2008年11月29日土曜日

Yo小学校

明日はYo小学校で演奏してきます。

今年最後の依頼奏です。楽しいひと時にならばいいと思います。
そして「共感」「共有」の場になればさらうれしいです。

グ  goût

    

フランス語の単語に “ goût ” というものがある。「グ」と発音するようだが、「趣き」「趣味」「趣味性」という意味らしい。

TさんにCD化していただいているレコードに、フォーレの室内楽曲集がある。20年以上前に購入したレコード6枚をすべてCD化していただいたが、曲を特定せずに数日前から聞きだしている。
このレコードのジャケットに、フォーレの音楽と「」について書いてある。

フォーレ(1845~1924)はフランスの作曲家。ドビュッシー(1862~1918)とほぼ同時代を生きている。ラベルの先生の一人である。
フランス音楽というと、ドビュッシーやラベルが有名でフォーレは影がうすい感じがある。表現の多彩さや鮮やかさ、親しみやすさという点で負けている(音楽に勝ち負けはないので、適切な表現ではないが・・・)。どうしてもやや地味な印象があるからだろう。
だが、僕にとってはこの二人以上に大切な作曲家だ。はっきり言えば、好きなのだ。

さて、そのジャケットに「グ」について書いてある文章をいくつか引用します。

「フォーレの音楽は、確かにまぎれようもない(goût)「趣き」を持っている。フランスの趣味が極度に洗練された風土なしには、彼の音楽が生まれなかったことも確かだろう。」

「フォーレの室内楽の魅力を一言でいうなら、曲のすみずみにまで行きわたった明確な(goût・・・趣味)にあるだろう」

「趣味性(goût)は、フランス音楽のエスプリを反映したものだが、それ以上に長いヨーロッパ音楽の伝統と彼自身の個性が出会うとこで醸成されたものだ」

僕は「グ」についてはよくわからない。「グ」についても論じようとは思わない。ただフォーレが好きで聞いている。フォーレの世界に浸っているわけで、聞いているうちに「グ」というものが何となくわかればいいかなと思うぐらいだ。
また個別の曲について、書けるようになったらブログにアップしようと思っている。

20年以上も前に、フォーレに凝っていた時期があって集中的にレコードを買っていた。少しずつ買い足して6枚になったわけだが、よく買ったものだと我ながら感心する。今こうしてCDにして聞けるのとは思わなかったので、技術の進歩に感謝している。

音楽ブログランキングへ
               にほんブログ村 クラシックブログへ

2008年11月27日木曜日

モーツァルト/交響曲第38番

カール・ベーム/ウィーン・フィルで聞くモーツァルト/交響曲第38番「プラハ」

僕は20年以上前にレコード(輸入盤)で購入しました。買った当初はよく聞きましたが、それからずっと聞いていません。先日棚から引っ張り出してきて、TさんにCD化してもらいました。

CD化の手順は
2台あるレコード洗浄機で洗う。下洗い用と本洗い用である。2度洗いするので、こびりついたほこり等がとれて本当にきれいになる。
これをプレーヤーで再生(かなりの価格のプレーヤーとアンプである)、パソコンにつないで音声データをハードディスクに保存。
最後にCD-Rにやいていく。

こうしてできたCDを聞いています。我が家の安物CDラジカセでもいい音がします。
レコード棚に眠っていて、そのまま眠らせておくか、中古レコード店に持っていって安くで売るしかなかったものが、こうして聞けるようになるとは思いませんでした。

ベームのモーツァルト、本当に久しぶりに聞くのですが、クーベリック/バイエルン放送響と並んで僕のスタンダードであると改めて実感しました。
とはいっても、他の演奏をあまり聞いたことがないので、偉そうなことは言えません。古楽器による演奏やピリオド奏法なるものには関心が向きません。ベーム、クーベリック、パイヤールでもう満足しています。

1楽章の序奏はやや重々しく始まりますが、主部に入ってからの軽快感、爽快感、盛り上がりに見せるスケール感は素晴らしいものがあります。
2楽章は、弦楽器や木管楽器、ホルンも美しい音です。そしてメロディの歌わせ方がいいです。時折見せる憂いの表情もいいですね。
3楽章の典雅さのある軽やかさがいいんです。

いいモーツァルトが聞けたと幸せな気分になります。

音楽ブログランキングへ
                にほんブログ村 クラシックブログへ

2008年11月25日火曜日

冬の海

三連休の一日、用事があって出かけ、さらに海の見えるところまで行って写真を撮ってきました。
実際の風景は写真より明るいのですが、「冬の海」というタイトルにすると、この写真の方がふさわしい感じがします。
イメージでいえば“荒涼”かな・・・

10~11月は、校歌の編曲と来年のジューンコンサートへ向けた準備が始動したことで、そちらに気が取られていてブログの方がややおろそかになっていました。
この2ヶ月間、誰かが僕の外見を観察したなら、ただボーっとしているように見えることがかなりあったのではないでしょうか。けれども頭の中のほとんどは、仕事、編曲、ジューンコンサートの3つが占拠していて、ぐるぐる堂々巡りをしていました。

ようやく校歌の編曲も終わったし、ジューンコンサートの選曲もある程度めどがつきそうだし(・・・という予定で、次回の選曲会議でなんとかまとまってほしい・・・と、切に願う)
これで音楽をもうちょっと集中して聞けそうだし、ブログの文章化にも時間が割けそうです。

音楽ブログランキングへ
             にほんブログ村 クラシックブログ 吹奏楽へ

2008年11月24日月曜日

自己満足

何かと用事があってゆっくりしない三連休ですが、Yo小学校校歌の編曲がなんとか今日中に終わります。
先週の練習には間に合わず未完成版で練習しました。本番前の練習2回分は完成版でやりたいのですが、毎度毎度を仕上げることができません(悲)。失敗を何度も繰り返す学習能力のなさを感じます。

昨晩ふと、今のYo小学校で何曲目の編曲かな?と思いました。そろそろ2ケタになるような気がします。
2,3年前でしょうか、団長から「○○小学校の演奏の時、校歌を演奏してほしいと頼まれた。悪いけど編曲してもらえんか」と言われ、久しぶりに編曲を手がけることになり、毎年数曲コンスタントに続けてきました。
僕の音楽知識は高校の音楽で習う知識以上のものはありません。編曲もだれにも教わっていません。オーケストラ曲のスコアを見たり、今まで演奏してきた曲のスコアを参考に見よう見まねでやっています。まあ、見る人が見れば無茶苦茶なことや無駄なことをしているかもしれません。

実際の編曲では、取りかかっている時点で実際に練習している曲や少し前にやった曲の影響を受けることがあります。
たとえば7月のYo小学校では、ジューンコンサートで演奏した曲の一部を対旋律に借用しました。
昨年か一昨年あたりはアッペルモントの「ガリバー旅行記」、ヴァン・デル・ローストの「リクディム」の影響を受け、音色の変化を意識した編曲をしていました。

今回は「吹奏楽のための民話」の影響を受け、主旋律とリズムと対旋律の3つのからみを編曲のテーマにしています。

1番は主旋律とリズムの部分12小節と、主旋律と対旋律の部分8小節。前半と後半の音色の違い。

2番は主旋律とリズム。前半と後半の音色の違い。

3番が主旋律、リズム、対旋律の3つのからみ。

という構成です。3番では対旋律があまり聞こえませんが、そこは気にしなくなりました。前回のYa小学校編曲で、対旋律はあまり聞こえなくでも、それがあるだけで雰囲気が出て、音楽のなかみが濃くなるような気がしたのです。

Yo小学校校歌は今までよりわずかばかりレベルアップした編曲だと、自己満足しています。

さあ今週の練習ではどんな音が出てくるのでしょうか。高くなった鼻が見事にへし折られるかもしれません(笑)

音楽ブログランキングへ
               にほんブログ村 クラシックブログ 吹奏楽へ

2008年11月22日土曜日

初雪

先日、初雪が降りました。
地方によっては、11月も初雪が降るのは20年ぶりとか。
僕が子供のころは11月下旬の初雪は普通のことだったような気がする。
そう思うと地球温暖化のせいなのだろうか?

我が地方は、1週間ぐらい前から紅葉が見ごろになっている。1~2週間前の小春日和なら、外に出て満喫できるのだが、あいにく悪天候が続く。天気予報では今日と明日は晴れるようなことを言っていたが。

さて3連休ですね。
残念ながら僕は今日も月曜日も仕事です。

2008年11月21日金曜日

いい音

先日Tさんのお宅にお邪魔して、いい音を聞いてきました。

スピーカーが○○万円、真空管アンプが○○万円、その他もろもろあわせて楽々3ケタになるオーディオセットです。我が家の1ケタのCDラジカセとは比べ物にはなりません。

なんといっても弦楽器のつややかさが全然違います。管楽器の音も生に近い。
それから歌手の声が違う、ぐぐぐっと迫ってくるんです。スピーカーから音が鳴っていますというレベルではありません。こちらのハートにダイレクトに飛んでくるという感じです。思わずのけぞりそうになります。

いろいろ聞きましたが、シベリウスの交響曲第1番、2番における木管楽器が印象的でした。 CDラジカセで聞こえない音が聞こえてくるのです。しかもクリアに。

シベリウスって、こんなに細かく木管楽器を使い分けているの!

こんなところに音があったのか!

といった発見がありました。

それから、ff での迫力の違いは言うまでもありません。
ああいいな!

僕もTさんも学生だったら、間違いなく毎日入り浸りますね。

音楽ブログランキングへ
               にほんブログ村 クラシックブログへ

2008年11月20日木曜日

ドーハ

「ドーハの悲劇」から15年。

そう、15年もたっているんですね。月日のたつのは速い。
僕はJリーグ発足以来のサッカーファン。と言ってもJリーグはほとんど見ません(苦笑)
一番関心が高いのがジャパンの戦いで、次はヨーロッパのリーグ戦、次にJリーグがきます。ちょっと偏っていますが、僕のサッカーファン歴も15年+α ということになります。

さてさて、カタール戦ですが、3対0で勝ちましたね!
僕は前半だけ見て、勝ってくれよと願いつつ寝ました。今朝起きてニュースをチェックすると、3対0で勝っているじゃないですか。

よかった。

試合会場のドーハは日本にとって因縁の地。ここで勝ててよかった。喜びというより安堵ですね。


校歌編曲は、3番のスコアをおおおよそ書き終えました。
パート譜も同時進行で進めています。音符を書く手が痛い・・・、今日も痛みをこらえながら書きます。

2008年11月19日水曜日

カタール戦

今夜サッカー・ワールドカップ・アジア最終予選がある。TVは20日午前0時45分から放映する。
対戦相手はカタール。
オイルマネーで稼いだお金を国家プロジェクトとしてサッカーにつぎ込み、めきめきと実力をつけている国。しかも日本は一度も勝ったことがない。
今回のアジア予選、突破はかなり難しいと感じている。アジア諸国のレベルアップもあるが、岡田ジャパンに強さを感じないのだ。

悲観的なことを書いていますが、なんとか勝ちますように!

TV見たいのだけど、3時半ぐらいまでかかるからなあ・・・
今秋に練習に間に合わせなければならない校歌の編曲。2番までスコアにしたが、3番が残っている。パート譜も少ししか書いていない。今日なんとか時間を見つけて書いては見るが、どれくらい進だろうか。
それと深夜遅くまで起きていると次の日がぼーっとしてしまって、いろいろと支障をきたす。けど、見たいなァ・・・、まあ夜まで悩むでしょう。


一昨日某番組のスポーツコーナーで見た浅田真央のエキシビションですが、すごくよかった。手足の動き、体の動きなどから表現される内容が濃く、そして多彩になったのを感じた。

2008年11月17日月曜日

ラインの黄金(2)

僕の愛読しているShushiさんのブログ「museum::Shushi Bis」 に
http://museum.projectmnh.com/

カラヤンが制作した映画「ラインの黄金」の放映について書いてありました。

絶対に録画します。

でも、年末の繁忙期で夜中の0時40分まで起きているかな・・・と一抹の不安も・・・
タイマーを使えばいいのですが、なぜか心もとなくて・・・


Yo小学校校歌は、リズムを意識して編曲しています。
「吹奏楽のための民話」中間部のリズムの活かし方にヒントを得ています。

今週の練習になんとか間にあわさなければなりません(冷汗)


友人にマーラーのCDを貸してもらって聞いていますが、なぜかしらブーレーズが重なりました。 あんまり期待しないで聞いたのですが、

!!

凄くいいです! 僕の感性に合っています。これまで狭かったマーラーへの入口でしたが、ここから中に入っていけそうです。

音楽ブログランキングへ
                にほんブログ村 クラシックブログへ

2008年11月15日土曜日

ちょっとした夢

I have a dream. 

と語ったキング牧師ではないが、ちょっとした思いが浮かんで、それがすこしばかり大きくなってきました。

10月31日の記事「共有」にコメント投稿していただいた「夢雲」さんの記事を読み、そこから出てきた「ちょっとした夢」です。
コメント内容を一言でいうと、5,6歳の女の子が私達の演奏会で演奏した1曲を覚えていてくれた話です。曲の偉大さが一番の理由だと思いますが、拙い我らの演奏でも心に残ってくれたことが嬉しくて仕方ありません。

そのことが僕の心の中で静かに動いていたのでしょう、次のような思いが出てきました。

ジューンコンサート(我が吹奏楽団が行う6月の演奏会で、拙ブログのみに使ういい方)や、小学校等からの依頼演奏において、私達の演奏が子供達を音楽好きにしたり、吹奏楽を始めるきっかけになってくれたら、と。

なにを大それたことを、傲慢になるなと自戒してみますが、こんなことを思っています。

音楽ブログランキングへ
                にほんブログ村 クラシックブログ 吹奏楽へ

2008年11月13日木曜日

ラインの黄金

Yo小学校校歌編曲に時間をとられているため、ブログ更新が思うようにできません。あと1週間はこの状態が続くと思います。

さて、現在車のカーステには「ラインの黄金」が常時入っていて、運転中は「ニーベルングの指輪」の世界に浸っています。
「ニーベルングの指輪」をこの夏に itune で購入して、全4曲を初めて聞くことになったわけですが、「ラインの黄金」「ワルキューレ」と聞き、「ジークフリート」へ進まず、もう一度「ラインの黄金」に戻っています。
今はこれをカーステで流れるままに流し、耳になじませている段階です。聞きどころがどこかとか、どの場面であるとか全くわかりません。当然あらすじも歌詞もわかりません。とりあえず何度も繰り返し聞き、記憶に残している段階です。

あらすじですが、「指輪」の入門書を買って読んでいますが、さっぱり頭に入ってきません(苦笑)
歌詞は対訳が手元にないので、何を歌っているのかわかりません。
ただ音だけ聞いています。でもワーグナーってすごいですね!音だけで十分聞かせてくれます。引き込まれ病みつきになりそうになります。ワーグナーの音楽には麻薬的なものがあるのかもしれません。

でも音だけではオペラを聴く意味はないですね。歌詞やあらすじがわからないことには。もっといえば生で見ないと・・・(片田舎に住む者には、これはかなり困難・・・)
その代りになるのが映像ですね。

最近読んだ本の中に、オペラの映像について興味深い文章がありました。

「マエストロ」 ヘレナ・マテオプーロス著 

105ページに、カラヤンが映画「ラインの黄金」を制作したが、これに関する話が載っています。本文をそのまま引用すると

「カラヤンは、こと≪指輪≫にかんしては、実演より映画のほうがわかりやすいと考えているからである。
『私は人生を通じて≪指輪≫を理解しようと努めてきました。この巨大な作品の核心部分は語られる言葉の中にあるのですが、歌劇場ではそれらの全てを理解してもらうのは不可能なのです。 (中略) 
ですが、もしも鑑賞者が重要なくだりで歌手をクローズアップで観、すべての言葉を本当に理解することができたら、突如として作品の全容が白日の下に浮かび上がるのです』

この映画は1982年にドイツで公開されています。それから25年以上たった今では、DVDというすぐれものがあります。映画館ではなく家で観ることができます。

今は「指輪」全曲を耳になじませ、あらすじを頭に入れ(これが難しい。かなりの忍耐が必要)、対訳本を買って音楽を聞きながら歌詞を追っていく、そしてDVDでより深い世界に入る。どうだ、この遠大な(?)計画は。あとは実行あるのみ。

・ ・ ・ と意気込んではみたものの、さてどれくらいできるでしょうか。まあ、ぼちぼちやりましょう。

音楽ブログランキングへ
                にほんブログ村 クラシックブログへ

2008年11月10日月曜日

Yo小学校

今年も小学校から演奏の依頼があり、いくつか回りました。
偶然なんですが頭文字がになる小学校が3つあります。7月に演奏した小学校、10月19日に行った小学校、そして11月30日に行く小学校。

文を書いている僕ははっきり意識しているから間違えませんが、読んでいる皆さんはYがいろいろ出てきて混乱するかもしれませんね。

今、Yo小学校の校歌を編曲しています。(11月30日のほうですよ)
3番までありますが、どういうアレンジをしてやろうかと構想を練りながら、音符を書き進めています。
書きながら考えるというスタイルで編曲を進めています。さてどんな感じに仕上がるでしょか。


この前から、ルドルフ・ケンぺの指揮でブラームスとブルックナーを聞いています。

もう、素晴らしいです!

ケンぺ、最高!

と何度思ったことか。いずれ文章化できればと思っています。

音楽ブログランキングへ

2008年11月9日日曜日

                   
「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
毎年10~11月、柿を食べる時に思い浮かぶ俳句だ。
今年は柿が豊作なのだろうか?
店で柿を買ったことがない。家の周囲だったり、散歩しているときに柿の木が自然と目につくが、今年のなり具合はすごいいいように思われる。
写真を2枚携帯で撮ったが、あまりにも実のなりっぷりがいいので思わずシャッターを押してしまった。
それぞれ違う場所で撮ったものだ。
僕は果物が好き。
柿はまあまあ好きな方だが、なければ食べたいと思うほどでもなく、あれば食べるという程度のもの。
それで今年はたくさん食べました。ちょっと嬉しいですね。

2008年11月7日金曜日

T保育園

明日、T保育園で演奏をします。
朝8時前に家を出て、昼過ぎに帰宅する予定です。

昨年はそこの近くの幼稚園に行って演奏しました。小学校以外にもこうして呼んでいただけるのはありがたいことです。
明日は楽しい雰囲気のなか演奏できたらいいなと思っています。曲は「崖の上のポニョ」その他をします。

音楽ブログランキングへ
             にほんブログ村 クラシックブログ 吹奏楽へ

2008年11月5日水曜日

文化勲章

今年の文化勲章は、錚々たる方々が受賞されたが、その中に小澤征爾の名前があった。
小澤さんはこういう類に賞に縁遠いと思っていたので、虚を突かれてしまった。
文化勲章と小澤さんというのは僕にとっては多少の違和感を覚えるが、まあこれまでの功績を考えると受賞されてもおかしくないので、素直におめでとうと言いたい。

日本人指揮者として海外での活躍のパイオニアとしては第一人者だと思う。若杉さん、岩城さん、コバケンさんなどもすごいが、それでも小澤さんは群のぬいていると思う。

僕は熱烈な小澤ファンです。
ただし断わっておきますが、彼の指揮した演奏がすべて気に入っているわけではありません。いまいちというのもあります。

では何が「熱烈」かというと、小澤さんの「生き様」がすごいんです。生き様に惚れるんです。

小澤さんに関しての書籍を読み、TVでのインタビューや演奏会での指揮ぶりに吸い寄せられるんです。
これについては、おいおい書くことがあると思います。今日はこのあたりで。

2008年11月3日月曜日

24

「おもしろいですよ」と大学生Tさんに勧められてみた「24」

乗り気ではなかったが、見始めると見事にハマってしまった。ちょうど2年前の今頃はシーズンⅠを真剣に見ていた。

リアルタイムで事件が同時進行し、息を見つかせぬ展開に取り込まれてしまって、1時間の話が終わると次の1時間の話が気になって仕方がなかった。
記憶も曖昧になってきたが、シーズンⅠの内容は、黒人政治家が党の大統領候補に決まる選挙当日におきた事件が24時間リアルタイムで進行する話。党でなかったかもしれない。まさに大統領選挙そのものだったかもしれない。

もうすぐアメリカ大統領選挙が始まる。2つの点で「24」と重なる。
一つは、アメリカ初の黒人大統領誕生の可能性が濃厚なこと。
もう一つは、オバマ氏暗殺の可能性があること。

どちらもアメリカにおける人種問題がからみ、非常に微妙な問題があるようだ。僕にはよく分からない。

ところで「24」の続編はどうなったのだろう?何か月前だったか忘れたが、アメリカの脚本家のストがあって、「24」は制作を中断あるいは中止したというニュースがあったが、あれ以来どうなったのであろう?

僕はシーズンⅠから全部見ている。ジャンルでいうとサスペンスになるのだろうか?その類をあまり見ないので、ストーリー展開が衝撃的であり、刺激的であった。ハラハラ感やドキドキ感がたまらない。だけどそれだけの理由で全巻欠かさず見てみたわけではない。

内容が濃いのだ。いろんなことを考えさせてくる。『テロとの戦い』『アメリカ大統領の資質』『リーダー論』『組織の在り方』『組織における人間関係』『捜査におけるハイテクノロジー』『テロの手法、種類』思いつくだけでもこれだけ出てくる。再度見たらもっとテーマが出てくるだろう。

これらを僕なりに分析してブログの記事にしようかなと思ったが、今は企画倒れ状態になっている。
またシーズンⅠから見てみたいなと思い始めているので、その時に「文章にしてやるぞ」というやる気が満ちていたら書くかもしれません。  ・ ・ ・ なんとも心もとない話ですが ・ ・ ・

2008年11月2日日曜日

吹奏楽のための民話

明日演奏する「吹奏楽のための民話」について

midiかどうか知りませんが、下記サイトで試聴ができます。
http://players.music-eclub.com/?action=user_song_detail&song_id=62596

グレード(演奏難度)がやさしめなので、中学生や高校生でもやったことがある人はそこそこいるかもしれません。
聞いてもらったらわかりますが、メロディがいいですね。ダイナミックさもあり、歌わせる部分もあり(中間部の旋律は心に響きますね)、また軽快な部分もありで、変化に富んだ曲になっています。

この前の練習のとき、中間部をやっていて、ふと「ベートーヴェンの交響曲第7番第2楽章」に似ていると思いました。
具体的に言うと
・ 常に刻まれる基本となるリズム
・ 主旋律
・ 対旋律
この3つがからんでいるところがあるが、そこが共通点としてあげられると思います。
ベートーヴェンはその部分がかなり長くありますが、「民話」の方はたったの16小節と短いので、注意して聞いていないとあっという間に通り過ぎてしまいます。

この共通点は個人的発見で、自分一人でひそかに喜んでいます(苦笑)

音楽ブログランキングへ
               にほんブログ村 クラシックブログ 吹奏楽へ