2011年10月23日日曜日

ニュルンベルクのマイスタージンガー

「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を2回続けて聞いた。車を運転しながらである。

演奏はカラヤン/シュターツカペレ・ドレスデンその他。

ベルリン・フィルの音でもウィーン・フィルの音でもない。カラヤン独特のレガートが聞かれない(というか、目立たないという方がいいのか? そこの聞き分けが僕にはできない)

結果論だが、シュターツカペレ・ドレスデンでよかったと思う。なんとなく曲にあっている感じがするのだ。
他の演奏を聞いたことがないので、いいとも悪いとも言えない。けれどもなんとなくいい演奏だと思える。

デアゴスティーニのDVDオペラコレクションでマイスタージンガーは購入済みである。まだ見ていない。
そろそろ見ようと思う。曲になじみができた。軽い予習もできた。あとは字幕を追いつつ、歌詞を理解しストーリーを飲み込む。舞台での動きをみる。それらすべてを堪能する。そういう手順は頭の中にある。あとは実行あるのみ(笑)

2011年10月11日火曜日

執念 小澤征爾 76歳の闘い

昨晩「執念 小澤征爾 76歳の闘い」を見た。

凄まじい内容だった。

番組のタイトルには注意を払わない方だけど「執念」というのはおかしい。内容にあっていない。

昨年の「弦楽セレナード」(チャイコフスキー)が流れた一コマで、小澤さんは“命”という言葉を使っていた。
命がつながっているというようなことを言っていた(かなり記憶が曖昧)

そこから言葉を借りるけど、昨晩のドキュメンタリーからは“命を懸ける”としか言いようのないものを感じたのだ。だから執念と違う。
それから、小澤さんには“音楽に対する情熱”を常々感じているけれども、今回はそれとは違ったのだ。

今年のサイトウ・キネン・フェスティバルで小澤さんが振るのは1曲。バルトークのオペラ「青ひげ公の城」。
このリハーサル風景は、鬼気迫るのもがあった。

ブラウン管を通すと、生で感じるものより何割も減じたものなってしまう限界がある。それでも、おそろしいまでに伝わってくるものがあるのだ。

ステージリハで、オーケストラピットにあって全体が暗い中、小澤さんの顔にわずかな照明があたる。(子供相手に、暗い所で懐中電灯を顔にあて、オバケだ~という場面に近い) 
それをカメラがとらえている。バルトークの音楽と合わせると、まさに鬼気迫る感じだ。

それとも、命を削って・・・、いや、削り取った命をむき出しに見せている。そんな感じさえする。


「青ひげ公の城」は土曜日の夜BSプレミアムでやっていたので録画したが、まだ見ていない。
このドキュメント番組を見たからには、軽々しく見れない。
居住まいを正して見なければなるまい。

2011年10月6日木曜日

くるみ割り人形

「CDで音だけ聞いていても素晴らしいが、しかしそれが全てではなかった。
オペラにしろバレエにしろ、舞台で演じられているのを見なきゃだめだ」

デアゴスティーニのバレエDVDコレクションで「くるみ割り人形」を見ての感想です。


チャイコフスキーの3大バレエは、音楽だけでも素晴らしく美しい。十分に作品として成立しています。
特にそれぞれの組曲は、カラヤン/ウィーン・フィルのCDで堪能しています。

けれどもDVDで、ライブ映像を見ると、やっぱりバレエは「バレエの曲なんだ」と強く思いました。
作曲者はあらすじと各場面をイメージしながら曲を作っているはずです。バレエ・ダンサーに踊れれることを前提として書いています。だから、音だけ聞いていても、それだけで100%ではない。当たり前と言えば当たり前のことに気がつきました。

交響曲や管弦楽曲は、聴覚から入ってくるもので感動します。バレエは聴覚プラス視覚で魅了されます。
しかも素晴らしい舞台装置と衣装、練りに練った演出と振付、そして素晴らしい踊り、すべて視覚でとらえられるものです。
クラシックの中で、最も視覚に訴える要素が大きいといえます。

だから、見なきゃだめだ。

そう思うのです。


いや~、それにしても九十数分が夢見心地でしたね。3大バレエの中で「くるみ割り人形」が一番好きですから、なおさらです。

オペラは同じ作品を短期間に繰り返し見たいとは思いません。数ヶ月以上間隔を開けたいと思いますが、「くるみ割り人形」はわりと頻繁に見ていたいと感じました。

ちなみに、あらすじは (デアゴスティーニのHPから引用します)
<クリスマスイブ、シュタールバウム博士夫妻の家のパーティに招かれた魔術師ドロッセルマイヤーは、夫妻の娘で15歳のクララにくるみ割り人形をプレゼント。その夜、クララはくるみ割り人形が気になって、そっと居間に出てきます。そのとき時計が0時を告げ、不思議なことが起こります。大きなねずみの大群が現れ、くるみ割り人形が率いるおもちゃの兵隊と戦いになります。そして、ねずみの王と戦ったくるみ割り人形は王子に変身。クララを不思議な国へと誘います。そこでクララは憧れのバレエの役、金平糖の精になって王子と踊るのです。踊りの最高潮で夢は消え、クララはクリスマスツリーの下で目を覚ましたのでした>

2011年10月2日日曜日

ジャズ組曲

録画はしていたけど、なかなか聞くことができなかった今年のワルトビューレ・コンサート。ようやく聞くことができました。

ショスタコーヴィッチは僕にとってなじみの少ない作曲家です。
ジャズ組曲は初めて聞きました。

へ~、こんな曲もつくるんだ!

これが率直な感想。こんなに聞きやすい曲も書けるんですね。これまでのイメージと大違いです。