今週から練習を始めた「翼をください」は、ニュー・サウンズ・ブラスの曲。
正確に言うなら“New Sounds in Brass ’98”にある曲だ。
編曲は宮川彬良。
どこかで聞いた名前だなと数日考えていたら、「マツケン・サンバⅡ」の作曲者だと思い当たった。
この人は編曲もする。自作の「マツケン・サンバⅡ」も吹奏楽用にアレンジしている。我が楽団も以前演奏したことがあるが、なかなかセンスのあるいい編曲だったという印象がある。
その宮川さんが「翼をください」を編曲した。副題に“バンドと合唱のための”とあるように合唱つきのものとなっている。
(11月3日の文化祭は会場にいるお客さんに歌ってもらう)
「翼をください」は宮川さんの思い入れのある曲で、それに比例して(?)かなり凝った編曲になっている。
今週練習しての感想は、「大変な曲だな(冷汗)」と。音符に込められたものを表現するには、かなりスコアを読み込む必要があること、奏者にも表現力が要求されると感じた。
ちなみに宮川さんの解説を一部要約すると
前半(イントロと歌詞の1番)のコラール風の部分は、教会の聖歌隊をイメージ。場面としては室内。
1番が終わって間奏と2番は、扉が開き、一気に大空へはばたくという演出。
また長いイントロの後半は、世の中の大袈裟で騒々しい空気から、心の中の一番大切なことへ導くためのもの。
簡単ではないが、できるだけ編曲者の意図を表現できるようにしたいと思う。
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