2011年12月21日水曜日

精神性

友人にフルトヴェングラーの「運命」と「田園」が入ったCDを借りた。

フルトヴェングラーの「運命」には、演奏日の違いだけでたくさんCDがあるらしい。だからいつの演奏なのかがマニアにとっては大事なことらしい。

フルトヴェングラーの指揮によるものは、ほとんど聞いたことがないので、そこらへんの感覚はわからない。
それはいい。
聞いてみての感想だ。
フルトヴェングラーの演奏には「精神性」というのがキーワードになるようだが、僕にはそれを感じ取ることができなかった。

俗にいう「運命の動機」は大変重苦しい扱いがされていた。わざと合奏があわないように振るらしい。何かで読んだことがある。たしかに縦の線があっていない。この合わなさは中学レベルかと思うほど。中学生あいてに指揮者がイライラするところを想像してしまった。しかし、相手は天下のベルリン・フィル、無類の合奏能力を持っている。これを合わないようにするのだから、逆の意味で ス ゴ イ 。

運命の動機以外はちゃんと縦の線はあっている。まあ、当然か・・・、そうじゃないと困るもんね。

そんなことを思いながら1楽章を聞き、ずっと最後まで聞いた。演奏はよかった。しかし、カラヤンと対比してフルトヴェングラーの「精神性」と言われものを感じ取ることができなかった。

つまり(ちょっと飛躍するけど)、僕は精神性を感受できないレベルの低い人間となる。

まあ、当たっているけどね。

2011年12月5日月曜日

ボレロ

小澤征爾/ボストン響による「ボレロ」

先日から聞いている6枚組のCDに入っていました。ボレロはフランスものを集めた1枚の1曲です。
小澤さんのフランスものは定評があるようですが、別に期待せずに聞いていました。フォーレの数曲のあとラベルの曲が続きます。
フォーレはこの組み合わせでのCDを持っているので、聞きなじみのある演奏で、特に感想らしい感想はありません。
ラベルは小澤征爾/ボストン響では初めてなので、かなり新鮮です。ブーレーズとクリュイタンスのCDを持っていますが、違うタイプの演奏です。響きとリズムの感覚が違います。結構いいですね。

そしてボレロですが、リズムが生き生きと弾んでいます。舞踏音楽色を前面に出した演奏といえるかもしれません。かなりいいです。

2011年12月2日金曜日

小澤さんの響き

TSUTAYAで「小澤征爾ベスト101」を見つけたので借りてきました。

オムニバス盤で6枚のCDに101曲入っています。
101といっても交響曲が101曲というのではありません。一つの楽章を1曲でカウントしています。

そうしないと6枚で収まりませんからね(笑)

オムニバス盤は気楽に聞けます。交響曲を1楽章から最終楽章まで聞こうとすると、それなりに気合を入れて聞きますからね。

まず2枚聞きました。
そこで思うのは、小澤サウンドという言葉はありませんが、他の指揮者とは違う響きの構造があります。

指揮者それぞれに個性があり、それが音の響きに反映されます。だから指揮者の名をとって〇〇サウンドといえないこともありません。なので取り立てて「小澤サウンド」というのでもないのですが、何かが違います。

うまく言えません。

何かが違うのです。


CDの説明です。
小澤征爾75歳記念! 人気の「101シリーズ」に小澤征爾が登場! マエストロ・オザワによる名曲・名演奏をたっぷり101曲収録した小澤征爾入門の決定盤! クラシックの人気作品101曲を、ほとんどフェード・イン/フェード・アウト無しで収録。総収録時間7時間49分! ボストン響音楽監督に就任した1973年の録音から2002年ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートまで、幅広いジャンルを指揮してきた小澤征爾の音楽の魅力を思う存分堪能できる。(録音: 1973-2002年) 日本独自企画盤。小澤征爾75歳記念キャンペーン対象商品。

2011年11月11日金曜日

シベリウス/交響曲第1番

バルビローリ/ハレ管のシベリウス全集を久しぶりに取り出してきました。

まずはシベリウス/交響曲第1番。
この曲大好きなんですね。そしてバルビローリのシベリウスは熱い。北欧の氷も融けてしまうくらい。
でも1番や2番は熱い演奏の方が好きですね。そういう面でいうことなしの1枚でした。

2011年10月23日日曜日

ニュルンベルクのマイスタージンガー

「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を2回続けて聞いた。車を運転しながらである。

演奏はカラヤン/シュターツカペレ・ドレスデンその他。

ベルリン・フィルの音でもウィーン・フィルの音でもない。カラヤン独特のレガートが聞かれない(というか、目立たないという方がいいのか? そこの聞き分けが僕にはできない)

結果論だが、シュターツカペレ・ドレスデンでよかったと思う。なんとなく曲にあっている感じがするのだ。
他の演奏を聞いたことがないので、いいとも悪いとも言えない。けれどもなんとなくいい演奏だと思える。

デアゴスティーニのDVDオペラコレクションでマイスタージンガーは購入済みである。まだ見ていない。
そろそろ見ようと思う。曲になじみができた。軽い予習もできた。あとは字幕を追いつつ、歌詞を理解しストーリーを飲み込む。舞台での動きをみる。それらすべてを堪能する。そういう手順は頭の中にある。あとは実行あるのみ(笑)

2011年10月11日火曜日

執念 小澤征爾 76歳の闘い

昨晩「執念 小澤征爾 76歳の闘い」を見た。

凄まじい内容だった。

番組のタイトルには注意を払わない方だけど「執念」というのはおかしい。内容にあっていない。

昨年の「弦楽セレナード」(チャイコフスキー)が流れた一コマで、小澤さんは“命”という言葉を使っていた。
命がつながっているというようなことを言っていた(かなり記憶が曖昧)

そこから言葉を借りるけど、昨晩のドキュメンタリーからは“命を懸ける”としか言いようのないものを感じたのだ。だから執念と違う。
それから、小澤さんには“音楽に対する情熱”を常々感じているけれども、今回はそれとは違ったのだ。

今年のサイトウ・キネン・フェスティバルで小澤さんが振るのは1曲。バルトークのオペラ「青ひげ公の城」。
このリハーサル風景は、鬼気迫るのもがあった。

ブラウン管を通すと、生で感じるものより何割も減じたものなってしまう限界がある。それでも、おそろしいまでに伝わってくるものがあるのだ。

ステージリハで、オーケストラピットにあって全体が暗い中、小澤さんの顔にわずかな照明があたる。(子供相手に、暗い所で懐中電灯を顔にあて、オバケだ~という場面に近い) 
それをカメラがとらえている。バルトークの音楽と合わせると、まさに鬼気迫る感じだ。

それとも、命を削って・・・、いや、削り取った命をむき出しに見せている。そんな感じさえする。


「青ひげ公の城」は土曜日の夜BSプレミアムでやっていたので録画したが、まだ見ていない。
このドキュメント番組を見たからには、軽々しく見れない。
居住まいを正して見なければなるまい。

2011年10月6日木曜日

くるみ割り人形

「CDで音だけ聞いていても素晴らしいが、しかしそれが全てではなかった。
オペラにしろバレエにしろ、舞台で演じられているのを見なきゃだめだ」

デアゴスティーニのバレエDVDコレクションで「くるみ割り人形」を見ての感想です。


チャイコフスキーの3大バレエは、音楽だけでも素晴らしく美しい。十分に作品として成立しています。
特にそれぞれの組曲は、カラヤン/ウィーン・フィルのCDで堪能しています。

けれどもDVDで、ライブ映像を見ると、やっぱりバレエは「バレエの曲なんだ」と強く思いました。
作曲者はあらすじと各場面をイメージしながら曲を作っているはずです。バレエ・ダンサーに踊れれることを前提として書いています。だから、音だけ聞いていても、それだけで100%ではない。当たり前と言えば当たり前のことに気がつきました。

交響曲や管弦楽曲は、聴覚から入ってくるもので感動します。バレエは聴覚プラス視覚で魅了されます。
しかも素晴らしい舞台装置と衣装、練りに練った演出と振付、そして素晴らしい踊り、すべて視覚でとらえられるものです。
クラシックの中で、最も視覚に訴える要素が大きいといえます。

だから、見なきゃだめだ。

そう思うのです。


いや~、それにしても九十数分が夢見心地でしたね。3大バレエの中で「くるみ割り人形」が一番好きですから、なおさらです。

オペラは同じ作品を短期間に繰り返し見たいとは思いません。数ヶ月以上間隔を開けたいと思いますが、「くるみ割り人形」はわりと頻繁に見ていたいと感じました。

ちなみに、あらすじは (デアゴスティーニのHPから引用します)
<クリスマスイブ、シュタールバウム博士夫妻の家のパーティに招かれた魔術師ドロッセルマイヤーは、夫妻の娘で15歳のクララにくるみ割り人形をプレゼント。その夜、クララはくるみ割り人形が気になって、そっと居間に出てきます。そのとき時計が0時を告げ、不思議なことが起こります。大きなねずみの大群が現れ、くるみ割り人形が率いるおもちゃの兵隊と戦いになります。そして、ねずみの王と戦ったくるみ割り人形は王子に変身。クララを不思議な国へと誘います。そこでクララは憧れのバレエの役、金平糖の精になって王子と踊るのです。踊りの最高潮で夢は消え、クララはクリスマスツリーの下で目を覚ましたのでした>

2011年10月2日日曜日

ジャズ組曲

録画はしていたけど、なかなか聞くことができなかった今年のワルトビューレ・コンサート。ようやく聞くことができました。

ショスタコーヴィッチは僕にとってなじみの少ない作曲家です。
ジャズ組曲は初めて聞きました。

へ~、こんな曲もつくるんだ!

これが率直な感想。こんなに聞きやすい曲も書けるんですね。これまでのイメージと大違いです。

2011年9月19日月曜日

ザンデルリンク

旧東ドイツの著名な指揮者のクルト・ザンデルリンク氏が、18日、ベルリンで亡くなりました。98歳でした。

というニュースがありました。

ザンデルリンクは若かりし頃いくつか聞いたことがあります。FMで流れた演奏をカセットテープに録音して聞いたのです。何の曲だったかは覚えていません。たぶんドイツものであったと思います。

CDでは1枚ももっていません。ブラームスか何かを買おうかなと思ったことはありました。今もHMVのお気に入りリストの端っこに残っているかもしれません。

ということで、僕にはやや縁遠い指揮者でした。

2011年9月14日水曜日

バレエ

ここ1週間の暑さには参ってしまいます。
8月がこれくらいなら耐えられるのですが、9月になってのこの暑さには体がついていきません。

昨日書店に行きました。隔週で買っているオペラ・コレクションを取りに行くためです。
すると思わぬものが発売されていました。バレエ・コレクションです。レジ前に積んであったのが、目に留まり手に取ってみました。パラパラとページをめくって即買いです(笑)

















写真右にあるのがオペラ・コレクション。今回はワーグナーの「ジークフリート」。
左がバレエ・コレクション、第1回配本はチャイコフスキーの「白鳥の湖」です。

オペラの方は2年前の9月1日発売、現在54巻ですが、そろそろ完結しそうな感じです。(たぶん年内で終わるかな?)デアゴスティーニそれを考慮に入れて新シリーズ発売したのでしょうか。

さて、バレエはというと、関心はあるし結構好きなんですね。
ただ全曲通して見たことがありません。生は当然ないですし、TVでもありません。だから映像でいいから見てみたいという思いはずっと持ち続けていました。

そこでの書店での出会いです。買わずにおれましょうか(笑)

出会いというのはオーバーな表現ですが、即買わせるほどの魅力があったのは事実。

TVでまれに放送されるのを見て、セリフも歌もないのに踊りだけで表現するところのすごさと、その踊りの美しさと雄弁さに魅せられるのかもしれません。
それから僕はワルツその他の舞踏音楽が好きなことも大きな要因です。理屈抜きで踊れる曲が好きですね!

一方、アマチュア吹奏楽団の指揮者をしていますから、体をつかっての表現に何か学びたいという目的も少しあります。
特に手の動きが見てみたい。肩~腕~肘~指先に至るまでの表情を注視したい。そこから何かを感じ取りたい。小澤征爾やカルロス・クライバーの指揮をじっと見るように。
バレエの楽しみ方でいうと邪道ですけどね(笑)


それから僕の大好きなプロコフィエフが聞けること。
第4巻が「ロミオとジュリエット」です。

それ以降はどうなるのかな?
「シンデレラ」があると嬉しいです。

2011年9月1日木曜日

2回目を聞いて

今日は小澤征爾の誕生日。1935年生まれなので76歳になります。
「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の中国公演が今日から11日まであり、指揮する予定でしたが、入院することになりキャンセルとなりました。小澤さんにとって中国は生誕の地でもあるから、余計に残念だろうな。

小澤大ファンの僕にとっては、できるだけ長く指揮活動を続けてほしいので、ここのところの体調は気になるところ。

さて本題。

HMVを利用することになってから、クラシックCDを年に数回まとめ買いするようになりました。3つまとめると安くなるので、これを利用しています。
よくあるパターンとして、5枚以上あるようなBOXセット(これだと1枚当たりの単価が非常に安くなる)を3セット購入というもの。すると一度に十数枚から三十枚くらいのCDが届きます。これを1ヶ月から3か月かけて聞くのです。聞き終わると「ぼちぼち次がほしいな」とうずきだし・・・、誘惑には勝てず次を購入(笑)
とまあ、こんなサイクルでいくので、聞くのが1回きりというCDがどうしても多くなります。
今は6月中旬に購入したCDを全部聞き終えて、次回購入をもっているところ。次の1セットだけは決まっています。

小澤征爾EMIレコーディングス(7CD)
購入理由は2つ。
・小澤さんの若いころの録音が多い。壮年の頃の録音は評価が高いが、それを自分の耳で確かめたい。
・このセットには、僕がCDで持っていない曲が多い、また聞いたことのない曲もある。(収録曲は上記をクリックして確かめて下さい)

実はこれの発売が9月30日。
あとの2セットを何にするか、今月下旬に決めることにしています。

なので今は空白の時期。
お盆過ぎから新しいものは聞いていません。1回きりになっているCDの2回目というのが多いです。
これって結構いいですね。収穫があるといった方がいいかな・・・
1回目はパッとしなかったのが、聞きなおしてみてその良さに気付くのです。

その一つがマーラーの「復活」
昨年の小澤さんの75歳を記念して発売されたBOXセット。ここにボストン響と録音したマーラーの交響曲第2番があります。
昨年聞いたときは、おとなしめて冴えないなと思ったのですが、昨日聞いて「おお、凄い」と。

それから6月に購入した「ジュリーニ・イン・アメリカ」の2セット。
「英雄」「新世界」「展覧会の絵」「シューベルト/交響曲第9番」も1回目にイマイチだったのが、2回目で良さがわかった。

なんだろう?2回目に良さがわかるとは・・・
数日前からこのことを考えています。散発的に何やら浮かびますが、全然まとまっていません。
それよりも気に入ったCDが増えるのが嬉しい。二度と聞かれずにお蔵入りするCDが少なくなるのが嬉しい。
そう思っています。

2011年8月31日水曜日

新世界

ジュリーニ・イン・アメリカのBOXセット2つを一通り聞き終え、2回目に入っています。

するとどうでしょう、1回目はパッとしなかった演奏が、すばらしく聞こえてくるではありませんか。
「英雄」がそうでした。そしてドボルザークの交響曲第9番もそうです。

1回目の印象と2回目が全然違うのです。なぜなんでしょう?

ジュリーニの音楽づくりの馴染んできたからでしょうか?

2011年8月25日木曜日

いろいろ聞いているけど

更新が滞っています。

聞くのは聞いているんですよ。
どうにも文章にならなくて(苦笑)

ワルターで「英雄」を聞きました。
思っていたよりスケール感がありました。
「思っていたより」というのは僕の偏見です。というか、ワルターをほとんど聞かなく僕の勝手に作り上げたイメージのなせる業です。
だから、いい意味で裏切られました。しかも大きく。
これから二度三度ワルターの「英雄」を聞くような気がします。

インバルでマーラーの4番と5番を聞きました。友人が貸してくれたのです。
金管の音がテンシュテット盤と全然違いますね。オケの違いでしょうか(ロンドン・フィルとフランクフルト放送響)
インバルはすっきりしたマーラーという印象です。

2011年8月9日火曜日

ジュリーニの英雄

ジュリーニでベートーヴェンの交響曲第3番を聞いたのが、スカラ座フィルを振った晩年の録音。
おの遅いテンポにどうてもついていけなかった。

今回はロス・フィルを振った一枚。
(ジュリーニ・イン・アメリカのBOXセットに納められている)

1回目聞いたときは、スカラ座フィルよりもテンポは速いが、自分の好みのテンポよりすこし遅い。そこがものたらなくもあった。
これは2楽章を除いた話ですよ。緩徐楽章は申し分ありません。

聞き終えて、このCDはこれっきりになるのかなと思っていたら、なぜかしら急に聞きたくなって再度聞く。
2回目ということで慣れてきたのかな?わりとしっくりくるものがあった。

それ以上に、いままで聞いた「英雄」とは違った解釈と演奏で、僕の中では一つの位置を築いた感じがする。

僕はこの曲に壮大さやスケール感を求めるのだけれども、ジュリーニ盤はそれ以外のところ魅力がある。
換言すれば
スケール感という評価基準をのぞけば、その他ではかなりの高水準の演奏ということになる。

2011年7月28日木曜日

ジュリーニ・サウンド

ジュリーニ・イン・アメリカの2つのBOXセットをずっと聞いていて感じたこと。

弦楽器の音が独特なこと。

どう形容していいかわからないけど、他にない音色になっている。これってジュリーニの音なんだろうな。

そこで、ふと頭に浮かんだのが

“ジュリーニ・サウンド”

という言葉。

俗に“カラヤン・サウンド”という、カラヤン独特の音。強烈な個性のなせる業だと思う。
ジュリーニが強烈な個性の持ち主とは言いずらいが、まさに独特な音。

カラヤンがベルリン・フィルという手兵を得て、というよりも自分の楽器を得て作り上げたもの。

ジュリーニは特定のオーケストラの主席指揮者とか音楽監督になっていなかったと思う。(僕の記憶に間違いがなければ)
もし、手兵となるオーケストラを率い10年、20年熟成させていたら、香り高い“ジュリーニ・サウンド”を作り上げていたかもしれない。


こんな空想をするのも楽しい。

2011年7月23日土曜日

ジュリーニの振り分け

ジュリーニ・イン・アメリカを購入しました。

ロス・フィルを振ったものとシカゴ響を振ったものの2セットとも買いました。

おおよそ聞き終えようとしています。
ここで思ったこと。オーケストラによって曲を選んでいるのではないか?ということ。

シカゴ響は深さを表現することを重視した場合。

ロス・フィルは若いメンバーが多いようなので、若さを打ち出したい場合。

でも物事はこんな単純な割り切りはできませんね。

2011年7月12日火曜日

ベートーヴェン/交響曲第5番

買いました!ジュリーニ・イン・アメリカ























1枚目がベートーヴェン/交響曲第3番

2枚目がベートーヴェン/交響曲第5番と第6番

この5番がびっくるするほどよかったです。
特に1楽章は出色の出来栄えですね。

数年前にスカラ座フィルを使っての全集を聞いたのですが、ほとんどの曲のアレグロ楽章が遅いテンポで、いまいち好きになれませんでした。
なので、あまり期待せずに聞いたのですが、この5番は冒頭から別人かと思わせる演奏でした。
オーケストラの鳴りっぷりと勢いのよさ、あぐっと息をのむばかりです。

2楽章のカンタービレもいいし、3楽章の主題を吹くホルンも気持ちいい。
4楽章も盛り上がりますね。


5番はほとんど聞きません。
敬して遠ざける感じです。

久々に聞いて、しかもすごいいい演奏だったので大満足です。

2011年7月10日日曜日

4年

2007年7月10日にブログを開設して4年たちました。



どれくらい書いたでしょうか?

クラシックブログの難しさを痛感し、しばらく休止。

どうしようもなく苦しくて書くことができなくなりました。

もう背伸びせず、書けるときに書こう。というスタイルに変えて、細々と再開。

そして今日に至っています。


客観性などありません。もう独断と偏見で書いています。

立派な文なんか書こうと思っていません。

思うがままに書くことが「司馬氏のアイーダ」長続きの秘訣だと考えています。

2011年7月8日金曜日

いろいろと聞こえる9番1楽章

ここのところマーラーの交響曲第9番1楽章をよく聞きます。

テンシュテットが水墨画みたいな演奏で、印象が強かった。じゃあ、シノーポリはどうだったっけ?と思って、全集から取り出してきました。

シノーポリのマーラー全集は数ヶ月ぶりです。

1楽章が始まってしばらくして、そうそうこれがシノーポリの特徴だ。いろんな音が聞こえる。スコアにいろんな動きが書き込まれています。それらをいっぱい見せてくれます。(違った・・・)聞かせてくれます。

こんな音があったのか?と新鮮な驚きと楽器の原色が活かされて色彩感が生まれます。

こういう演奏もいいなぁ

と思ったのであります。



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2011年6月30日木曜日

聞きました

テンシュテット/ロンドン・フィルによるマーラー交響曲全集のBOXセットを全て聞き終えました。



このセットは通常の全集に加え、5番・6番・7番のライブ録音をプラスしたお買い得盤でした。

堪能しました。満足ですね。

20代の頃買った5番、しかもレコードだったのですが、これがテンシュトットのマーラーとの出会いでした。
それから◯◯年、ようやく他の曲も聞くことができました。
全曲聞いてみて、やっぱりテンシュテットのマーラーは僕の好みに合っている。これを確認する事ができました。
また、好みの演奏で全曲聞ける幸せも感じました。

マーラーの全集はこれで3セット目。
始めは全て違う指揮者によるもの。2セット目はシノーポリ盤、そしてテンシュテット盤と。

数ヶ月前にシノーポリで全曲通して聞き、今回テンシュテットで踏破しました。
面白いですね、両者の違いがいろいろと感じられて。
言葉にするのは難しいのですが・・・

わずかばかり言えるところを書くと、シノーポリは音色の多彩さ、テンシュテットは情念の塊。
しかしこれは演奏の特質の一つであって全てではありません。

もっと文章で表したいのですが、適切な言葉が見当たりません。
マーラーを聞く量と質が圧倒的に少ないですから。

量が少ないからと言って、全集をどんどん買うかというと、そんなに金銭的余裕もありませんし、時間もありません。
けど、ショルティやバーンスタインで超廉価盤が発売されると買うかも(笑)

とりあえず今思っているのは、しばらく間を置いてから、所有CDを聞きなおすこと。そこからいろんなことを感じるかもしれません。



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2011年6月26日日曜日

墨絵みたいな9番1楽章

ずっとテンシュテットのマーラーを聞いてきました。

同じ作曲家の作品を同じ指揮者とオーケストラで演奏したならば、全編同じようなカラーになる。そう言えると思います。

テンシュテットによるマーラー全集には、その一般論があてはまります。
しかし例外が一つありました。
それが9番の1楽章。

抑えた音量、水墨画を思わせるような音色。色彩感のない、濃淡のみで描かれた音の世界。
そんな感じがしたのです。

他の曲にない音作りで、逆に印象に残りました。

2011年6月22日水曜日

ツァラトゥストラはかく語りき

「ツァラトゥストラはかく語りき」「ドン・ファン」「死と変容」の3曲が入った1枚。



テンシュテット/ロンドン・フィルの演奏。
どこがどう良かったか言えませんが、すごく気に入った1枚になりました。

R.シュトラウスは好きな作曲家ですが、あまり曲を聞きません。聞く数が少ない分、比較対象するものが限られてくるので、演奏についてうまく言葉で表現できないのです(悲)

「ツァラトゥストラはかく語りき」は冒頭のイメージが強すぎて、派手な大オーケストラ曲という感じがしますが、なかなかどうして、室内楽的要素がそこそこあるのです。
テンシュテット盤はそこのところを気づかせ、聞かせる演奏をしています。

「死と変容」は、何かしら心に迫ってくるものがありました。R.シュトラウスにそんなのあったっけ?と思わせる演奏でした。

「ドン・ファン」は、どうこがどうと言えないんだけど、よかったなぁ。


R.シュトラウスはケンペの全集とカラヤンのが数枚で満足していたというか、それ以上増やさなくてもいいと思っていました。けれどもテンシュテットの1枚を聞くと、この人で他の曲が聞いてみたくなりました。

・・・で、HMVで検索してみたのですが、あと1曲だけ録音があるみたいで、他はないようです。他のサイトでは探していません。
残念です。

2011年6月18日土曜日

佐渡裕を見倣え

「佐渡裕を見倣え」

というタイトルで

風のように」に

一文を書きました。

2011年6月17日金曜日

モーツァルト ― カメレオンの音楽

「モーツァルト ― カメレオンの音楽」

というタイトルで

風のように

で書きました。

2011年6月13日月曜日

勝負曲

一昨年のジューン・コンサート。演奏会当日の朝、車で会場に向かうときかけていたのが、ベートーヴェンの「英雄」。
この時はカラヤン/ベルリン・フィル(196?年録音)
スケール感があり、スタイリッシュでカッコいい演奏だった。

昨年はハチャトリアンの「仮面舞踏会」よりワルツだったと思う。演奏曲目に入っていたから。

そして今年のジューン・コンサート。
数日前から「英雄」に決めていた。演奏はテンシュテット/ロンドン・フィル。
運転しながらなので、じっくりと聞く事はできないが、スケール感は十分伝わってくる。
第1楽章と第3楽章の途中まで聞く。

まさか2楽章を聞くわけにはいかない。自分としては今年の勝負曲という位置づけだ。テンションをあげて、演奏会場に乗り込むのだ。

やっぱり「英雄」はいい!十分盛り上がった。

2011年6月7日火曜日

ブルックナー/交響曲第4番

先日、マーラーの交響曲第3番と第4番のスコアを購入しました。
これについては
風のように」に書きました。


さて、今日もテンシュテットです。

ここのところテンシュテットずいています(笑)
2つもBOXセットを買いましたから、聞かなきゃね。

関心のある指揮者であるのに、今までほとんど聞いた事なかったから、どんな演奏をするのだろうかという興味がる。
そして、買ってすぐ聞かなければ未聴CDとして、山のように積み上げられてしまう。
おもに2つの理由ですね。

ということで
ブルックナー/交響曲第4番ですが、これは素晴らしい演奏でした。
テンシュテットはブルックナーもいいと、何かで読んだ記憶がありますが、今回初めてブルックナーを聞いて納得しました。

スケール感と高揚感ですね。
4番でこんなに高揚感を感じたのは初めてではないでしょうか。そういう意味では珍しいかな?

次は8番です。どんな演奏でしょう、楽しみです。

2011年6月3日金曜日

訂正

シューマンの交響曲の演奏はベルリン・フィルでした。

テンシュテットはほとんどロンドン・フィルと思い込んでいて、初歩的な間違いをしてしまいました(恥)

2011年6月2日木曜日

シューマンの3番と4番

実はテンシュテットのBOXセットを2つ買ってまして、一つがマーラー、もう一つが交響曲・管弦楽曲セット。いろんな曲がはいっています。



マーラーの方を中心に聞いていますが、時折こちらのCDをはさむようにして聞いています。
今回取り出してきた1枚が、シューマンの交響曲第3番と第4番。演奏はロンドン・フィル。

これ、なかなかのもんです。

シューマンはほとんど聞きません。
今春ピアノ曲を聞きだして、こんなロマンチックな世界があるのか!と驚きつつピアノの調べに浸っていたのが、最新のシューマン体験。

3番の交響曲は聞いたことがありますが、ほんとに久しぶりに聞くことになりました。
テンシュテット盤はスケール感があっていいですね、それは1楽章と5楽章。一方で4楽章の暗さも印象的。


4番を全曲通して聞くのは初めてかもしれません。部分的に知っているところがありますが・・・
くすんだ音色に魅力を感じさせました。マーラーと全然音作りが違いますね。そうするのがプロなんでしょうが、そこに素直に感心します。

演奏そのものは凄く説得力があるもので、ぐいぐい惹きこまれます。

2011年5月31日火曜日

やっぱりいい!

ずっと聞いているテンシュテット/ロンドン・フィルによるマーラーの交響曲。

5番はレコードで、またそれを録音したカセットテープで何度も聞きました。
すべてが僕の中に染み付いていると言っていいでしょう。

何年ぶりになるか久しぶりに聞きました。
演奏の隅々をしっかり覚えていますね。ここはこういうテンポでこういう歌わせ方、そして音の作り方、対位法の処理等。
そうそう、これこれ!と思いながら聞きました。

「刷り込み」とはこういうのをいうのでしょうか?


それと関係はなく、やっぱりいいです。テンシュテットによる5番は。

2011年5月26日木曜日

マーラー/交響曲第7番

マーラーの交響曲第7番、これまで右から左へ抜けていく曲でした。

テンシュテット/ロンドン・フィル(スタジオ録音)の演奏で、初めて耳にとまりました。


前置きとして僕の7番体験を書きますと、
20代の頃にマーラー・アレルギーにかかって、マーラーから離れました。この時点で断片は知っていえも全楽章聞いたことがなかったのが7~9番。
数年前に7番の2楽章だけを聞きました。なにかのオムニバス盤です。はじめの数分は聞けたのですが、あとは散漫な気分になり、音のみが耳を通過していくだけでした。

初めて全楽章通して聞いたのは昨年。2,3枚聞いたのですが、どれも僕の中に入ってきませんでした。巨大な音の塊が虚しく通過するだけだったのです。

そうして今回テンシュテット盤を聞いて初めて僕の耳にとまりました。
音が右から左へ通過せずに僕の中にとどまったのです。

これで7番が聞けるようになるという感触を得ました。
しばらくテンシュテット盤を聞き続けるでしょう。僕の中で定着したと感じる時まで。


話が少しそれますが、
「刷り込み」という言葉をクラシックブログで使われているのを時折見かけます。
高校の生物で習った言葉が、こういうところで使われるのかと、初めて見たときは驚きました。何回かすると慣れましたが・・・・

今度は自分が使ってみるのですが、
マーラーの5番はテンシュテット盤(スタジオ録音)は僕にとっての「刷り込み」である。
そういえると思うのです。

そうして7番についてもテンシュテット盤が「刷り込み」になる。
そう予想されます。
というか、9割以上の確率でそうなりますね。

2011年5月24日火曜日

音が太い

テンシュテット/ロンドン・フィルによるマーラーの交響曲第4番の演奏を聞いて

「音が太い」

と感じた。


1~3番で気付かなかったことだ。
今まで聞いてきた(といってもごく少ない回数ではあるが)なかで作られた4番のイメージと違ったのだ。

比較にと思ってシノーポリ/フィルハーモニア管のCDを取り出して聞いた。

うん、確かに違う。太くない、じゃあ細いと言うのも変だ。精妙といえばいいのか・・・、うまく言葉が浮かばない。

同じロンドンにあるオーケストラだが、音が違う。響きが違う。
もともとオーケストラとしての体質の違うのか?指揮者の音づくりの違いか?録音による違いか?(東芝EMIとドイツ・グラモフォンだ)

僕にはわからないけど、個人的好みからでいえば、4番はシノーポリの方がいい。
かといってテンシュテット盤を否定するわけではない。そういう音の世界もありだと思う。

話を1番に転ずるけれども、テンシュテット盤の音の太さがかなりプラスの働いていると思う。
2,3番も同様だと思うが、加算度は1番がはるかに大きい。

では4番では?
あくまで個人的好みでいえば、マイナスに働いたことになる。



曲の解釈と音作りは不可分の関係にある

・・・と思う。
テンシュテットの4番の演奏を聞いて、いろいろな思いが浮かんでは消えている。しばらく考えよう。

2011年5月21日土曜日

テンシュテットのマーラー

テンシュテットのマーラーはいい!

僕の好みの合うんです、演奏が。
まだ聞き始めて、3番までですが、すごくいいです!


マーラーについて、またその演奏について語るべきものが僕にはありません。長い間マーラー・アレルギーで遠ざかっていて、一昨年から聞けるようになったぐらいですから。
評する言葉はなく、ただ聞いて、素直にいいなと思えるのです。


不思議なのは、アレルギーから解放されると、待ってましたとばかりに(?)マーラー全集を買い始めたこと。昨年1セット目がスタートで、先日購入したものが3セット目。僕にしては速いペースです。

その3セット目とは、つまりこれ。



テンシュテットによるマーラー全集。
スタジオ録音に5,6,7番のライブ録音がプラスされた16枚組。
価格は3080円という廉価盤。

それにしても安いですね!
買う方にしてすごく助かります。


ところで、テンシュテットとの付き合いは大学生の頃。
僕にとってのマーラーのレコードの2枚目か3枚目になるのが、彼が指揮した5番のシンフォニー。

アダージェットは知っていたけど他の楽章を聞いたことがなかったので、僕にとっては初めての5番。
これによって僕は5番が大好きになりました。

マーラーの中では今のところ5番が一番好き。そして現時点で、テンシュテット/ロンドン・フィルのスタジオ録音が1番のお気に入り。

今思うに、マーラー・アレルギーになっていた期間も引き止め役をしていたのかもしれない。断言できないけど、なんとなくそんな気がしています。
そう考えると、僕にとってのマーラー体験で、テンシュテットは大きな存在かもしれない。

聞き始めた全集、素直に1枚目から聞いています。1番→2番→3番の順です。
2番はいまいちだったけど、1番と3番は虜になりました。何度も聞いた5番におけるオケの鳴らせ方や歌わせ方、その他全部を思い出させるものでした。

知らぬ間に、5番の演奏によって「好みの色をテンシュテット色に染められた」ような気がします。


4番以降、気がむけば検証してみます(笑)

2011年5月19日木曜日

ペレアスとメリザンド

「パルシファル」の後は、違った雰囲気のオペラにしようと思って、ドビュッシーの「ぺレアスとメリザンド」を取り出したきました。

ドビュッシーが脱ワーグナーを目指して作曲したこのオペラ。全然違います。
といっても表面的な聞き方しかできていませんから、深いところへいくとどうなるのかわかりませんが・・・。

まだ第1~2幕しか聞いていません。
感想をまとめるのに時間がかかりそうです。

2011年5月17日火曜日

パルシファル第2、3幕

デアゴスティーニのオペラ・コレクションは1990円。
どんなオペラでもこの金額です。
つまりDVD1枚でも、2枚でも。「魔笛」やワーグナーのオペラなど2枚でこの金額ですから、お買い得感があります。

さて、パルシファル第1幕を見てから時間があきましたが、ようやく第2~3幕を見ることができました。

クラシックを聞き始めた十代の頃から、聖なる雰囲気の音楽が好きでした。
パルシファルはそれを感じさせるオペラで、これまではCDだけで雰囲気のみを味わってきました。
こうしてバイロイト・ライブの映像を見、字幕を追っていくと、キリスト教的要素の多い作品ということがよくわかります。
ワーグナーの宗教観や見る人個人の信仰云々を別にしても、人間の奥底に働きかける何かがあるとわかりました。

いいのもはいいです。
宗教に寛容な(悪く言うと無分別な)日本人の感性かもしれませんが・・・


数年に1回ぐらいのペースで繰り返しみたいDVDです。
そして、バイロイトで実演を見たい。可能性0に限りなく近いですが。

2011年5月15日日曜日

ヴァントのブラームス

ヴァントのブラームスについて

風のように

で書きました

2011年5月10日火曜日

ピュア・トーン

ノリントンによるベートーヴェンの交響曲第1番について

風のように

に書きました。

2011年5月6日金曜日

パルシファル第1幕

デアゴスティーニのDVDオペラのシリーズをずっと購入しています。

昨年末から多忙のため見ることができませんでしたが、ようやく余裕が出てきたので久しぶりに見ました。

まだ見ていないDVDがたくさんある中で一番見たいと思ったのが、ワーグナーの舞台神聖祭典劇「パルシファル」。

CDでカラヤンとクナッパーツブッシュ(LPも持っていたが)、そしてクーベリックと持っています。
若い頃からずっと好きでした。

オペラは粗筋とセリフがわからないと楽しみは半減します。
これまではCDの音のみで楽しんでいました。対訳歌詞をみるのは骨が折れるのでやりません(苦笑)
だから今の時代DVDで映像(字幕付き)が見れるようになったのは大変嬉しいこと。

さて、前奏曲から始まります。
ここは指揮者とオーケストラを映していませんのでかえってやや退屈。(CDの音だけのほうがかえってよいと贅沢を言います)

あ、忘れていました。
指揮者はホルスト・シュタイン。1981年のバイロイト音楽祭のライブです。

第1幕が始まりました。
耳に馴染んだ音楽が流れます。
歌詞が字幕で出ます。「ほう、そんな歌詞だったのか」と軽い驚きと新鮮な気分。

劇が進行するにしたがって、静かで深いものがたまってきます。何かが僕を満たしてきます。
感動と言ってしまえば薄っぺらになる何かが僕をいっぱいにしていきます。

ああ、パルシファル!
ほんまにこのオペラ、いい!


まずはDisc1を見ました。
このあと何も聞く気がしません。僕の中に入り込んだパルシファルをそのままにしておきたいから。

後日Disc2を見ます。

2011年5月4日水曜日

つまみ聞き

クーベリックで

「英雄」1楽章と「皇帝」1楽章を聞く。

スケール感があるなァ!

この壮大さが好きだ。


ヘブラーで

モーツァルトのピアノソナタを聞く。

手前にあったものから聞いたので、何番かわからない。
でもいいや。この響きとまさにモーツァルトの世界がいいんだな。


カラヤンで

マーラーの交響曲第9番の1楽章を聞く。

他の演奏と違う、カラヤンの響きがする。
これもよし。

2011年4月23日土曜日

たくさん読んで

今年に入ってずっと余裕がなく、ブログも更新していくの精一杯でした。

今日雨が降って、春祭りの屋台ひきの手伝いがなくなり、十分な時間ができました。

それで、久しぶりにクラシックブログをたくさん読むことができました(満足)

皆さんのブログは充実していますね!

2011年4月18日月曜日

フィラデルフィア管

今日の新聞に「フィラデルフィア管 経営破綻」と書いてあった。 アメリカのビッグ5がか! 驚きです。経済が厳しくなると、経営が行き詰るところも出てくるのですね。

2011年4月10日日曜日

食わず嫌い

若かりし頃聞いたシューマンの交響曲やピアノ協奏曲がイマイチだったので、すっかりシューマンとは縁遠くなりました。 この前から聞いているピアノ曲はすごくいいですね。 ほどよい甘さが「ロマン派」のイメージにピッタリです。 気に入ってしまって毎日聞いています。食わず嫌いはよろしくないですね(笑)

2011年4月6日水曜日

シューマン

この前からシューマンのピアノ曲を聞き始めています。 ほとんどが初めてです。 ロマンチックな雰囲気がいいですね。

2011年3月18日金曜日

ヘンゼルとグレーテル

フンパーディンクの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」を初めて聴きました。

序曲は知っていたのですが、オペラ全曲は初めてです。

2年前になるのかな?
カラヤン・コンプリート・レコーディングスのオペラや声楽曲を集めたセットものを購入しましたが、その中の1枚です。
・・・実際は2枚だけど(笑)

100枚以上あるセットですが、ようやく終わりが見えてきました。
つまり8~9割聞くことができました。あと1~2ヶ月で制覇できそうです。

ところで、この「ヘンゼルとグレーテル」はいい曲ですね!
原作はグリム童話です。
曲調はメルヘンチック、こういうのは僕の好みにピッタリ。すぐ気に入りました。

演奏はフィルハーモニア管弦楽団で古い録音ですが、慣れてくれば普通に楽しめます。


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2011年2月11日金曜日

カラヤンの「ばらの騎士」

カラヤンの「ばらの騎士」を

風のように

に書きました。

2011年2月7日月曜日

ヤナーチェク

ヤナーチェクの「オペラからの管弦楽組曲集 第1集」を聞いている。

歌劇「イェーヌファ」と歌劇「ブロウチェク氏の旅」をそれぞれ組曲にしたものだ。

僕にすれば冒険で買ったCDだけど、大当たりだ!

2011年1月29日土曜日

小澤のワーグナー













小澤征爾アニヴァーサリー・セットの1枚より、ワーグナーの管弦楽曲を集めたもの。

「蒼古たる響き」

漢字は正しいでしょうか?
ドイツ・オーストリアの巨匠が指揮した演奏には、この表現が使われるのを見たことがあります。

それがどんな響きなのか、聞いたことがないのでわかりません。

でも、なぜか小澤/BPOの演奏を聞いて、「蒼古」という言葉が浮かんできました。
華やかでも、輝かしくもありません。うずまくような情念も感じられません。

古色蒼然とした響きがそこにあるのです。

僕は小澤征爾にも、ベルリン・フィルにも、そういうイメージを持っていません。
なにやら不思議なんです・・・・


曲は
・歌劇『さまよえるオランダ人』序曲
・歌劇『ローエングリン』第1幕への前奏曲
・楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
・歌劇『タンホイザー』序曲
・楽劇『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:小澤征爾

 録音時期:1989年6月14、15日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(セッション)
 原盤:PHILIPS

2011年1月22日土曜日

フォーレ/ピアノ四重奏曲

フォーレ/ピアノ五重奏曲は2曲あるけど、四重奏曲の方も2曲ある。

どちらも素晴らしい。

リズムがハッキリしていなくて、たゆとうように流れる。弦ばかりではメリハリがなくなるので、ピアノでアクセントをつけている。

こんな言い方するとフォーレに失礼だな(苦笑)

要は内声部の作り方がドイツ・オーストリアの作曲家と違う。
今のところそんな印象をもっている。

室内楽をあまり聞かない者の暴論かもしれない。


ともあれピアノ四重奏曲2曲に満足しています。

2011年1月15日土曜日

フォーレ/弦楽五重奏曲

窓の外に降る雪を見ながら、フォーレの弦楽五重奏曲を聞きました。

雪景色とマッチしていい感じでした。

こんな組み合わせもあるんだなと、ひとり納得顔。


フォーレの室内楽曲は、ハッキリとしたメロディ・ラインが浮かび上がってくることがあまりなく(・・・と僕には感じられるのですが)、なにやらつかみどころがありません。
それが、ちらちら降る雪には合っていたのかな?

2011年1月8日土曜日

「軽騎兵」序曲

「軽騎兵」序曲について

風のようにで書きました。

2011年1月5日水曜日

echo

久々にバイドンを聞きました。

交響曲第38番、48番、49番

アダム・フィッシャー指揮で、タイトル付きの交響曲選集から取り出してきました。

順に「Echo」「Maria Theresia」「La Passione」です。

それぞれがどうのこうのというより、爽やかな気分になるのがいいですね!

2011年1月1日土曜日

謹賀新年

あけまして
 
 おめでとう

  ございます


「司馬氏のアイーダ」は、細く長くやっていきます。
今にも切れそうな細さですが、決して切らしません。

弟分のブログ「風のように」が主流になって、隅っこへ追いやられましたが、クラシックが大好きなわたくしめは決して見放しはしません(笑)

今年もよろしくお願いします。