メンデルスゾーン/弦楽八重奏曲変ホ長調 Op20 は初めて聞く曲。
「こりゃ、名曲だ」
この作品の一般的評価は知らない。(初めての曲は予備知識なしに聞くのが僕のやり方だから)
ここでの「名曲」は、一般的に評価の定まった素晴らしい曲という意味ではない。あくまで個人的な名曲だ。
村上春樹の「クラシック音楽を聴く喜びのひとつは、自分なりのいくつかの名曲を持ち、自分なりの何人かの名演奏家を持つことにあるのではないだろうか。」(意味がなければスイングはないP90)という言葉に出会ってから、気に入った曲は「好き」と、気に入った演奏は「いい」とはっきり書こうと決めた。
それまでは、文章を作る時に曲や演奏に対する世間的評価や他のブロガーの方々の見方などが気になっている部分があった。それをふっ切ってくれた言葉になった。(完全にふっ切れたかどうかは自信がないが)
だから、メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲は感じたままに言う、「名曲だ」と。
弦楽器の数が弦楽四重奏の2倍。やはり音の厚みが違う。tuttiで8声部あるのだろうかと素朴な疑問を抱き、スコアを探してみた。
http://imslp.org/wiki/String_Octet,_Op.20_(Mendelssohn,_Felix)
部分的に声部が9や10になるところもある。どんなオーケストレーションをしているのだろう、ふーむふむと見入ってしまった。
スコアを読んでいったり、曲を聞きこんでいくといろいろと見えてくるだろう。それが楽しみだ。
今日のところは簡単な感想のみを書くにとどめる。
曲は4つの楽章よりなる
第1楽章 アレグロ・モデラート・コン・フォーコ
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 スケルツォアレグロ・レジェリッシモ
第4楽章 プレスト
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4 件のコメント:
よんちゃんさま こんにちは
私もメンデルスゾーンの「オクテット」
大好きな曲です。真の名曲の一つではないかと思っています〜。
大学時代から聴いています〜。
色々とCDを集めてもいます〜。
最近も一枚入手したんですよ
これからブログに登場するかもしれません。
楽譜は便利になりましたよね〜
ミ(`w´彡)
こんばんは。
この曲、結構有名な曲なのでは。弦楽だけの室内楽曲はほとんど聴かない私が、なぜか知っていた曲です。
スケルツォだけは管弦楽編曲版があって、音色や響きが多彩で時間も短いですから、もっぱら編曲版の方を聴いてます。他の楽章の編曲版がないのが残念。
rudolf2006さん、こんにちは。
これからの登場と言いつつも、早速の登場でしたね!
興味深く読ませていただきました。そしていろんな演奏で取り上げておられるのですね。
ちなみに僕のCDはラルキブデッリ &
スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズ
ですが、これがいい演奏なのかどうかはわかりません。
今後rudolf2006さんお勧めのCDを少しずつでも集められたらいいなと思っています。
メンデルスゾーンはこれまでほとんど聞かなかった作曲家です。室内楽は皆無でした。
これからは「オクテット」を含め室内楽も注目したいなと思っています。
yoshimiさん、こんにちは。
>この曲、結構有名な曲なのでは<
メンデルスゾーンはほとんど未知の作曲家でした。室内楽ならなおさらのことです。だから全く知りませんでした。
スケルツォの管弦楽編曲版も最近聞いたばかりです。管楽器が入ると音色に多彩さが出てきて、なおいっそう素晴らしさが増すと思いました。
作曲家自身による編曲ですが、なぜ3楽章のみで他の楽章を編曲しなかったんでしょう?
歴史にifはないのですが、全曲編曲版があれば聞きたいものです。
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