長い間聞きたいと願っていたリパッティのピアノによる「主よ、人の望みの喜びよ」。
ようやく聞くことができました。
この曲はバッハのカンタータ第147番の1部6曲目と2部の最終曲にオーケストラと合唱で演奏されるものです。これをイギリスのピアニスト、マイラ・ヘス(1890~1965)が“Jesu, Joy of Man's Disiring” (主よ、人の望みの喜びよ)というタイトルのピアノ独奏曲に編曲し、広く知られるようになりました。
この曲はバッハのカンタータ第147番の1部6曲目と2部の最終曲にオーケストラと合唱で演奏されるものです。これをイギリスのピアニスト、マイラ・ヘス(1890~1965)が“Jesu, Joy of Man's Disiring” (主よ、人の望みの喜びよ)というタイトルのピアノ独奏曲に編曲し、広く知られるようになりました。
そのヘスの編曲でリパッティは演奏しています。
原曲では第1ヴァイオリンとオーボエが8分の9拍子、他パートと合唱は4分の3になっています。
原曲では第1ヴァイオリンとオーボエが8分の9拍子、他パートと合唱は4分の3になっています。
第1ヴァイオリンとオーボエのメロディは、ただ8分音符がずっと続きますが、このメロディが美しい。(僕はたまらなく好きなんです)
バッハのメロディは8分音符が延々と続き、リズムの変化のないものが多いのですが、いいメロディがたくさんあります。(僕にとっては○○不思議みたいなものです)
リパッティは8分の9のメロディをやわらかく弾いています。何とも言えずやさしい、清らかな気分になります。
バッハのメロディは8分音符が延々と続き、リズムの変化のないものが多いのですが、いいメロディがたくさんあります。(僕にとっては○○不思議みたいなものです)
リパッティは8分の9のメロディをやわらかく弾いています。何とも言えずやさしい、清らかな気分になります。
コラール部分では対照的に強めの音で、決然とした感じで弾いています。この2つが相前後しつつ、また重なりながら曲が進みます。
素晴らしい演奏で、3分半ほど至福の時を味わうことができます。
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8 件のコメント:
こんにちは
このアルバムは音は少し古めかしいですが、それがかえって良い雰囲気を出しています。リパッティのバッハはどれも奇を衒うことのない自然さと気品があって、安心して聴けます。
最後のリサイタルのライブ録音でも、バッハのパルティータ第1番やモーツァルトの第8番ソナタを弾いていて、愛奏曲だったようですね。
こんにちは。
このアルバムにはバッハのパルティータも入っていると思いますが、グールドとの違いが良くわかりますよね。
「主よ」はリパッティの最後のリサイタルでショパンのワルツをすべて弾ききることができなかったとき、最後の力をふり絞って弾いた曲でもあります。
彼の伝記も出ていますのでTBさせて頂きますね。
リパッティの伝記については、こちらで紹介させて頂いています。拙文で恐縮です。
http://24hirofumi.at.webry.info/200709/article_15.html
リパッティは予定していたワルツ(たぶん2番)が弾けなくて、「主よ..」を弾いたという話ですね。
残念ながら、この曲だけ録音されていないようです。私の持っているCDには入っていませんし、他の盤にも収録されていなかったと思います。
yoshimiさん、こんにちは。
かなり前からリパッティの「主よ~」がいいというのは聞いていました。yoshimiさんが以前のブログで「早逝したピアニストたち」の一人にリパッティをとりげておられたので、なんとしても聞きたい演奏でした。
待ち続けたかいがあった、というかそれ以上の素晴らしい演奏で、大変満足しています。
ワルツが弾けなくて「主よ~」を弾いたということですが、僕個人にとってはそれの方がよかったという不謹慎なことを思っています。
バッハのパルティータ、モーツァルトのピアノそなた第8番も素晴らしいです!
24hirofumiさん、こんにちは。
リパッティの伝記についての記事を拝見させていただきました。
パルティータでは、グールドと違った味わいがありますね。
グールドは一風変わっているのですが、それに慣れてしまっているので、リパッティの演奏が新鮮に聞こえます。
リパッティは初めてなので、これから少しずつ増やしていけたらいいなと思っています。そしてお気に入りのピアニストになったら、伝記を読んでみたいですね。
よんちゃんさんこんにちは☆
ご無沙汰しております。
仕事終りに一筆。
“主よ――”と言えば…!
先日、よんちゃんさんの地元の混声合唱団がコンサートを開かれたので行ってきました♪
客席参加の全員合唱をお腹の底から歌ってきました!
アンコールで…
静かに“主よ――”のピアノ伴奏が始り懐かしさに胸が熱くなりました。
やはり生合唱!最高でした♪
心が熱く澄んでゆくのを感じました。
吹奏楽譜では合唱部分が金管楽器で、合唱の雰囲気を出すのに苦労しておられましたし、木管楽器も弦の雰囲気を出すのに神経を使いました。ツモリ…(^^;)
いつか木管楽器と合唱でコラボできたらいいナ~~(金管さんゴメンナサイ)
ジョビジョバさん、こんにちは。
お仕事の方はどんな感じですか。
5日にあった合唱団のコンサートに行かれたんですね。
そこで「主よ~」を歌われたとは・・・、聞きたかったな!
吹奏楽編曲、ピアノ編曲、オーケストラ編曲とありますが、やはり合唱でのハーモニーの立体感は一番ではないかと思っています。
僕にとっては昨年のデモCDに入れてある「主よ~」のオーケストラと合唱による原曲の演奏がベストです。
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