岩城宏之さんがカラヤンに直接指導を受けたときに言われた言葉
「ドライヴしてはいけない。オーケストラをキャリーしろ」
これを岩城さんが「フィルハーモニーの風景」の中で述べている。
「カラヤンは指揮を乗馬にたとえたのだった。
馬に跨り手綱を引締め、どの瞬間も馬をコントロールし続け、自分の意思の通り馬を動かす。これをカラヤンは『ドライヴ』と言っている。
反対に手綱を緩め馬を自由にさせてやる。馬は乗り手の存在を忘れ、自分が行きたい方へ好きなスピードで進む。しかし本当は完全に乗り手に統御されている。指揮とはこうあるべきだとカラヤンは言ったわけである。」(P58~59)
前回のワルター・ヴェラーの言葉にぴったり当てはまりますね。奏者側の感覚と指揮者側の意図が見事に合致しています。
明日の朝は溝掃除と隣組(この言葉はわが町特有の言い方らしい)の寄り合い。午後からは夜10時まで練習。ハードな1日になる。
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