「ニュルンベルクのマイスタージンガー」全曲を聞いたことがないくても、第1幕への前奏曲を聞いたことがある人は多いはず。
吹奏楽に編曲されているので、演奏したことがある人もそれなりにいるはず。
グレード(演奏難度)もそんなに高くない。ただ中低音が充実していないとしっかりとしたサウンドに仕上げることはできないと思う。
他のワーグナーの曲も吹奏楽に編曲されているが、吹奏楽に編曲しやすく、演奏効果も高いからかもしれない。
金管楽器奏者にすれば、かなりハードな面もあるが、やりがいがあるのではないかと思う。
さて、この前奏曲との出会いは、ベーム/ウィーン・フィルの来日公演での演奏か、その少し前だと思う。 それ以来この曲が好きで、そこから高じて全曲が聞きたくなった。
聞いてみて、筋がわからなくても十分楽しめる。ワーグナーの音楽表現力が抜群のものがあるからだろう。
第1幕への前奏曲に出てくるメロディが随所にでてくるし、そのメロディをうまく使って場面場面を表している。だから曲としての統一感があり、音楽の中に入り込みやすい。
折にふれ何度も聞く曲になるだろう。
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