「ラ・ボエーム」にどっぷり浸かっていたので、違ったタイプの曲を聞いてクールダウンしようと思って選んだ1枚。
でも「トッカータとフーガニ短調」はクールダウンさせるような曲ではなかった(苦笑)少し考えればわかるよな・・・は、聞いた後の独り言。
「タララ~」で始まる1小節目でバッハの世界に引き込まれてしまった。ヒートアップはしないが、なぜかしら気持ち盛り上がる曲だ。
ちなみにオルガンはジグモンド・サットマリー。
オランダのズウォレ聖ミヒャエル教会シュニットガー・オルガンを弾いている。名器らしい。
他の収録曲は
・ パッサカリアとフーガハ短調
・ 小フーガト短調
・ 幻想曲とフーガト短調
シュプラー・コラールより
・ 「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」
・ 「我いずこに逃れ行かん」
・ 「ただ神の摂理にまかす者」
安物のCDラジカセで聞いていると、生のパイプオルガンが聞きたくなる。コンサートホールのオルガンでもいいが、できることならヨーロッパの教会で聞いてみたい。
トッカータとフーガニ短調に話を戻すが、この曲には吹奏楽編曲版がある。
楽譜カタログを見ているといくつか種類があるようだが、聞いたことがあるのが、パリ・ギャルドレピュブリケーヌ吹奏楽団の演奏のみ。高校生の時だったと思う、クラブの後輩がレコード持っていて聞かせてくれた。ギャルドの音の美しさは言うまでもないが、まさにオルガンを思わせる音は独壇場ではないだろうか。他団体の演奏は聞いたことがないが、ギャルドを超えるものは現れないと思う。
小フーガト短調は懐かしい曲。中学校の音楽の授業で初めて聞いた。その当時は退屈さを覚えてのではないだろうか。
「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」は吹奏楽編曲版があり、我が吹奏楽団も楽譜を所有している。5年くらい前に練習したことがある。いい曲なのだ。演奏会で取り上げたいが、「主よ、人の望みの喜びよ」ほど一般受けしないので、難しいかもしれない。
あっそうそう、2曲目以降はいい感じでクールダウンしましたよ(笑)
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2 件のコメント:
こんにちは。
ギャルドのトッカータとフーガということで飛びついてしまいました(笑)お聴きになられたのは恐らくフランソワ・ジュリアン・ブラン楽長の編曲、指揮によるものだと思います。初来日の際にも演奏され、日本中の指導者があの音に憧れてこの曲を演奏したと言っても過言ではないでしょう。
その特徴であったサクソルン属がフル活用された独特の響きはもう聴くことはできないでしょうね。ブランの後任のブトリーの時代に編成が大きく変わってサクソルンが殆どいなくなり、来日公演の際にも演奏されました(ブランの一代前の楽長、デュポンの編曲)が、あの音の再現は叶いませんでした。
24hirofumiさん、こんにちは。
ギャルドの音を語る時に「サクソルン属」はよく出る言葉ですが、僕はその楽器を見たことがないのです。また1本で吹いた時の音を聞いたことがないのです。
その音を今は聞けないのは寂しいことです。ウィーン・フィルが伝統の音を守り続けているのに対し、ギャルドはそのような意識がないのでしょうか。
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