総選挙が間近に迫りました。
スマイルズは『自助論』の中で、「政治とは、国民の考えや行動の反映にすぎない」
「国民全体の質がその国の政治の質を決定するのだ」
「立派な国民がいれば政治も立派なものになり、国民が無知と腐敗から抜け出せなければ劣悪な政治が幅をきかす」 (P13)
これらは、衆議院または参議院選挙の前に必ずといっていいほど思い出す言葉です。
今回はマニフェストが前面に出てきたことはいいことだと思います。ただ、なんとなくではありますが、まだ未熟という感じがします。今後選挙を繰り返していくことで成熟したものになっていくと勝手に想像しています。
でも、4年前が「郵政民営化」一色だったことを思えば、格段の進歩ではないかと思います。
前回は大役者小泉 純一郎が作り出したムードが支配した選挙という印象を持っていますが、今回はマニフェストの比重が大きくなったとはいえ、「政権交代」というムードの占める割合が大きいような気がします。
4年後はムードではなくマニフェストをもとに冷静に判断する選挙になっている・・・、と思いたいですね。
しかし4年後という保証は何もありません。2年後または3年後かもしれません。政界再編が起こって、勢力図が様変わりした選挙になっているかもしれません。政治の世界は、一寸先は闇と言われますから、1年後もどうなっているかわからないという気もします。
年に1回あるかないかの政治ネタでした。明後日はしっかりと考えた一票を投じたいと思います。
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