連想ゲームではないが、オルガンと言えば・・・
人それぞれ思い浮かぶことは違うと思いますが、オルガンを使わずオルガンのような音の世界を作り出した作曲家は?と聞かれたら、ブルックナーと答えるでしょう。
僕は金管楽器を中心とした“オルガン・トーン”は好きなんですが、今日取り上げるCDは・・・
ジャケットの写真を見たら、すぐ分かる人がかなりいるのではないかと思います。
ヘルベルト・ ブロムシュテット指揮シュターツカペレ・ドレスデンの演奏によるCDです。(1981年録音)
演奏については言うことは何もないですね。聞いたことがない人は、まあ聞いてみて!だまされたと思って聞いてみてというほどの1枚です。
ここで言いたいのは、この演奏ほどオルガンのような響きをしている演奏は今まで聞いたことがないこと。
偉そうに言えるほどブルックナーを聞いていないし、「ブル・オタ」といわれる方からは鼻先で笑われるかもしれませんが、僕の聞いた範囲では一番オルガンに近い。
4番はオルガンっぽい響きがよく聞かれる曲だと思っていますが、作品が要求している音を作り出したという点でも素晴らしいと思います。
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2 件のコメント:
おはようございます。
ブロムシュテット&SKDのブルックナー、私の宝物です。
>この演奏ほどオルガンのような響きをしている演奏は今まで聞いたことがないこと
なるほど、仰るとおり、教会のオルガンサウンドですね。
金管楽器にしても強奏になっても全くうるさくないし、絶妙にブレンドされてまさにオルガンで演奏されているイメージで。
今後もなかなかこれを超える演奏は出ないでしょう。
ニョッキさん、こんにちは。
ブロムシュテット/SKDでブルックナーの交響曲第4番と第7番を紹介してくれたのがニョッキさんです。この2枚に巡り合えたのは本当に幸せです。
4番は昨年購入して初めて聞いた時に、オルガンに近い音というのが非常に印象に残りました。このことをいずれ書きたいと思っていて、ようやく書くことができました。
それから拙文を書き終えてから、第5番もオルガンっぽいサウンドが聞ける曲じゃなかったかな(他の曲と比べて)と思っています。
コメント感謝です。
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