2008年7月31日木曜日

ふらふらと

皆さん、ガソリンを入れましたか?8月から上がりますよ。僕は一昨日に入れておきました。

ガソリン代にかかわって、ちょっと前のことですが、プリンターのインクカートリッジや itune card を買いに、数km離れたところにある家電量販店へ行ってきました。
普通なら自動車で行くのですが、ガソリン代を少しでも節約しようと思って自転車にしました。体力維持や健康のことを考えれば、歩いてもいいんですが、ちょっとこの暑さでは、歩く気になりません。
遠くの山や近くのたんぼに目をやりながら、ふらふらと自転車をこいでいくのは優雅なことだなと思いました。都会のビル街や地下鉄等をネクタイを締めて歩き回っている方のことを思うと申し訳なくなります。
えっちらおっちらのんびりとペダルをこぐのはいいのですが、あとで汗だくになるのがたまりません。それさえなければいいのですが・・・、贅沢な悩みですね(笑)

2008年7月30日水曜日

ベートーヴェン/交響曲第4番

TEさんに、ベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団の演奏による、ベートーヴェンの交響曲全集を貸していただいた。

全曲聞き終わって一番に気に入ったのが、第4番だった。
どこがどう気に入ったのかと問われると返答に窮するのだが、ハイティンクの資質と音楽解釈がオケの特徴とうまく組み合わされ、それが僕の4番の好みにあっていたということになるのだろうか。

僕が感じた演奏の特徴は、
すっきりさわやかな感じで、テンポがいいこと。全楽章ともテンポ設定がよかったと思う。
オケの響きがいいこと。さすがACO、上質の響きを聞かせてくれた。


ぼちぼち忙しくなり始めました。盆までは繁忙期になります。毎日のブログ更新は難しいのですが、なんとか頑張っていきたいと思います。

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2008年7月29日火曜日

交響組曲「もののけ姫」

映画「もののけ姫」の音楽を題材に、作曲者である久石譲が編曲とプロデュースをし、自らピアノも弾いているアルバムが、交響組曲「もののけ姫」である。

8つの曲で構成されている。
  第一章 アシタカせっ記    5:48
  第二章 TA・TA・RI・GAMI     6:45
  第三章 旅立ち~西へ~     4:58
  第四章 もののけ姫    4:43
  第五章 シシ神の森    6:10
  第六章 レクイエム~呪われた力~    7:10
  第七章 黄泉の世界~生と死のアダージョ~   7:21
  第八章 アシタカとサン    4:27

作曲が素晴らしいのは言うまでもないが、編曲も素晴らしい。
映画音楽は、映画と不可分の関係。サントラではストーリーや時間に制約されるが、この組曲では久石さんが、いろんな制約から解き放たれて思うままに作曲したという感じだ。
聞いていて映画のシーンや登場人物等が思い出されるが、純粋に音楽だけでも十分に楽しむことができる。

「もののけ姫」は宮崎監督の作品をあえてタイプ分けした場合、どれにも入らないようなやや異質のタイプかなと思っている。音楽もそれに合わせて違うような気がする。同じ久石譲なのだけれども。(それを作曲しわけるところが凄い)
シリアスなところや壮大なところ、タタリ神での迫力やぐぐぐっと心に迫ってくるところなどをまとめて、シンフォニックな曲になっている。

演奏はチェコ・フィル、マリオ・クレメンツが指揮している。
なんといってもオーケストラの音が美しく深みがある。弦楽器の美しさやしっとり歌うところは、さすがチェコ・フィルという感じだ。
金管はffでも余裕があるし、木管はこれも美しい音を奏でてくれる。特にオーボエには涙が出そうになる。

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2008年7月27日日曜日

高校Jazzバンド


先日、某ショッピングセンターで、高校Jazzバンドの演奏を聞きました。
その時の様子を携帯で撮りましたが、ピンボケで見にくいですね、すみません。
「うまい」という噂は聞いていましたが、初めて実演に出会いました。たまたまお中元の買い物に行ったら、ちょうど演奏の時間にぶつかったんです。ラッキーでした。
感想は、たしかに上手いです。高校生でいい感じのスウィングができるんだという驚きとハーモニーも ピタッときまっていて、ほーっ!やるな!という感じでした。

2008年7月26日土曜日

シベリウス/交響曲第1番

毎日暑いですね、今日は涼感のある曲をと思い、シベリウスの作品を取り上げます。

僕がクラシックを聞き始めて最初の数年間で、シベリウスの作品は「フィンランディア」と「トゥオネラの白鳥」ぐらいしか聞いたことがありませんでした。
いつのことか記憶がはっきりしませんが、第1番か第2番のどちらかで交響曲を聞くことになります。

ただ、カセットテープに録音して何度も聞いたのは交響曲第1番であることは間違いありません。FMで放送されたもので、

指揮 : コリン・デイヴィス
演奏 : ボストン交響楽団

によるものでした。
「シベリウスの音と響きはこういうものである」と強烈に印象づけた演奏でした。作品をわずかな種類の演奏でしか聞いたことのない僕にとっては、シベリウスの基準であり続けています。
でも、ベルグンド等ほかの指揮者で聞けば変わっていく可能性はあります。

第1楽章は、若さと勢いを感じます。第1主題がヴァイオリンのトレモロの後、登場するところがカッコいい。
第2楽章の静かなたたずまいを感じさせるメロディが好き。
第3、第4楽章はロシア音楽に近い雰囲気があります。思わず地図を見ましたが、隣の国なんですね(なんという無知か!) サント・ペテルブルグが近い・・・と、しばらく見ていました。

シベリウスの音と響きの話に戻りますが、
コリン・ディヴィスとボストン響の組み合わせだからこそ、「これぞシベリウスの音」と思わせているのだと考えています。
ボストン響の音は独特なものがあるような気がします。他のオーケストラにない音がします。管楽器(特に木管)に特有の音があるように感じるのです。(どう表現したらいいのか考えてみるのですが、適切な言葉が見当たりません) 
それがシベリウスにマッチしている。特にトランペットとオーボエの音がいい感じなんです。


明日は我が母校の吹奏楽コンクールの日です。
知っている子に「調子はどうだ?」と聞くと「ヤバイです」と言っていました。
頑張ってほしいです。

また、明日の午前中近所のソフトバレーボール大会があります。楽しみなのですが、この暑さにまいってしまいそうです。

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2008年7月25日金曜日

トトロ都市伝説

先週末のこと
「トトロは死神だって・・・、さつきとメイは途中で本当は死んでしまい・・・」という話を聞いた。
その時は「ふ~ん」という程度で別段気にとめなかった。それがここ一週間毎日のように同じ話をいろんな人が話しているのを聞くと、つい気になってくる。
「その話どこからきいたの?」と何人かに聞くと、「都市伝説」というキーワードが出てきたので、ネットで検索をする。出てくる出てくる、いっぱいあるじゃないですか。しかも一年以上も前の日付で。
なんで今頃、この話題が出てくるのが不思議なところ。

「トトロ 裏設定」というキーワードでも検索できる。
表のテーマと裏に隠されたテーマ、大いにありうると思う。深く考えたい人にとっては興味深いことかもしれない。トトロが大好きな人にとっては、夢やイメージをぶち壊すとんでもない話かもしれない。


隠されたテーマで思い出したことがある。
有名絵画を解説した本をだいぶ前に立ち読みしたことがあるけれど、それによると絵画のいろんな所に仕掛けがあったり、画家のメッセージが込められていたりすることが、部分的に拡大した図を使って説明してあった。

たとえば小説と映画で有名な「ダ・ヴィンチ・コード」では『ウィトルウィウス的人体図』、『モナ・リザ』、『岩窟の聖母』、『最後の晩餐』などのなぞ解きをしている。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、彼の絵の中でこんなメッセージを込めていたと、著者は説得力のある文章で書いている。真偽のほどはわからないけれども、大変面白い。小説はストーリー展開の巧みさもあって、僕は見事にハマってしまった。

2008年7月24日木曜日

かれえしゅう?

数年前のこと、ある会話の中で「かれえしゅう」という言葉がでました。

「カレー臭?  カレーの臭い?」

と思わず聞き返し、相手の人に呆れられてしましました。

「知らないの?加えるという字に、年齢の齢、そして臭いで、“加齢臭”。」と教えてもらいました。

この時に初めて“加齢臭”という言葉を知ったわけです。そして意味も。さらには今後年を重ねるに従って、自分の問題として気をつけていかなければならないことも。

それを先日の「カラヤン臭」の記事に使ってみました。
昨日「シェーンベルク/管弦楽のための変奏曲」について書きましたが、カラヤン臭は全くありません。それどころか「これくらい美しく演奏してもらったら、現代音楽でももっと聞くのに」と思った次第です。

ところで昨夜のこと、ふと「音響美」という言葉が頭に浮かびました。
どこかで聞いた言葉です。いつ、どこでなのかわかりません。会話の中か本を読んでいてか、それともTVを見ていてかもしれません。

新ウィーン学派の人たちや現代音楽の作曲家は、「音響美」というものをどれくらい意識して曲を作っているのだろうかと思ったわけです。
漠然と思っているだけで、今は何もわかりませんが、これから現代音楽を聞く時に、頭の片隅において聞いてみるのもおもしろいかなと思っています。

「音響美」という言葉、こうして頭に浮かんだのは、カラヤン/ベルリン・フィルが作り出す「音の響きの美しさ」のなせるわざだと思っています。

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2008年7月23日水曜日

シェーンベルク/管弦楽のための変奏曲

シェーンベルク作曲 管弦楽のための変奏曲 作品31 を

カラヤン指揮のベルリン・フィルの演奏で聞く。
これはカラヤン・サウンドの成功例の1つではないかと思う。

1926~28年に作曲されたこの曲は、12音技法による作品で、
序奏 ~ 主題 ~ 9つの変奏 ~ フィナーレ から成る。

僕の勝手な分類では「現代音楽」に入る。ほとんどの曲は、聞いていてよくわからない。感覚的になじめない。良さがわからないから、一度聞いても再び聞こうと思わない。ところがだ、この曲をカラヤン/ベルリン・フィルの美しい音と響きで演奏されると、すんなり耳に入ってくるのだ。

なぜだろう?

曲が素晴らしいかどうかはわからない。ただ、カラヤンの音楽性の高さとベルリン・フィルのうまさがあるのは間違いないだろう・・・
それより、磨き抜かれた美しい音と響きによる演奏という要素が多いような気がする。つまり感覚的な美しさが要因の一つではないかと思うのだ。

そういう意味で、初めて聞くシェーンベルク/管弦楽のための変奏曲、これをカラヤン/ベルリン・フィルの演奏で聞けてよかったと思う。美しい音に惹かれて何度も聞いている。曲のよさは相変わらずわからないのだけれど(苦笑)  まあ、そのうちわかるでしょう。

ここで突飛なことを思いついた。カラヤンが武満徹の作品を演奏したらどうなるだろうかと。
武満は現代音楽ではとてつもなく美しい音楽を書く人だと思う。美しい音楽を美しい音で・・・、想像としては楽しいかな(笑)

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2008年7月22日火曜日

俊輔は語る

中村俊輔はサッカー選手で、現在スコットランドのセルティックでプレーしている。
俊輔の著書が出たので先月購入し、ぼちぼち読んでいる。著書名は「察知力」、多分ゴーストライターが書いたのであろう。文面のみから受ける印象と、TVで見るぼそぼそとやや朴訥な感のある語り口調とに若干のずれを感じるが、俊輔の日頃考えていることがストレートに書かれていると思う。

その中から自分と周りの状況にピッタリだと思った言葉があった。
P165より
「どんなことがあっても、大きな目で見れば『失敗はない』と思っている。確かに“その瞬間”“ある時期”は、失敗だったと思うかもしれない。でも、それを次へ活かすことができれば失敗はない。」


あくまで次に活かさなければ意味がないと思う。次に活かすにはどうすれば・・・
考えることが多いです。

♪ポーニョ、ポニョ、ポニョ~♪
この歌は強烈なのだろう。歌詞やメロディのことではない。聞いたら忘れられない。知らぬ間に鼻歌になったり、口ずさんでいる。僕は歌わないのだけれど、周りの人たちが歌っている。大人も子供も一気にとりこにする力を持っている。久石譲恐るべし!

前回の記事で「トトロ」と似ていると書いたが、歌詞をつけて歌うとそんなに似ていると思わないようだ。僕の場合は、まず楽譜を見てメロディをとり、吹奏楽の合奏練習で歌詞なしの音だけで似ていると感じだのだ。その印象は今も変わりがない。

2008年7月20日日曜日

ポニョ

17日の読売新聞に掲載された宮崎駿監督のインタビューより
「もう一度、筆と鉛筆をしっかりもって、子ども達のために本当のアニメーション映画を作ろう」
と全編手書きの新作に臨んだとある。
なぜ原点の手書きみ戻ったかというと
「コンピューターグラフィックスを使った大作は、商業的にも成功したが、今度は大人向けになり、子どもの存在を忘れていく」という思いが募ったらしい。

さて、昨日から公開された「崖の上のポニョ」は、どんな映画になっているのでしょうか。
手書きとコンピューターグラフィックスの違いはどんなものでしょうか?映画の内容はどうなんでしょうか?
何よりも気になるのが音楽です。実は「崖の上のポニョ」の主題歌は、すでに吹奏楽編曲の楽譜が出版されています。作曲は久石譲です。
先日のY小学校で演奏しました。26日のT納涼祭でも演奏します。この夏、秋の演奏会で頻繁にとりあげると思います。ジブリ作品やディズニーものは重要レパートリーなんです。

さてこの主題歌ですが、「トトロ」に似ている楽しい曲です。(数人にトトロに似ていると言ってみましたが、そうかな?と首をひねられてしまいました。だから個人的主観かもしれませんが・・・
演奏していて楽しいが、トトロに似ているぶん新鮮味に欠けるのが残念なところです。
じゃあ、サントラはどうなっているのか?と逆に興味がわきます。近くのレンタルビデオ屋さんにチェックに行かなければなりません(笑)

2008年7月18日金曜日

カラヤン・サウンド

先日の「ロ短調ミサ」の文中で“カラヤン臭”という言い方をしたが、これはどぎつい表現だと思う。
“○○臭”というとあまりいい意味で使わないと思う。「悪臭」「口臭」「加齢臭」などのように。

じゃあカラヤンの指揮した演奏は、汚い音で不快感を与えるものかというと、とんでもない。磨き抜かれた美音で奏でられる極上のサウンドなのだ。俗に「カラヤン・サウンド」と言われる。
これを形容する言葉はいろいろとある、「流麗」「華麗」「ゴージャス」など。

ステレオ時代になってからの録音のほとんどが、ベルリン・フィルやウィーン・フィルという世界最高のオーケストラを使っていることが大きいと思うが、それだけではない。同じオケを使っても違う指揮者が振ると音が違うのだ。聞けばこれはカラヤンのものだとすぐ分かるほど、オーケストラの響きに特有の色と艶を持つ。他の指揮者にないものだ。
つまり、カラヤンは強烈な個性も持ち主で、曲を「カラヤン美学で染める人」だといえるのではないか。

カラヤン・サウンドはオーケストラの美しい音の一つの典型といえる。

ここからは、僕の個人的な好みの話だが、カラヤン・サウンドだ曲にぴったりマッチする場合と、そうでない場合があると思う。
曲と相性があわず、美音が不自然に浮いてしまっていると感じる時や、表面的な美しさとは裏腹になんとも言えない空虚感をおぼえる時がある。カラヤン・サウンドに問題ありなのか、カラヤンの音楽性と曲が合わないのか、僕の好みを合わないだけなのか、それはわからない。いずれにしろこのように感じ、演奏が鼻についた時のことを“カラヤン臭”と表現してみた。

このようなイメージを持っているため、バッハの曲は多分“カラヤン臭”を放つのではないかと、勝手に予想したわけだ。
結果は先日書いたように見事に裏切られてしまった。いや、裏切られてよかった。
おかげて、EMIのセットにある声楽作品(ミサ・ソレムニス、ドイツ・レクイエム、オラトリオ「四季」)を聞く気が俄然わいてきたのだ(笑)

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2008年7月17日木曜日

長刀鉾





「長刀鉾」を近くから撮りました。いっぱいの人が写真を撮っていましたよ。

祇園祭



京都は、学生時代の4年間を過ごしたまち。
京都三大祭のうち、「葵祭」と「時代祭」は見たことがありますが、「祇園祭」はありません。
昨日、急に所用で京都へ行くことになったので、これはいい機会と思い写真を持って行きました。
これは「長刀鉾」です。四条烏丸、大丸の近くで撮りました。

2008年7月15日火曜日

ワルキューレ

ituneでダウンロードした「ニーベルングの指輪」、なんとか「ワルキューレ」まで聞き終えた。
ディスク作成をしてCD-Rに4枚、これを「ながら」であったり、細切れ時間であったり、積み重ねて最後までたどり着いた。それぞれ2回以上は聞いていますけどね(笑)

あらすじを頭に入れて聞いたほうがいいので、読んではみるがなかなか頭に入らない ・ ・ ・ ・
  ・ ・ ・ ピンとこないというか、ひっかかりがないというか ・ ・ ・ ・  
    困ったものだ。

だけど音楽はいい感じで僕の中に入ってくる。
特に第3幕がよかった。「ワルキューレの騎行」に始まり「ヴォータンの別れと魔の炎の音楽」までの約75分間、僕を飽きさせなかった。両曲は「ニーベルングの指輪」のハイライト集などに入ったりして耳なじみがあるのも一つの理由だが、途中の音楽も素晴らしかった。

話が横にそれるが、「ワルキューレの騎行」で思い出すが、映画「地獄の黙示録」だ。戦闘ヘリでの攻撃シーンに使われていた。映画館内をワルキューレの音楽とヘリコプターの音が合わさった大音響が鳴り響いていたような気がする。
ただ映画自体、何が訴えたかったのかわからなかった。特に最後のあたりの哲学的なせりふは当時の僕には理解不能だった。今ならわかるかどうかというと、それは全く自信がない。
レンタルビデオ屋に「地獄の黙示録」が置いてあるが、なぜかしらちょっと気になる存在であり続けている。

さて、「ワルキューレ」を終えて前半2作を聞いたことになる。いよいよ後半に入るが、まずは「ジークフリート」のディスク作成をしなければならない。CD-Rで4枚になる予定。まあ、ぼちぼちとやっていこう。

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2008年7月14日月曜日

合同練習

昨日の午後、定演に向けての第1回目の合同練習がありました。
場所は○○公民館です。
例年は高校の部室を使うのですが、今年は公民館を使いました。というのは1年生がたくさん入部し、高校生だけでも部室は満杯状態になっています。そこにOBが入るスペースがないのです。

おかげで涼しく練習できました・・・、というか奏者には寒かったようです。冷房に温度調節機能がないのです。公民館自体が古いですから、冷房装置も古いんでしょうね。
寒くなるから時々ホールのドアを開けていました。その中で僕一人だけ汗をかいていました。岩城宏之さんほどではないですが、結構汗かきなんです。

曲は3つ。今は内緒にしておきます。

練習回数は当日のリハを含めて4回と限られています。だからアンサンブルやバランスをきちっと整えてといったことはあまりできません。いかに聞きばえよくまとめるかを考え、曲想をつけていくことを中心にした練習にしました。
そういう点で、まあまあイイ感じかなと思います。

と書いていても、本当はどうかなと思っています。○○公民館のホールは響き過ぎるのです。どうしてもそれに誤魔化されてしまいます。ちょっと怖いんですね。

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2008年7月12日土曜日

ロ短調ミサ

バッハのロ短調ミサは好きな曲、大好きといっていいかもしれない。
なにせ大曲なので数年に1回ぐらいのペースでしか聞いていない。
先日僕の愛読しているブログで2日連続で取り上げられていたので、これは聞かねばなるまいと思った次第だ。

7月5日のrudolf2006さんの記事
http://blog.livedoor.jp/rudolf2006/archives/51452616.html#comments

7月6日のピースうさぎさんの記事
http://nagoyaclassic.at.webry.info/200807/article_6.html#comment

これに続き二番煎じでない、三番煎じをする。
聞いたCDは、
 指揮:カラヤン
 演奏:ウィーン楽友協会管弦楽団、ウィーン交響楽団となっている(HMVのサイトによる)
 歌手:シュワルツコップ、へフゲン、ゲッタ、レーフス
 録音:1952,53年(モノラル)

実はこのCDは今回初めて聞いたものだ。コンプリートEMIレコーディングスの中の1枚で、rudolf2006さんやピースうさぎさんがロ短調ミサを取り上げなかったら、全く聞かずになっていたかもしれない。

EMIのセットものはオペラが聞きたくて買ったのもだ。発売がオペラがたくさん聞きたいと思っていた時期と重なったこと、つまり僕のオペラのレパートリーはごく少なく、もっとたくさん聞いてみたいと思っていた時だ。そしてセットには未聴の名曲オペラがたくさんあったし、カラヤンのオペラにはかなりいいイメージがあったことなどが購入の決め手だ。
そんなわけだから、セットの中には声楽曲があるが、聞きたいランクをつけるとするなら自然と下位になってしまう。
さらに言うと、カラヤンは好きな指揮者だが、カラヤンのバッハには魅力を感じなかったこととモノラル録音であることから、ますます聞こうという気を起こさせなかった。数年後に未聴CDリストを作成したら確実に入っているといえる1枚だ。

前置きが長くなったが、未聴CDを消化するという気持ちで、全く期待せずに聞く。
実際に聞いてみてびっくり、思わぬ掘り出し物をしたという感じだ。
すごくいい! 何がどういいのかを語れるだけのものが僕の中にないのがないのが歯がゆいくらいだ。
そして「カラヤン臭」がないのがいい。

僕の主観で、カラヤンと曲の合性が悪い時に「カラヤン臭」を感じて遠ざけたくなるときがある。バッハには相性が悪いという先入観があったわけだ。それが見事に覆った演奏だった。
なぜだろうかと理由を考えてみた。
・ 1952,53年は若くて颯爽としていた
・ オケがウィーン響他である
・ モノラル録音
というものだが、これが正しいか間違っているかどうかはわからない。ピントはずれかもしれない。

何だかんだと書いたが、もう気に入ってしまって3回以上聞いている。

歌や合唱についてはよくわからないので書いていません。悪しからず。

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2008年7月10日木曜日

祝1年

徒然なるままに

日ごとパソコンにむかいて

心に浮かんでは消える とりとめのないことを

何とはなしに書き続けて1年

なんと恥ずかしげもなく これだけのものを

と思うと 狂おしい気分になる






ということで、昨年の7月10日から始めたこのブログ、生ぬるい思いを拙い文にのせてきましたが、なんとか1年続けることができました。
読んで下さっている皆様、コメントを寄せていただいている方々のおかげです。ありがとうございます。

性懲りもなく続けていくつもりですが、「しばしの間」と言わず、末永くお付き合いください。

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2008年7月9日水曜日

OB合同

来月、我が母校の定期演奏会があります。
そこで高校生とOBとの合同演奏があり、今年も僕が指揮をします。

12日午後に高校生だけの事前を行い、13日午後に合同練習をします。
毎年楽しみにしているもので、今年も大いに楽しみにしています。

ちなみに12日は部室での練習、エアコンがないし、隣が林なので蚊がやってきます。タオルと団扇の用意は欠かせません。しかし高校生は毎日よくやっているなと思う。
13日は会館を借りているのでエアコンをかけて快適にできます。

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2008年7月8日火曜日

自己表現

6月あたりから北京オリンピック関連の新聞記事やTVのスポーツニュースが増えてきた。

しばらく前にマラソンの野口みずきへのインタビューがTVで放映されていた。その中から印象に残った言葉を。
連続金メダルというプレッシャーは感じるかという質問に対して、感じないとのこと。
そして「マラソンは自己表現の場」であると言っていた。
レースに向けて頑張って練習してきた自分を表現できる場であるという意味らしい。

日本のトップレベルにいて、世界を相手に戦っているアスリートの言葉には素晴らしいものがある。これもその一つだ。

またイアン・ソープの語った「夢は一人では叶えられない」は、野口にとって大切な言葉のようだ。

2008年7月7日月曜日

七夕

昨日はY小学校で演奏をしてきました。

体育館は蒸し暑かった!
それ以上に来ていただいたお客さんも熱かった!

小学生、父兄、お年寄りを含めた地域の方々に来ていただきました。300名ほどだとか。
小学生の反応がよかったですね!すごく楽しい雰囲気になりました。そうなると演奏がやりやすいんです。

体育館に御座と椅子を並べてある横のように、七夕の飾りがしてありました。
ということで、強引に吹奏楽曲の紹介を。
昨年の秋にも書きましたが、再度書きます。

酒井格作曲「The seventh night of July ~ TANABATA」

今では通称の「たなばた」が一般的になっています。
ジューンコンサートで取り上げて演奏しました。僕の大好きな曲で、念願かなって演奏会のプログラムにのせることができました。
演奏会でも好評でした。アンケートの「よかった曲ベスト3」に結構入っていました。吹奏楽経験者でない方も入れていた方が多く、このことからも「たなばた」という曲のすごさを感じます。

この「たなばた」は、20年前に酒井さんが高校3年の秋から卒業の頃までに作曲されたました。作曲者にとって処女作になりますが、一番有名であり演奏回数もかなり多いと思います。
ちなみに我が母校も今度の定演でするようです。近くの高校(少し離れていますが、我が家から通学圏内にあります)も2校演奏すると聞いています。

作曲者自身が「たなばた」について書いた文があります。興味がある方は下記をクリックしてください。
http://www.ismusic.road.jp/works/tanabata.html

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2008年7月5日土曜日

いたずらをしてみたが

6月30日に「いたずら」というタイトルで書きましたが、Y小学校の校歌の編曲で対旋律にちょっと仕掛けをしてみました。

練習で実際になった音を確認したところ、

「聞こえない」

という結果になりました。主旋律に音が消されているのです。
対旋律が主旋律以上に音が大きくなったり、自己主張しすぎるのはよくないのですが、聞こえてこないのもよくないのです。

ここで使う「よくない」は、感情的な言葉です。
せっかく苦労して作ったのに、痛い手を我慢してパート譜を書いたのに、聞こえてこなければ意味ないじゃないか。せっかくの苦労が報われない。という浅ましい心から出た言葉です。

これまでいくつか校歌を編曲してきましたが、練習で曲を始める前にドキドキしたのは初めてです。その分だけ、聞こえてこなかった音に落胆しました。

編曲の際、それぞれ場面を音量のバランスを考えながら、主旋律は○○のパート、対旋律が△△のパート、伴奏を◇◇のパートと決め書いていきます。
今回の場合、バランスが悪かったということになります。

明日が本番です。リハで修正をかけます。このまま引き下がるわけにいきませんから(笑)

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2008年7月3日木曜日

ブルックナー/交響曲第5番

ヨッフムによるブルックナー交響曲全集の旧盤は、ベルリン・フィルとバイエルン放送響の2つのオーケストラを使っている。
第5番はバイエルン放送響による演奏。

第5番は、どうしても退屈さを感じやすいというイメージがある。初めてこの曲を聞いた時の印象が未だに残っている。まだブルックナーの長さに慣れていない頃だったのだ。だから、「おもしろさ」を感じささるマタチッチ盤なら聞けるという思い込みがある。
今回のヨッフム盤は、1~4番の演奏でも言えることだが、速めのテンポでよどまずに進めている。これが大きな理由だと思うが飽きずに聞くことができた。(第5番のよさがわかればこんなこと言わずに済むのだろうが・・・)

と、書いておいて何だが、3楽章がすごくいい!!

「3楽章のスケルツォがこんなにいい曲だったのか」 と声を大にして言いたい。

まさに目が開かれる演奏だった。
活気にあふれ、勢いのある音楽になっている。トリオも楽しいのもになっている。
テンポがいい。このテンポがスケルツォの楽想とぴったりあっていると思う。
弦の美しい響きの部分があり、それが隠し味にもなっている。

もう3楽章ばかりリピートして聞いています(笑)

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2008年7月2日水曜日

ブルックナー/交響曲第4番

ブルックナー/交響曲第4番をヨッフム指揮ベルリン・フィルの演奏で聞く。

これは先月ituneでダウンロードしたものだ。
1~3番の記事でも書いたが、演奏を聞いての印象はほとんど同じ。
・オーケストラがうまい。
ヨッフムはそれを最大限に生かしているのだろうか。それともうまくのっかているのだろうか。そのあたりはよくわからないが、オーケストラのうまさが前面にでている。それには嫌味は全く感じられない。自然に何の抵抗もなく受け入れられて、かつそれに圧倒される感じだ。
音量もffであろうがびくともしない、余裕のある音の響きを作りだいしている。
1楽章冒頭のホルンの美しさ。3楽章のホルンのハーモニーがいい感じだ。

・小細工を弄しない。
素っ気なさを感じるほどに淡々と音楽を進めている。では味気ない演奏かというと、そうでもない。味わいはある。

大まかな感想です。

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