピーターと狼」かな。

プロコフィエフをは僕にとって未開拓の作曲家、ただ今交響曲を開拓中です。


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2007年10月28日日曜日

トリスタンとイゾルデ

ワーグナー作曲「トリスタンとイゾルデ」だと期待した方、ごめんなさい。
映画の「トリスタンとイゾルデ」なんです・・・

毎月28日は、近くのレンタルビデオ屋の旧作半額の日。
それで先月借りたのが「トリスタンとイゾルデ」、これについてブログに書こうと思いながら、1ヶ月たってしまいました。内容もほとんど忘れました(笑)

ワーグナーの方は僕の大好きな曲。(滔々とした音の流れに身を浸していたい曲だ)
だから映画はどんなんだろう?と思って興味があった。簡単にいうとあらすじが違って、多少違和感があったけど、映画そのものはなかなかよかったと思う。(たったこれだけのコメントです)

また、ワーグナーの方なんだけど、ベルリン国立歌劇場が来日して「トリスタンとイゾルデ」をやったが、すごくよかったらしい。見に行かれた方のブログを見ると大絶賛だ。

8月に「のだめコンサート」に行ったとき、チラシの一つにパリオペラ座(?)が来日して「トリスタンとイゾルデ」をするとあった。「行きたい!」と思って日時とチケット代をチェック。日時はOKだが、チケット代はS席がたしか6万円だった。A席やB席もかなり高かったと思う。 ・・・ということで、計画を立てるところまでいきませんでした。


なんかとりとめのない文ですね。終わります。

さて、今日も借りに行きます。何を借りようかな・・・


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2007年10月27日土曜日

司馬遼太郎と僕

「司馬氏のアイーダ」とグログ名につけるほど、司馬遼太郎が好きだ。
ただ「熱烈な」をつけるほどもものではないし、「熱心な」読者でもない。

ブログを始めて約3ヶ月半、今まで司馬遼太郎について書いてこなかった。
10月23日の「水蒸気の風土」で初めて書いた。
「満を持してか?」と問われると、「そんなことはない。ただ書かなかっただけだ」とそっけなく答えるよりほかない。
書こうと思えばすぐにでも書けたかもしれない。だが書く以上は、しっかりしたものを書かなければならないという気負いがあったのも事実だ。
そして実際書くとしても、テーマによっては本や資料を読み込み、構成を考え、文章を練らなければならないと身構えてしまう。
何をするにしてもゆっくりの僕には、相当時間のかかることである。

そんな余裕がなかった。ただそれだけのことである。とうそぶいてみせるが、「何を言っている。ただ一歩を踏み出せなかっただけではないか」をつっこみをいれるもう一人の自分がそこにいる。



前置きが長くなりましたね。しばしのあいだ、お付き合いを。

司馬遼太郎の主要作品は膨大な数の歴史小説、「街道をゆく」などの紀行文、「この国のかたち」などの随筆、対談の名手であったから、その道の一流の人達との対談集もあり、講演の文章化したものやCDもある。

あまりにも多すぎで、一生かけてどれだけ読めるだろうかと思ってしまう。

小説は7年前(H12)「故郷忘じがたく候」を読んでから遠ざかっていたが、ぱぐさんに触発されて「燃えよ剣」を最近読み始めた。
また「故郷~」以降、司馬作品から4年間遠ざかっていたが、平成17年1月から刊行された「司馬遼太郎が考えたこと」(全15巻)をきっかけに読み始め、現在10巻目の後半を読んでいる。

ぼちぼちと読んでいる。
特に「司馬遼太郎が考えたこと」は、一日数ページのペースだ。読まない日もある。牛歩戦術じゃないが、本当にのろい。いつ全15巻読破できるのだろうかと思う。

一方、小説は速い。数十ページ進む時もある。
ただこれをブログに取り上げようかなと誘惑にかられる。そうなると読み返してみたり、考え込んだりする。またペースがおちる。これもいつ読み終えるのだろうか。

今日はここまで。そのうち続編を。

2007年10月26日金曜日

山形交響楽団

先日、山形交響楽団(指揮:工藤俊幸)の演奏を聞きました。
文化庁の「本物の舞台芸術体験事業 オーケストラ公演」で近くの小学校に来たので、聞きに行きました。
プログラム
1.スッぺ/「軽騎兵」序曲
2.ヴィヴァルディ/「四季」より“春”第1楽章
3.楽器紹介他
4.八木節
5.さんぽ  小学生のりコーダーとの合奏
6.校歌   児童の合唱
7.ドボルザーク/交響曲第9番第4楽章
アンコール.ラデツキー行進曲

残念なのは、残響があまりなかったこと。体育館いっぱいに児童や親を含めた地域の方々がいっぱい入ったのが原因だと思われるが、残響があまりなかった。残響がないと弦楽器は厳しい。特にビオラやチェロの音が響いてこなかった。中低音がしっかり聞こえないと音楽に厚みや深みがでてこない。

ただ「春」は十数名の弦楽合奏だったが、弦楽器特有の音の広がりが聞けた。(これがいいんだな!)

楽器紹介のコーナーが一番よかった。
みんなうまい。プロだから当たり前なんだけど・・・
その中でトロンボーンが1番だった。4オクターブの音域とスライドを使って吹いたこと。そしてなによりも芸達者なこと。
楽器紹介はああでなくっちゃ。ひとつのお手本だと思った。

最後に辛口コメントを
軽騎兵と新世界の演奏だが、手堅くまとめた標準的な演奏で、それ以上でもそれ以下でもなかった。
全然熱くないのだ。日々の業務を淡々とこなしていくような演奏だった。
文化庁の事業として同じプログラムを15回もこなしていくのだから、新鮮味もなくなるだろう。
昨日もやり、明日もやる。そのうちの今日は15分の1の演奏で、ただ惰性的にやってしまう。というような印象を受けてしまった。
ここで言いたい、「あなたがたはプロなんでしょ」と。
小学生や地域の方にとっては、生涯たった一度の生のオーケストラかもしれないのだ。(田舎だから特に) もっと「熱い」演奏をしてもらわないと。

僕は「気持のこもらない演奏」は嫌いなのだ。


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2007年10月25日木曜日

水蒸気と楽器

変なタイトルだな。「楽器と湿度」の方がいいな。

湿度の高い日本。
ヴァイオリンなどの弦楽器には適していないらしい。
欧米のオーケストラが来日公演をする時に困るらしい。

逆に、日本の伝統芸能が欧米などで公演する時、空気が乾燥しているため、和楽器をいい状態に保つのに苦労するらしい。

もっと詳しく書きたいんだけど、なにせかなり前に聞いたことがあるので、記憶があいまいで正確なことが書けません。
誰か教えて下さい。


それから、管楽器と湿度の関係はどうなんだろう?

湿度と音の響きの関係はどうなんだろう?

情報をお持ちの方は教えて下さい。




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2007年10月23日火曜日

水蒸気の風土

8月24日の「夏の色」と10月18日の「秋空」を書いていて、頭の片隅には「水蒸気の風土」という言葉があった。
今日もさわやかな空だったが、少し離れた山に白い靄がかかっていて、「ああ、水蒸気だな」と思った。

さて、その「水蒸気の風土」という言葉

これを使い、画家の三岸節子が司馬遼太郎に悲しみをこめて語っている。
49歳で初めて渡欧し、翌年日本に帰国する際、
「帰りの船がだんだん日本に近づいていて、やがて沖縄の島々が見えましたとき、空が白っぽくなり、ガスが一面にたれこめて、ああ水蒸気の風土に帰ってきたのだ、としみじみ思いました」

彼女がヨーロッパの乾燥した空気と透明度の高い外光を全身で感じ、「ヨーロッパの空気は乾いているんです。物の輪郭も色彩も、日本で見るのとはちがいます。油彩はそういう光と空気のなかでうまれたのだということをしみじみと感じました」
また「オランダの田園を歩いていると、ゴッホの絵は、あれは写実だということがわかったんです」と語っている。

これを受けて司馬遼太郎は書いている。
「日本の山も島も、スポンジのようにたっぷり水気をふくみ、旺盛な樹叢が、根という網の袋でその水を抱きこんでいる、(途中略) 山や島は湯気だつように呼気してその上に雲をつくっているのである。ときに靄や霧が地を這う。
里も村も、おのれの形象や色彩を明晰にするよりも、むしろ陰翳でもってみずからを語ろうとする。日本史は、水の豊富さということを外しては成立しない。同時に、日本における感覚の歴史も、この島の世々が水蒸気につつまれて過ぎてきたということが決定的なものになっている」

『司馬遼太郎が考えたこと 10』より「水蒸気の風土」(P174~176)、「三岸節子展に寄せて」(P221~223)から引用し、独断と偏見で文をつなぎ合わせました。

三岸節子が語り、司馬遼太郎が書いたことを、ぜひとも紹介したくて、長くなりましたが引用しました。

 

日本シリーズ

セリーグのクライマックスシリーズはあっけなかったですね。
パリーグのように白熱しないとおもしろくないですね。(とは言うけど、スポーツニュースしか見ないんだけどね・・・)
内海や木佐貫は、今年実績を残しましたけど、大舞台での経験があまりないのが原因一つではないかと。特に精神面にいまいち脆さがある(と勝手に思っています)木佐貫を第2戦に起用したのが一番の敗因と・・・、その点川上は格が違いますね。

僕の無責任&勝手予想で、両リーグの勝者が当たりました。以下のブログ記事とコメント欄を見て下さい。
10月12日「ピッチング・フォーム」
10月17日「パリーグ」


それで図に乗って、日本シリーズも予想します。

日本ハム 4 - 2 中日


日本ハムの優勝。
MVPは2勝あげたダルビッシュ

さて、どうなることやら。

2007年10月21日日曜日

幼稚園(2)

今日、M幼稚園で演奏してきました。

楽しかったですね!

園児の反応がすごくいいです。
それにのせられて楽しくできました。

演奏者側にとって客席の反応に、大なり小なり影響を受けます。
今日のような反応のよさはとても嬉しいです。

「幼稚園園歌」「かくれんぼ」「おはぎの合唱」は園児全員が歌いました。元気いっぱいでした。
「ゲキレンジャー」や「プリキュア5」「手のひらを太陽に」もほとんどの子が歌っていたんじゃないでしょうか。
静かに聞いていたのは「テルーの唄」ぐらいじゃないかな。

「Love so sweet」はもっとテンポを早めにして、軽快さを出さないといけないですね。反省。


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2007年10月20日土曜日

幼稚園

明日はM幼稚園に演奏に行ってきます。
僕個人としては、幼稚園で演奏するのは初めて。
小学校は毎年何校かあるんだけど。

どんな感じになるかな・・・
まあ、楽しくやりましょう!

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2007年10月19日金曜日

編曲(2)

M幼稚園の園歌と「おはぎの合唱」編曲の種明かし。

今回の編曲で念頭においたことは「音色」

同じメロディを吹くのでも、一つの楽器のソロないしはユニゾンで吹く場合と、複数の楽器の組み合わせで吹くのでは、音が違う。
組み合わせ方によって、また音が違ってくる。つまり音色が変わるということ。
たとえば木管ならば
フルート(Fl)とクラリネット(Cl)
フルート(Fl)とアルトサックス(A.sax)
クラリネット(Cl)とアルトサックス(A.sax)又はテナーサックス(T.sax)

ホルンと木管の組み合わせもある
ホルン(Hr)とクラリネット(Cl)
ホルン(Hr)とアルトサックス(A.sax)又はテナーサックス(T.sax)

ホルン(Hr)とフルート(Fl)というのもある。身近なところでは「テルーの唄」で使われている。


この音色について意識させてくれたのは、ベルト・アッぺルモントとヤン・ヴァン・デル・ローストの二人。

ベルト・アッぺルモント「ガリバー旅行記」「アイヴァンホー」

ヤン・ヴァン・デル・ロースト 「リクディム」

ここ3年で我が楽団が取り上げた3曲。
スコアを読んでいくと、音色の違いを意図して作っているなと感じさせる部分が所々あった。

一方、奏者としては違う楽器と音を溶け合わせ、きれいな「音のブレンド」をつくるのは、楽器の組み合わせによっては難しいとのこと。

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2007年10月18日木曜日

秋空

8月24日に「夏の色」というタイトルを書きましたが、少しだけ秋のことを書きます。
(久々のさわやかな晴天なので、思わずこれを書いています。)


「さわやかで澄み切った秋の空」


たまらなく好きなんです。
夏の空の原色に近い色ではなく、どことなく優しさを感じさせてくれる色。

山の緑は少しずつ深緑に変わり、やがて紅葉になっていく。




他にどんな秋の色があったっけ・・・

記念すべき100個目の記事にしては、間が抜けていますね。
それが僕らしいといえばそうなんだけど・・・

ちょっと仕事は置いておいて秋の色を見つけに行こうかな・・・

2007年10月17日水曜日

七五三

回覧板というのは、わりと共通して使える言葉だろうか?
我が町では、いろんなお知らせが回覧板で回ってくる。
その中に、神社から七五三のお参りについてのお知らせが入っていた。

そこで、今日取り上げる曲は

酒井格「七五三」

龍谷大学からの依嘱で書かれたこの曲、題名の通り七五三をテーマにしている。
さらに7歳、5歳、3歳の子供をイメージし、7拍子、5拍子、3拍子を使って作曲されている。

全体が3部構成になっている。
冒頭は特徴的なリズムのファンファーレで始まる。
そして魅力的なメロディがいくつかのソロで奏でられる。
子供の戯れを表す部分もあるが、すごくかわいらしい。

また、特徴的なリズムが至る所にちりばめられている。これは1部と3部のよく出てきて、曲の統一感を出している。

中間部は、ゆったりとした酒井さん独特の静寂な雰囲気。(この雰囲気はすごく日本的だと、個人的に思っている)
酒井さんの「大仏と鹿」の中間部と似た雰囲気がある。(同じ作曲家だから、当たり前と言えば当たり前なんだけど)

3部はバスクラが特徴的なリズムをppで吹いて始まる。
1部のメロディやリズムが中心になっているが、かなりダイナミックだ。
そして盛り上がってこの曲をしめくくる。

いい曲ですよ!

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パリーグ

「昨夜ロッテが勝ったね。」

「そうだね、どっちが勝つかわからなくなってきたよ。」

「始まる前は、日ハムと予想していたけど、どうなることやら。」

「お前はどのファンなんだ?」

「どこでもないよ。だから気楽なもんさ。」

「んー、そうか。」

「明日の先発が、成瀬とダルビッシュらしいな。」

「すごい投手戦になるんと違うかな。」

「TVは見るのか?」

「スポーツニュースで、いいところだけつまみ食い。ハッハッハ。」

2007年10月16日火曜日

いい曲だな

今日のブログ巡りで出会った名曲。
紹介されている演奏と同じ場合もあるし、違う場合もある。

まずはブラームス「クラリネット五重奏曲」

紹介されているのは、ニョッキさんのブログ
http://blog.livedoor.jp/watahiroxp/

僕の持っているCDの演奏は
アルフレッド・プリンツ(Cl)、ウィーン室内合奏団
プリンツは録音当時はウィーン・フィルのメンバーだった。
そして、モーツァルト「クラリネット五重奏曲」がカプリングされている。どちらも名曲だ。

久しぶりにブラームスの曲を聞いた。

いい曲だな。

秋にふさわしいし、しみじみとした気分になる。
秋の夜長に聞くの曲のリストにあげよう。心静めてくれる曲だと思う。


続いては
バルトーク「管弦楽の協奏曲」

紹介されているのは、ピースうさぎさんのブログ
http://tb.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/4b4abb1372

僕の持っているCDと紹介されているものと同じ演奏
ショルティ/シカゴ交響楽団

最初にレコードで買ってすごくよかったので、CDでも買ってしまったほどのお気に入り盤。
世界最高級のオケの機能をいかしきった演奏だと思うし、ショルティのエネルギッシュな音楽づくりも素晴らしい。
今、この曲を聞きながらこの文を書いているけど、聞いているとすごく元気がでてくる。

また、レコードを買った時と同じころ、スコアを買った。(たぶん同じ頃・・・)
すごく入れ込んでいた曲だ。


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エジプト戦

明日、オシムジャパンはエジプト戦。
結果もほしいけど、内容のある試合を。そして収穫がありますように。

オリンピック最終予選のカタール戦。
勝つしかない。

2007年10月15日月曜日

定演

昨日(10/14)隣の吹奏楽団の定演に行ってきました。
1部がクラシックとオリジナル
吹奏楽の演奏会で一番楽しみなのは、オリジナルが聞けること。聞いたことのない作品だと、もう興味津々だ。そのオリジナルとは

トーマス・ドス(Thomas Doss)作曲「モンク・アンド・ミルス」

1966年生まれで、最近ヒット作を世に送り出しているらしい。
さてこの曲、なかなか変化にとんでいるし、おもしろい曲だ。

1部は音量は抑えめで、柔らかい音づくりをしていました。

2部は地元のジャズ・ビッグバンド
うまい!ちゃんとメリハリがきいている。そして楽しかった!

3部は合同演奏。POPSをしました。
スペイン(チック・コリア)
ファンタンゴ
マンテカ(ディージー・ガレスビー)の3曲です。うまかった!


さて帰りの車中、カーステでFMを聞いていると、何か聞き覚えのある声。
・ ・ ・ ? ・ ・ ・ ん ・・・・ ん  ・・・んー!

くめちゃん、 くめちゃん!

久しぶりに聞いた、くめむらなおこ (ごめんなさい、漢字がわからないのです)

何年も前になるけど、平日の夕方よく聞いていたんです。
あ~、なつかしい!


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2007年10月13日土曜日

秋の夜長

残暑が長く続いた9月から10月に入ってようやく涼しくなった。と思ったが、朝晩の冷え込みが結構きつく、体がついていかない。

それでも秋の夜長はいいもので、読書に音楽に・・・

と書けば風流かなと思う。

前置きがいささか長くなりましたが、今日の本当のタイトルは「秋の夜長に聞く音楽」

実際に聞くかどうかは別にして、秋の夜長にぴったりの音楽はなんだろう。

吹奏楽大好き人間だが、夜は聞く気にならない。
仮に聞いたとしても、ついつい音量を上げてしまって、家族から「うるさい」と言われるだろう。
やっぱり、クラシックかな。しかも落ち着いた気分で聞けるものがいい。

何があるかなと考えていて、ぱっと浮かんできたのが次の2曲
バッハ/無伴奏チェロ組曲
バッハ/平均律クラヴィア曲集


では、あなたなら何を聞きますか。またはお勧めは。



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ピッチング・フォーム(号外)

ピッチング・フォームは、1回きりのネタのつもりでした。
昨夜の報道ステーションのスポーツコーナーを見て、急遽号外を出すことにしました。

栗山さんがダルビッシュにインタビューした内容から(細かい言葉の言い回しは正確に再現できません、悪しからずご了承ください)

栗山さんが「今シーズン安定したピッチングができた理由は?」と聞いたのに対し、ダルビッシュが答えた言葉
「ピッチング・フォームを5つ持っていて、その日の調子によって使い分けている」

おったまげた!
ピッチング・フォームを4つか5つ持っているだって!
その日の体調その他によってこれを使い分け、一番よいものを使って投げるんだそうな。
こんなこと言うピッチャー、初めてだ。

栗山さん「今度ピッチング・フォームの違いを気をつけて見ておきます」
ダルビッシュ「はい、でも多分わからないと思います」だって!

2007年10月12日金曜日

ピッチング・フォーム

バッティング・フォームに続き、ピッチング・フォームです。
あくまでも個人的な好みです。「美しさ」を感じさせるフォームが好きです。

ソフトバンクの杉内

がダントツですね。しなやかさと柔らかさを感じます。

それから工藤も好きですね。あと数人いるんだけど名前が出てこない・・・


一時期ピッチング・フォームを真似るのに凝っていました。
江夏、江川、村田、野茂などです。(今はできません、忘れてしまいました。)
それこそ、野茂は今どうしているんだ。

2007年10月11日木曜日

ブログ巡り

「ブログ巡り」という言い方が正しいかどうかわからないが、今これにハマっている。

時間に余裕がある時は、あちこちのブログを見て回る。クラシックや吹奏楽のブログがどうしても中心になる。
いいブログがある。それは「お気に入りリスト」に入れて毎日チェックしている。読むのが楽しいのだ。

CDやコンサートで聞いた曲について書かれていたり、紹介したい曲だったりするが、最近のものは
モーツァルト「魔笛」「ドン・ジョバンニ」「ホルン協奏曲」「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」
ラベル「ダフニスとクロエ」
武満徹「カトレーン」「鳥は星型の庭に降りる」
だったり
高橋真梨子やビル・エヴァンスがあったり
ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」
マーラー「交響曲第5番」「交響曲第9番」
その他いろいろ

こういう記事をみると無性に聞きたくなる。上記の曲をじっくり聞いたり、ながらで聞いたりするが、全部聞くには時間が全然足りない。

ははは、贅沢な悩みだな!


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テクニック(2)

9日の報道ステーション、松岡修造のコーナーより
浅田真央のロシア滞在を取材していた。そこでバレエのレッスンを受けており、そのバレエのコーチが語ったことば。(メモを手許に置いてなかったので、不正確で簡略なものになりますが・・・)

『正しいテクニックが身に付ける必要がある。

それによって、イメージ、美、ハーモニーが表現できる』

2007年10月10日水曜日

祝!3ヶ月

このブログも今日で3ヶ月。

なんとか続けてこれました。

これからも頑張って書き続けます。

2007年10月9日火曜日

警察音楽隊




8日、警察音楽隊のパレードと演奏を聞きました。
小雨の中でのパレード、楽器がかわいそうと思いながら見ていました。
「防犯~」の式典で、関係者の挨拶の後、演奏がありました。
その時の写真です。
20人弱の小さい編成でした。曲は4曲、たったの4曲でした。
(僕はこれだけを聞きにきたのに・・・)
演奏は、さすがでした。安心して聞けます。
音がよく通っていました。屋外でもあれだけ音を遠くへ飛ばせるのは、すごいところだと思いました。


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2007年10月8日月曜日

自由な指揮

9月8日放送「夢の音楽堂 小澤征爾スペシャル」のインタビューの中で、小澤さんが語ったことば。(独断と偏見で短くまとめます)

「幻想交響曲は7,8年ぶりに指揮をする。

オーケストラにすべて任せて、自由に指揮をさせてもらった。

楽しかった。」

オーケストラにすべて任せ自由に指揮するって、どんな感じなんだろう。
「初めて」のことらしいが、この曲で初めてなのか、指揮者生活のなかで初めてなのかはわからない。
これがどんな境地なのかわからないが、これから考えていきたいし、追及していきたいところだ。

8日の演奏曲目にあった、亡き王女のためのパヴァーヌ(ラベル)。
木管がよく歌っていたと思う。それ以上に弦が素晴らしい!
幻想交響曲については、先日のブログに簡潔にまとめました。

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2007年10月7日日曜日

ニュー・シネマ・パラダイス

ニュー・シネマ・パラダイス」は、映画より先に曲を知った。

ニュー・サウンズ・イン・ブラス第24集(1996)に入っている。
映画で流れるメロディのいいところどりをして、吹奏楽用に編曲されている。

A.saxの甘いソロに始まるこの編曲は、美しいメロディをうまくつなぎ、映画の雰囲気(甘さ、切なさ、郷愁など)を感じさせつつ、きれいな曲に仕上げてある。

     僕は、これがたまらなく好きなんだ!

ところで、この「ニュー・シネマ・パラダイス」、○○生命のCMにBGMとしてずっと使われていた。
クラシックギター(だと思う)を使った、いたってシンプルなもの。このシンプルさが、CMの内容とぴったりあっていて、いい雰囲気を作り出している。

○○生命のCMを見るのは、夜、ニュース番組を見ている時。番組の間か後に流れてくる。ほぼ毎日見ているが、あきることがない。何度見ても「いいなァ」と思う。

ところが、このCMがここ1ヶ月(?)ぐらい前から、内容が変わり、曲も変わった。
 あのCMが見れなくなった・・・  
  あの曲が流れなくなった・・・

     なんか寂しいよ・・・



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2007年10月5日金曜日

なしは

「なしは?」と聞かれましたら、どう答えますか?
文字だけでは何のことかわからないですね。


「なしは? りんごは?」だったらわかりますか?
「は」は「ワ」と発音せず「ハ」と発音します。


漢字を当てるとしたら「派」になるのかな?

「なし派? りんご派?」

これだったらわかりますね。

「~派」とか「~する派」という言葉に慣れていないので、突然言われると理解するのに時間がかかります。

ところであなたは、「なしはですか?」それとも「りんごはですか?」



僕は「りんごは」ですよ。

編曲

ただ今、編曲奮闘中である。
M幼稚園の園歌ともう1曲、これが終わるとK小学校の校歌が待っている。

まだ幼稚園の2曲が仕上がらず迷惑をかけている。

変に凝らず簡単に仕上げたらいいんだけど(実際、シンプルにしたらいいと言われている)、ついつい凝ってしまう。
一番簡単なのは、ピアノ譜をそのまま吹奏楽用に置き換えること。だけど、おもしろくないのだな・・・
ちょっとだけ変化を加えたくなる。たとえば対旋律を入れたりとか。“1番は普通にいって、2番に対旋律をいれる。”というように。
これまで何回も使ったパターンだ。今回もそのようにやってもいいんだけど、マンネリという感じで嫌なんだ。
少しでいいから変化してみたい。新しいことをしてみたい。と思っている。

今までいろんな曲を演奏してきて、様々な作曲家や編曲者のスコアを見てきた。これが今の編曲作業にいくらかのアイデアを与えてくれる。

ピアノ譜を見、書きかけの手書きスコアをにらみ、浮かんできたアイデアをどのように音にするかを考える。
音符を書き、また考える。

遅々として進まない。

ああ、来週に練習には絶対間に合わさないといけないのだ。

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2007年10月4日木曜日

幻想交響曲

「幻想交響曲っていい曲だね!」

今年9月8日に行われた、サイトウ・キネン・フェスティバルの演奏会(小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ)を聞いて、“初めて”そう思った。(生で聞いていません、友人に録画を頼んでおいたものを聞いたのです)


名曲と言われるものでも、好きになれる曲とそうらならいものとある。
ベルリオーズ幻想交響曲は、俗に名曲といわれているが、僕自身は2楽章のワルツは好きだけれども、他の楽章が好きになれなかった。

それが、小澤=サイトウ・キネンの演奏を聞いて、初めて好きになった。
一つ一つの楽想がピタッ、ピタッときまる。カッコよくきまるという感じだ。「つぼにはまる」といったらいいのかな・・・
1~3楽章は弦の素晴らしさが印象的。
僕個人として「しなる」という言い方をするが、弦がしなっているし、響きもつややか、弦楽器同士のハーモニーも、この場面ではこの響かせ方しかないだろうと思わせるものだった。
4,5楽章は金管と打楽器の迫力が凄かった。生で聞いたら圧倒されるだろうな!


当日の演奏は、10月8日(月)PM3:10~、NHKBS2で放送されます。
よければご覧下さい。

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