2010年2月10日水曜日

5番と8番


シューベルトの交響曲第5番と第8番「未完成」

ヨーロッパ室内管弦楽団をクラウディオ・アバドが指揮した演奏で聞く。

5番は大好きな曲。でもあまり多くの種類で聞いたことがない。
アバドの紡ぎだす音、今まで聞いたものと違う音だ。

どう表現していいかわからない・・・
例えばブラームスの2番をベルリン・フィルでやったものは、「明るい」今まで聞いた中で一番明るい音と言えた。しかしこの5番は当を得た言葉が見つからない。

ところで第5番は1816年(19歳)の作曲、第8番は1822年(25歳)の作曲。
CDを聞いて感じたのは、オーケストレーションは格段の進歩をしていること。これは高校の音楽以上の教育を受けていない僕が勝手に感じること。

5番ではややもっさい・・・というか野暮ったいと感じさせるものがあるが、8番ではすっきりとした響きで別格のものと思わせる。演奏にそういう意図があるのかどうかはわからない。

交響曲全集が数組あるから、5番8番の聞き比べしても面白いかもしれない。

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