「椿姫」の続きです。
このオペラのアリアで歌詞を見ていて、日本語の字幕で判断する限り、悲しみや深刻さを表しているのに、音楽に明るさを感じさせるものがありました。これは第1幕と第2幕で感じたことです。
なにせ初めて見たオペラなので、どのアリアなのか、どの場面なのかを言えないのですが(苦笑) 、字幕を見つつ、聞こえてくる音楽になんとなく違和感を感じたのです。
「明るく」悲しみを歌うという表現が適当かどうかわかりませんが、悲痛さとか慟哭にはほど遠い悲しみを表現する音楽でした。
これはイタリア人気質のなせる業か、ヴェルディの資質によるものなのでしょうか、僕にはわかりません。
ヴェルディのオペラは、セリフもわからず音だけで全曲聞いたのは「アイーダ」「トロヴァトーレ」だけ。セリフがわかって「見た」のは、椿姫が初めてです。
ディアゴスティーニのオペラ・コレクション、今後のヴェルディは「アイーダ」「リゴレット」「トロヴァトーレ」「オテロ」と続きます。ヴェルディは悲しみをどう表現しているのか、この点にも気を配りながら見ていきたいと思います。
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