2009年7月16日木曜日
ジークフリート牧歌
今日はカラヤンの命日です。そして、今年はカラヤン没後20年。
この2つは最近まで知りませんでした。そういう程度のカラヤン・ファンです(苦笑)
昨年は生誕100年ということで大々的な取り上げ方でしたが、今年はおとなしいものですね。さすがに2年続けてでは盛り上がらないのかな・・・
最近カラヤンもを記事にしていて、今日で3つ目ですが、当然命日を意識しての取り上げ方です。
「あなたにとってのカラヤンの名演奏は?」と聞かれたら、どう答えますか。
人それぞれにいろんな「曲名」と「19○○年の録音」という感じでたくさん出てくるでしょうね。
ここでは「隠れた名演奏は?」という問いにしてみました。
名だたる交響曲や管弦楽曲ではなく、知名度は低いかもしれないが、紛れもない名曲で、しかもカラヤンによる最高の演奏という条件でいくと、真っ先に思い浮かんだのが、ワーグナーのジークフリート牧歌。
演奏はベルリン・フィル (1977年2月18,21日、3月9日の録音)
「英雄の生涯」とカプリングされていますが、僕はジークフリート牧歌が聞きたくて購入したものです。
穏やかさと幸福感。
これがこの曲とこの演奏の特徴。そしてやさしさとやわらかさがある。
弦の美しさも素晴らしい。勿論レガートの美質が最大限に生かされていると思う。
木管も美しい、オーボエはローター・コッホだろうか。クラリネットはカール・ライスターだろうか。そしてフルートとホルンもいい。
何度聞いても幸福感に満たされる。僕にとって愛おしい一枚です。
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