2011年6月30日木曜日

聞きました

テンシュテット/ロンドン・フィルによるマーラー交響曲全集のBOXセットを全て聞き終えました。



このセットは通常の全集に加え、5番・6番・7番のライブ録音をプラスしたお買い得盤でした。

堪能しました。満足ですね。

20代の頃買った5番、しかもレコードだったのですが、これがテンシュトットのマーラーとの出会いでした。
それから◯◯年、ようやく他の曲も聞くことができました。
全曲聞いてみて、やっぱりテンシュテットのマーラーは僕の好みに合っている。これを確認する事ができました。
また、好みの演奏で全曲聞ける幸せも感じました。

マーラーの全集はこれで3セット目。
始めは全て違う指揮者によるもの。2セット目はシノーポリ盤、そしてテンシュテット盤と。

数ヶ月前にシノーポリで全曲通して聞き、今回テンシュテットで踏破しました。
面白いですね、両者の違いがいろいろと感じられて。
言葉にするのは難しいのですが・・・

わずかばかり言えるところを書くと、シノーポリは音色の多彩さ、テンシュテットは情念の塊。
しかしこれは演奏の特質の一つであって全てではありません。

もっと文章で表したいのですが、適切な言葉が見当たりません。
マーラーを聞く量と質が圧倒的に少ないですから。

量が少ないからと言って、全集をどんどん買うかというと、そんなに金銭的余裕もありませんし、時間もありません。
けど、ショルティやバーンスタインで超廉価盤が発売されると買うかも(笑)

とりあえず今思っているのは、しばらく間を置いてから、所有CDを聞きなおすこと。そこからいろんなことを感じるかもしれません。



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2011年6月26日日曜日

墨絵みたいな9番1楽章

ずっとテンシュテットのマーラーを聞いてきました。

同じ作曲家の作品を同じ指揮者とオーケストラで演奏したならば、全編同じようなカラーになる。そう言えると思います。

テンシュテットによるマーラー全集には、その一般論があてはまります。
しかし例外が一つありました。
それが9番の1楽章。

抑えた音量、水墨画を思わせるような音色。色彩感のない、濃淡のみで描かれた音の世界。
そんな感じがしたのです。

他の曲にない音作りで、逆に印象に残りました。

2011年6月22日水曜日

ツァラトゥストラはかく語りき

「ツァラトゥストラはかく語りき」「ドン・ファン」「死と変容」の3曲が入った1枚。



テンシュテット/ロンドン・フィルの演奏。
どこがどう良かったか言えませんが、すごく気に入った1枚になりました。

R.シュトラウスは好きな作曲家ですが、あまり曲を聞きません。聞く数が少ない分、比較対象するものが限られてくるので、演奏についてうまく言葉で表現できないのです(悲)

「ツァラトゥストラはかく語りき」は冒頭のイメージが強すぎて、派手な大オーケストラ曲という感じがしますが、なかなかどうして、室内楽的要素がそこそこあるのです。
テンシュテット盤はそこのところを気づかせ、聞かせる演奏をしています。

「死と変容」は、何かしら心に迫ってくるものがありました。R.シュトラウスにそんなのあったっけ?と思わせる演奏でした。

「ドン・ファン」は、どうこがどうと言えないんだけど、よかったなぁ。


R.シュトラウスはケンペの全集とカラヤンのが数枚で満足していたというか、それ以上増やさなくてもいいと思っていました。けれどもテンシュテットの1枚を聞くと、この人で他の曲が聞いてみたくなりました。

・・・で、HMVで検索してみたのですが、あと1曲だけ録音があるみたいで、他はないようです。他のサイトでは探していません。
残念です。

2011年6月18日土曜日

佐渡裕を見倣え

「佐渡裕を見倣え」

というタイトルで

風のように」に

一文を書きました。

2011年6月17日金曜日

モーツァルト ― カメレオンの音楽

「モーツァルト ― カメレオンの音楽」

というタイトルで

風のように

で書きました。

2011年6月13日月曜日

勝負曲

一昨年のジューン・コンサート。演奏会当日の朝、車で会場に向かうときかけていたのが、ベートーヴェンの「英雄」。
この時はカラヤン/ベルリン・フィル(196?年録音)
スケール感があり、スタイリッシュでカッコいい演奏だった。

昨年はハチャトリアンの「仮面舞踏会」よりワルツだったと思う。演奏曲目に入っていたから。

そして今年のジューン・コンサート。
数日前から「英雄」に決めていた。演奏はテンシュテット/ロンドン・フィル。
運転しながらなので、じっくりと聞く事はできないが、スケール感は十分伝わってくる。
第1楽章と第3楽章の途中まで聞く。

まさか2楽章を聞くわけにはいかない。自分としては今年の勝負曲という位置づけだ。テンションをあげて、演奏会場に乗り込むのだ。

やっぱり「英雄」はいい!十分盛り上がった。

2011年6月7日火曜日

ブルックナー/交響曲第4番

先日、マーラーの交響曲第3番と第4番のスコアを購入しました。
これについては
風のように」に書きました。


さて、今日もテンシュテットです。

ここのところテンシュテットずいています(笑)
2つもBOXセットを買いましたから、聞かなきゃね。

関心のある指揮者であるのに、今までほとんど聞いた事なかったから、どんな演奏をするのだろうかという興味がる。
そして、買ってすぐ聞かなければ未聴CDとして、山のように積み上げられてしまう。
おもに2つの理由ですね。

ということで
ブルックナー/交響曲第4番ですが、これは素晴らしい演奏でした。
テンシュテットはブルックナーもいいと、何かで読んだ記憶がありますが、今回初めてブルックナーを聞いて納得しました。

スケール感と高揚感ですね。
4番でこんなに高揚感を感じたのは初めてではないでしょうか。そういう意味では珍しいかな?

次は8番です。どんな演奏でしょう、楽しみです。

2011年6月3日金曜日

訂正

シューマンの交響曲の演奏はベルリン・フィルでした。

テンシュテットはほとんどロンドン・フィルと思い込んでいて、初歩的な間違いをしてしまいました(恥)

2011年6月2日木曜日

シューマンの3番と4番

実はテンシュテットのBOXセットを2つ買ってまして、一つがマーラー、もう一つが交響曲・管弦楽曲セット。いろんな曲がはいっています。



マーラーの方を中心に聞いていますが、時折こちらのCDをはさむようにして聞いています。
今回取り出してきた1枚が、シューマンの交響曲第3番と第4番。演奏はロンドン・フィル。

これ、なかなかのもんです。

シューマンはほとんど聞きません。
今春ピアノ曲を聞きだして、こんなロマンチックな世界があるのか!と驚きつつピアノの調べに浸っていたのが、最新のシューマン体験。

3番の交響曲は聞いたことがありますが、ほんとに久しぶりに聞くことになりました。
テンシュテット盤はスケール感があっていいですね、それは1楽章と5楽章。一方で4楽章の暗さも印象的。


4番を全曲通して聞くのは初めてかもしれません。部分的に知っているところがありますが・・・
くすんだ音色に魅力を感じさせました。マーラーと全然音作りが違いますね。そうするのがプロなんでしょうが、そこに素直に感心します。

演奏そのものは凄く説得力があるもので、ぐいぐい惹きこまれます。