2009年5月11日月曜日
ブラームス/交響曲第2番
ベルリン・フィルって本来どんな音を出すんだろう?
とアバドが振ったブラームスの交響曲第2番を聞いて思った。
僕には詳しくわからないが、没個性的な音を出すオーケストラもあれば、他のオーケストラにはない独自の音を出すオーケストラもあるようだ。ウィーン・フィルやSKDなどは他にない音を持っているのは僕にもわかる。
ところで、ベルリン・フィルは独自の音を持っているのだろうか?
ベルリン・フィルの演奏はカラヤンの指揮で聞くのがほとんどだから、そこにはカラヤンの音があってオーケストラの個性はそこにはない(ちょっと言い過ぎかな・・・) BPOはカラヤン・サウンドを奏でる一つの楽器に過ぎないと、世界最高峰のオーケストラに対し失礼なことを思ってしまった。
アバドによるブラームスの2番は1988年の録音、カラヤン最晩年である。アバドが引き出したBPOの音は明るい。カラヤンにない音だ。陽光がさしたように明るい、しかもしなやかだ。
今まで聞いた2番の中で(いまだ一桁だが)一番明るい。
ベルリン・フィルってこんな音も出せるんだ!
驚きである。曲そのものより、響きに耳を傾けた。
アバドはオーケストラの音を変える力があるのか。(ごめんなさい、アバドはあんまり聞いていないんです) BPOに指揮者の要求する音を出してみせる実力があるのか。
僕には検証できませんが、たぶん両方でしょうね。
ちなみに3楽章のオーボエはチャーミングですね。
シェレンベルガーが吹いているのだろうか?
BPOのオーボエはコッホとシェレンベルガーしか名前は知らないが、どちらも大好き。
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