「脳科学の世界では、音楽を聴いて喜びを感じる時の回路が、生物として非常に基本的な回路であるということがわかっています。
食べたり飲んだりした時に感じる、本能的な喜びの回路と共通だということです。」
茂木健一郎「すべては音楽から生まれる」P181より
ん!
音楽を聞いていいなと思う感覚と食べたり飲んだりする時の満足感と同じか?
と思ってしまった。
神経回路としてはでも、何か違うだろうと思ってしまう。
また、これを読んでマズローの欲求5段階説が頭に浮かんだ。
その説と茂木さんの言葉は、すり合わせづらいと思う。
欲求5段解説とは
人間の欲求はピラミッド状の5つの段階になっており、人間の存在にとってより根源的な第1段階から始まり、それが満たされると、より高次元の段階の欲求に移行していくとする説。
5段階は以下の通り。
第1段階の生存の欲求(食欲、睡眠、性欲)
第2段階の安全の欲求(存在、生活上の安全、安定)
第3段階の帰属の欲求(集団への帰属、他人との良好な関係)
第4段階の尊重の欲求(周囲から認められる)
第5段階である自己実現の欲求(自己表現、能力発揮、創造的活動)
食に関するものは第1段階で、音楽に関するものは第5段階になるのだろうか?
そうであれば大きくかけ離れている。
でも最近の脳科学の進歩はすごいらしいから、茂木さんに言っていることは、きちっとした実験データに基づくもので正しいことだろう。
正しいことなんだろうけど、なんとも言えぬ違和感が残る。
音楽ブログランキングへ
2 件のコメント:
(^^)/ はい!わたくしにとって好みの音楽を嗅ぎ分ける要素とは、“第一段階の生存の欲求”特に“愛”に関する欲求以外のなにものでもございません!不謹慎な音楽性でございます!(大胆発言)
なので、どんな音楽でいつナンドキ琴線にふれるやらわかったもんじゃない。事故にあうようなもんです。
だからジャンルに節操がないのです(^^;)
ジョビさん、こんにちは。
愛の欲求
いえいえ不謹慎ではないと思います。
コメントを投稿