2008年12月16日火曜日

プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第2番


プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品16 を初めて聞く。

弦のピチカートの後、ピアノが現れると。その神秘的な雰囲気にたちまちプロコフィエフの世界に取り込まれる。
作曲家との相性があるのだろう。初めて聞く曲なのに、聞いたすぐから好きになってしまった。
ゆったりとしたメロディアスな部分、独特な軽快感、スケール感などがたまらない。

でも、とっつきのよさは交響曲とピアノ協奏曲では大違い。
調べてみると22歳の作で、交響曲第1番よりも前に作られていて、34歳の時に作った交響曲第2番の荒ぶる神のような雰囲気とは違うのは頷けるかもしれない。

この曲は、ピアノがかなり前面に出ている感じがします。プロコフィエフのピアノソナタをはじめとするピアノ作品は全く聞いたことがないけれど、かなりおもしろそうだと思われます。

演奏はピアノがアシュケナージ。プレヴィン指揮のロンドン響。

全集から聞いています。3番以降は未聴です。

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2008年12月15日月曜日

昨日のフィギュア

やっぱりエキシビションは見ごたえがある。
特に気に入ったのは、男女ともに4位だったシングルの選手。

トマシュ・ベルネルのマイケル・ジャクソン・メドレー
エンタテイメントはこうでなくっちゃという見本みたいなもの。本当に楽しませてもらった。
スケートでムーン・ウォークはどんな感じになるのだろうと期待していた。時間は短かったがそれらしくできるので感心してしまった。

ロシェット、題名はメモし忘れた。
これも楽しませてくれた。フィギュアは優雅に滑るだけでなく、いろんな表現ができることを証明してくれるものだった。

それから男子3位のジョニー・ウイアーはアべ・マリアを。
男性でこんなにやわらかく優雅さを表現できるのが素晴らしい。

何気ない動作のようで、そこにいっぱい詰まったものを感じさせる選手もいた。(名前をチェックし忘れた)作られたぎこちなさはない。振り付け通りに体を動かしているのでもない。一見さらっと流してしまいそうな中に、「おおっ」と感じさせるものがあった。

指揮も(突然話が変わるが・・・)、何気なく振っているようで、そこに音楽をいっぱい感じさせるような振り方ができればいいなと思う。

次はサッカーの話。
ガンバ大阪、勝ちましたね。次はマンUと対戦だよ!

2008年12月13日土曜日

あれから6年

我が吹奏楽団に入団して6年になる。

2002年の12月に指揮者として入団した。

それに至る経緯を書くと、
同年7月(6月かもしれない)、母校吹奏楽部が定期演奏会をする際、OB合同演奏の指揮をしてもらえないかと頼まれる。
高校卒業以来、吹奏楽の演奏する現場から○○年離れていて、ブランクが大きすぎる為はじめは断ったと思う(ちょっと記憶が曖昧)。それを説得されて引き受けることにする。

練習前にスコアを持ってきてもらって準備を始める。音源のあるものは、音を聞きながらスコアを追うが、途中で見失うことが多々あり、本当に大丈夫かと不安になり、かつ焦る。

初練習は緊張した。始めの挨拶は声が震え、何度も噛みながら話す。高校以来の久しぶりの指揮で、目の前で音が出てくるのを聞きながらの練習だった。(練習中の数コマの記憶はあるが、何をどう感じながらやっていたのかは思い出せない)

そして、なんとか定演は無事に終えることができた。

そして11月、我が吹奏楽団のメンバーであり、母校吹奏楽部OB会の副会長であるSさんから、「11月の定演でY君(その当時の指揮者)がしばらく休むから、指揮者をやってくれんか」と頼まれた。
指揮者をしてくれないかというのは、それより1、2年前にも頼まれたが断っていた。今回が2度目の電話だった。

いろいろ考えた末、引き受けることにする。

そして12月、初めて練習に行く。練習会場はCだった。

それから6年という年月が経過する。

この6年、仕事やプライベートでは薄いが、我が吹奏楽団の活動は中身の濃いものだった。



話変わって、ジューンコンサート候補曲
Nはいい曲だ。しかし編曲がいまいち。もっと情念を出せるものであってほしかった。
演奏の仕方によっては心の奥底にあるものを出せるかもしれない。

Oは、以前に何度もやったことがある曲だそうだ。僕は初めてだ。颯爽とした曲だが、リズムと細かい動きは初見演奏では難しかった。ビシッときまればすごくかっこいい曲になる。
また、スタミナ的にきついとの意見あり。

来週はまた違う曲をします。

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2008年12月12日金曜日

マーラー/交響曲第1番

Radio4による、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団のライブ音源より

1987年の演奏会、レナード・バーンスタイン指揮による
マーラー/交響曲第1番

今年秋になってようやくマーラーが普通に聞けるようになりました。そしてこの1番のシンフォニー、もう4,5回聞いたでしょう。素晴らしい演奏です。

恥ずかしいことですが、バーンスタインによるマーラーはこれが初めてなんです。
いろんなブログを読んで、マーラーには様々な解釈や演奏スタイルがあることは知識としてはありますが、実際の演奏はほんのわずかしか聞いていません。バーンスタインの演奏の特徴も言葉の上では知っていますが、実際に音で聞き、比較対象するものがない現在においては、今の時点における「僕のスタンダード」です。
勿論、聞く数が増えてくればスタンダードの位置から外れることもあるでしょう。

たしかバーンスタインは「自己陶酔型」とか「没入型」といった評価があったと思いますが、これには違和感を感じています。それからブーレーズは3番、9番、大地の歌と聞きましたが、「クール」という評価に、ちょっと違うだろうと思っています。(何も知らないから言える妄言ですが)
じゃあ何か?と問われると、それに応える言葉をまだ持てえていません。


客観的なことは言えませんが、主観的なことは言えます。
まず、演奏が素晴らしいこと。もう僕の心をしっかりとらえています。

楽想の性格づけがはっきりしているように感じました。

それから先日の記事と同じことになりますが、同じオーケストラなのに作曲家と指揮者が違えば、全く違った音が出てくること。
ハイティンクのブルックナーとバーンスタインのマーラーの違いは大きい。演奏スタイルの違いか指揮者の資質なのかわかりませんが、金管楽器の音の違いが大きい。
トランペットの扱い方では、ハイティンクは控え目で咆えたりしませんが、バーンスタインはかなりの音量が出ています。
バーンスタインがショスタコーヴィッチの交響曲第7番ではシカゴ響の金管のパワーをさく裂させていたが、金管楽器にかなりの音量を要求するのだろうか。マーラーでは10曲シリーズ中、唯一トランペットが目立っているという印象が強い。


さて年末に向けて忙しさが増してきました。ブログの更新が滞りがちですが、なんとか頑張っていきたいと思います。

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2008年12月9日火曜日

コンセルトヘボウ(2)


Radio4による、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のライブ音源10曲をあと少しで聞き終ります。

一つのオーケストラを作曲家と指揮者を変えて、続けて聞くことは初めてでした。
聞き通して感じたことは、このオーケストラの「音の美しさ」でした。

ニョッキさんは「ヴェルベット・サウンド」と命名しておられます。

なるほどと思います。いいネーミングだと思いますね。

弦楽器の美しさ、木管の上質感、金管のキラキラした派手さのない落ち着いた響きなど、聞いていて何度「音がきれい!」「たまないな!この響きの美しさ」と思ったことでしょう。
言葉で書くと月並みな表現になるのが口惜しいくらいです。実際に音を聞いてもらうより他はないですね。

それからコンセルトヘボウのホール(写真)は世界で屈指の音のいいホールだそうです。 たしか、響きのいいホールを練習会場と演奏会場にしているオーケストラは音がいいという文を読んだことがあります。そしてオーケストラ独自の音をもっているとか。(ちょっと記憶が曖昧ですが・・・)

大学時代にシカゴ響の金管が好きだから、オーケストラ曲を買う場合は全てシカゴ響のレコードにするというのは又聞きしたことがあります。その時は、そういう選択基準もあるのかと驚きました。
僕は昔も今も指揮者で決めますが、今回こうしてコンセルトヘボウ管の演奏を続けて聞くと、オーケストラもCD購入選択におけるウェイトが大きくなると感じています。

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2008年12月8日月曜日

藤原氏の正体

久しぶりの歴史ネタです。

関 裕二 著 「藤原氏の正体」 新潮文庫

先日書店で目にとまり、帯に書かれた文言に釣り込まれて購入しました。

「大化の改新は暗黒時代の幕開けだった

闇に包まれた一族の正体がついに解き明かされる」

というものです。
驚きの新説もありましたが、おおよそは納得できる内容の本でした。

まずは中臣鎌足
大化の改新の中心人物であるにもかかわらず、出自が謎に包まれた人物ですが、著者は文献と当時に朝鮮半島をめぐる情勢をふまえ、ある人物が中臣鎌足の氏名を変える前の人物であるという説を提示します。
これはネタばれになるので、ここでは言いません。著書をお読みください。・・・新潮社から一銭ももらっていませんが宣伝をしています(苦笑)

大化の改新に対する通説の否定
巨悪の存在であった蘇我入鹿を中大兄皇子と組んで倒し、大化の改新という改革を成し遂げていった。これに対し、大化の改新は本当に正義の改革であったのだろうかと疑問を呈している。むしろ暗黒時代の幕開けではないのかと。

詳しくは後日続編を書きます。

2008年12月6日土曜日

候補曲

ジューン・コンサート

このブログでは、我が吹奏楽団が毎年6月に行うコンサートを「ジューン・コンサート」と呼んでいます。通常の定期演奏会と同じと考えてもらったらいいです。

11月30日で小学校等からの依頼演奏がすべて終了したので、今週からジューン・コンサートの候補曲を練習しています。10~11月と選曲作業を進め、リストアップされた曲の中から実際に音を出してみて、選曲の参考にします。
今週は「U」と「W」をしました。どちらも英語タイトルの頭文字です。

Uは映画で使われたバラードです。デミ・ムーアが出演していました(これ以上書くとネタばれになるので、ここで止めておきます)。メロディーはすごくいいです。いい曲だなと思いますが、編曲がシンプルが単調なのが難です。

Wはジャズボーカルでよく知られた曲だと思います。僕も歌ってみるのですがうまくいきません(苦笑)
メロディは素晴らしいが、管楽器で吹くとジャズボーカルのような味が出ないのが残念なところ。ただ編曲がgoodです。どういう和音を使っているのかわからないけど(スコアを分析すればわかるのですが、実はしていないんです・・・)、和音の使い方がすごくいい。きれいにハモらせれば、うっとりするような雰囲気がでます。これは確信をもって言えますね。

さて今週は2曲しましたが、来週は別の2曲をします。楽しみです。

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2008年12月5日金曜日

8番(2)

radio4によるロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団ライブ音源より

シューベルト/交響曲第8番「未完成」

指揮:アルノンクール

1回目に聞いた時は、アクセントの強さに違和感を感じ、それ以外はまあ普通かなという印象だった。だから、もう一度聞きたいというものを感じなかった。
昨日のこと、CD-Rには「未完成」と「ブラームスの2番」が順に入れてあるが、ブラームスを聞こうと思いスタートボタンを押したところ、操作を間違えていて「未完成」がなり始めた。やり直しをしようとしたが、低弦の8小節とそれに続くヴァイオリンの刻み、第1主題が出てくるのを聞くと、「何か違うぞ」と感じ、そのまま聞くことにする。

1楽章は、こんなに切迫感のある音楽だったのか!

と感じた。受け止めきれずにたじろぎそうになる。今までそれほど多くの「未完成」を聞いたとは言えないが、こんなに迫ってくる演奏は初めてだ。
指揮者はスコアを読み、そこから感じ取ったことをオーケストラを通して表現していくが、アルノンクールはこの曲のスコアから、やむにやまれない何かと見つけだのだろうか。

2楽章は音楽の流れと響きの美しさを十分に表したところと、管楽器とティンパニのアクセントによる激しさのコントラストをはっきりさせた演奏だ。それゆえにACOの弦と木管の音と響きの美しさが際立つような気がする。
アクセントの強さは、何かのうずきを表現しているのだろうか。(・・・と、うがった見方をしてしまいそうになる)

ボタンの操作ミスで、思わぬ名演奏に出会いました。これは時折取り出してきては聞いていくCDになるでしょう。

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2008年12月3日水曜日

8番

同じオーケストラでも、曲と指揮者が違えばこんなにも音が違うのか!

と驚かせてくれました。
一昨日ダウンロードしたロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団(僕はアムステルダム・コンセルトへボウの方がしっくりします。以下ACOと略します)のライブ音源シリーズから、8番のものを3曲聞きました。

・ シューベルト/交響曲第8番 指揮:アルノンクール
・ ブルックナー/交響曲第8番 指揮:ハイティンク
・ ドボルザーク/交響曲第8番 指揮:ジュリーニ

「未完成」は、よくも悪くもアルノンクールの個性でしょうか。アルノンクールの音という感じでした。
ブルックナーとドボルザークは、曲の性格なのか指揮者の個性なのかわかりませんが、同じオケでこんなにも音そして響きが違うのかと驚いてしまいました。

ブルックナーでは「いぶし銀」と形容したらいいのでしょうか。
(ACOの音の特徴をこの言葉で表すことがありますが、僕自身あまりしっくりきません。ほかに形容する言葉がないので、とりあえず使います)
洗練されたいぶし銀と言っていいかもしれません。品というか格調のある音です。また、中低音の深みが素晴らしいです。

ドボルザークでは弦に明るさと艶やかさがあります。時になまめかしくもあります。2楽章や3楽章でときおりみせるヴァイオリンの瑞々しい響きには心を奪われます。木管楽器には品のある明るさと輝きを感じました。
これはジュリーニの資質から出たものでしょうか。ブルックナーの後で聞くとあまりにも音の響きの違いに同じオーケストラなのかと疑ってしまいます。

さて、この2曲の演奏は素晴らしいです。僕が拙い文でうだうだと書くより実際に聞いてみてください。ダウンロードが多少面倒くさいですが(苦笑)

テンポについて書きます。
2曲とも少し遅めです。でも感じ方が違います。ブルックナーは“ゆったり”、ドボルザークは“少し遅い”です。
ブルックナーで、ゆったりとたっぷり歌い、スケールの大きさを感じさせるのがいいです。どっぷりとつかりたくなる感覚です。
ドボルザークでは、テンポが遅めでよく歌われるのが嬉しいのですが、この部分はもう少し速めのテンポでやってくれると嬉しいなという、ないものねだりをしたくなるところが少しあるのです。贅沢な要求ですね(苦笑)
でもこの演奏はいいですよ。この曲のマイ・フェイバリットになりました。
特に気に入ったのがメロディの歌わせ方です。微妙にテンポと音量を変えながら「ああ、いいな」と感じさせる歌い方をするんです。もうとりこになってしまいそうです。

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2008年12月1日月曜日

コンセルトへボウ

僕の読んでいるブログの一つに「音楽雑記&四方山話」があります。
http://schunsou.blog.shinobi.jp/Entry/205/#comment

radio4で、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団のライブ音源が無料でダウンロードできるという記事が載っていました。
早速radio4にアクセスして試してみました。数十分試行錯誤しましたが、ダウンロードに成功しました。
10曲の交響曲がダウンロードできます。1曲目に選んだのはブルックナーの8番、ハイティンクの指揮で2005年のライブです。

「よっしゃ!」とこぶしを作り、意気込んでCD-Rにやこうとしました。ところが全楽章が1トラックなので演奏時間85分は1枚のCD-Rに収まりません。仕方ないのでMP3のままCDにして車で聞くことにします。(カーステはMP3に対応しています)

さて他の9曲も一気にダウンロードしました。仕事をしながら片手間です。もちろんディスク作成もしましたよ。

まず聞いたのは「未完成」。アルノンクールの指揮ですが、この指揮者のものはほとんど聞いたことがありません。アクセントの強さにやや違和感を感じながら、コンセルトへボウの音を楽しみました。

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