2011年8月31日水曜日

新世界

ジュリーニ・イン・アメリカのBOXセット2つを一通り聞き終え、2回目に入っています。

するとどうでしょう、1回目はパッとしなかった演奏が、すばらしく聞こえてくるではありませんか。
「英雄」がそうでした。そしてドボルザークの交響曲第9番もそうです。

1回目の印象と2回目が全然違うのです。なぜなんでしょう?

ジュリーニの音楽づくりの馴染んできたからでしょうか?

2011年8月25日木曜日

いろいろ聞いているけど

更新が滞っています。

聞くのは聞いているんですよ。
どうにも文章にならなくて(苦笑)

ワルターで「英雄」を聞きました。
思っていたよりスケール感がありました。
「思っていたより」というのは僕の偏見です。というか、ワルターをほとんど聞かなく僕の勝手に作り上げたイメージのなせる業です。
だから、いい意味で裏切られました。しかも大きく。
これから二度三度ワルターの「英雄」を聞くような気がします。

インバルでマーラーの4番と5番を聞きました。友人が貸してくれたのです。
金管の音がテンシュテット盤と全然違いますね。オケの違いでしょうか(ロンドン・フィルとフランクフルト放送響)
インバルはすっきりしたマーラーという印象です。

2011年8月9日火曜日

ジュリーニの英雄

ジュリーニでベートーヴェンの交響曲第3番を聞いたのが、スカラ座フィルを振った晩年の録音。
おの遅いテンポにどうてもついていけなかった。

今回はロス・フィルを振った一枚。
(ジュリーニ・イン・アメリカのBOXセットに納められている)

1回目聞いたときは、スカラ座フィルよりもテンポは速いが、自分の好みのテンポよりすこし遅い。そこがものたらなくもあった。
これは2楽章を除いた話ですよ。緩徐楽章は申し分ありません。

聞き終えて、このCDはこれっきりになるのかなと思っていたら、なぜかしら急に聞きたくなって再度聞く。
2回目ということで慣れてきたのかな?わりとしっくりくるものがあった。

それ以上に、いままで聞いた「英雄」とは違った解釈と演奏で、僕の中では一つの位置を築いた感じがする。

僕はこの曲に壮大さやスケール感を求めるのだけれども、ジュリーニ盤はそれ以外のところ魅力がある。
換言すれば
スケール感という評価基準をのぞけば、その他ではかなりの高水準の演奏ということになる。