ヨッフムによるブルックナー交響曲全集の旧盤は、ベルリン・フィルとバイエルン放送響の2つのオーケストラを使っている。
第5番はバイエルン放送響による演奏。
第5番は、どうしても退屈さを感じやすいというイメージがある。初めてこの曲を聞いた時の印象が未だに残っている。まだブルックナーの長さに慣れていない頃だったのだ。だから、「おもしろさ」を感じささるマタチッチ盤なら聞けるという思い込みがある。
今回のヨッフム盤は、1~4番の演奏でも言えることだが、速めのテンポでよどまずに進めている。これが大きな理由だと思うが飽きずに聞くことができた。(第5番のよさがわかればこんなこと言わずに済むのだろうが・・・)
と、書いておいて何だが、3楽章がすごくいい!!
「3楽章のスケルツォがこんなにいい曲だったのか」 と声を大にして言いたい。
まさに目が開かれる演奏だった。
活気にあふれ、勢いのある音楽になっている。トリオも楽しいのもになっている。
テンポがいい。このテンポがスケルツォの楽想とぴったりあっていると思う。
弦の美しい響きの部分があり、それが隠し味にもなっている。
もう3楽章ばかりリピートして聞いています(笑)
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