2009年7月31日金曜日

疎水



平安神宮の大きな鳥居前の橋から疎水を撮りました。

左が西を向いて、右が東を向いて。東山の山々が見えます。

三条通から神宮道を歩いていきましたが、残念なことがありました。
写真を撮った位置から南西方向の交差点角にコンビ二があったことです。
コンビニそのものが不要と言っているわけではありません。 日本の歴史を感じさせる観光地にはコンビニは似つかわしくないと思っているだけです。

2009年7月30日木曜日

京都行き

18日(土)同窓会の前に京都市美術館へ行ってました。美術館へ足を運ぶのは何年ぶりやら・・・

 
平安神宮です。 懐かしい!

学生時代に見慣れた風景です。


ルーブル美術展を見てきました。
印象に残った作品の感想を数回に分けて書く予定です。

2009年7月29日水曜日

指揮者の器

楽天の野村監督の著書に

「組織はリーダーの力量以上には伸びない」

という言葉があります。

著書やインタビューに時折でてきます。その時はプロ野球のことを念頭に言っていることが多いのですが、野球以外にも大いにいえる言葉だと思います。

吹奏楽の場合に当てはめてみると

「吹奏楽において、指揮者の力量以上の演奏はできない」

「吹奏楽団の演奏力は、指揮者の力量以上には伸びない」

となるでしょうか。
これは昨年のジューン・コンサート後に強烈に意識させられたことでした。

今年は数日余韻にひたっていましたが、「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」のように (本来の意味と違う使い方をしています) 僕の中のどこかから出てきました。

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2009年7月27日月曜日

演奏会










演奏会に関わっていただいた皆様、ありがとうございました。

今年もいい演奏会ができたと思います。
写真左はステージ準備が終わった頃の写真。背景に何やら文字が見えますが、それを拡大したのが写真右。プロジェクターを使い文字を映し出しています。

今年の演奏に関して
いつも本番は練習のときよりもテンポが速くなってしまいがちなので、そうならないように「ゆったりとしたテンポ」を心がけた。(特にテンポの速い曲)
曲によっては、ちょっとゆっくりになってしまったかなと思う曲もあるが、全体としてせかせかと焦ったテンポにならなかったような気がする。
といっても、昨年同じような感想を持ったが、後で録音を聞いてみると、やっぱり速めになっていた曲があってガクッと落ち込んだことがある。今年はどうだったであろうか・・・

ホールのおかげもあるが、ゆったりした曲(今年は例年より曲数が多い)では、やわらかい響きが作り出せたのではないだろうか。これも自己満足かな・・・

まあなんだかんだとありますが、自分としては満足感があり、今は演奏会の余韻にひたっています。
後日録音や録画を見て、落ち込むまでしばらくでいい、いい思いをさせてくれという感じでしょうか(苦笑)

昨日Tさん宅にお邪魔しました。BSハイビジョンで録画していただいた小澤征爾の番組を見るためです。
見た後、次から次へいろいろと音楽をかけていかれたので、流れる音楽をずっと聞いていました。すると突然「おおみそか」が流れてきました。僕の持っているCDの音と違うぞと思っていると、「昨日の演奏ですよ」と。
ちょっと待って、しばらく余韻に浸らせて!ここで落ち込ませないでくれ!と思いましたが、まさかそれ口に出すことはできず、8分と少し聞いていました。するとどうでしょう、わが吹奏楽団の演奏の中では上等の部類に入る演奏ではないですか。結構満足したのです。

書き出したらいっぱいありますが、このあたりに止めておきます。

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2009年7月24日金曜日

いよいよ明日

本来なら6月にあった演奏会。新型インフルエンザの関係で延期することに決め、7月25日としました。

約1ヵ月半伸びたわけで、待ちに待ったという気分と、もうきてしまったのかという気持ちとあります。
後者の気持ちは、演奏の仕上がり具合から、もっと時間がほしいという思いからきています。これは毎回のことで、それを言い出すと永遠に演奏会が開けなくなりますね(苦笑)

19,20日の練習を“さながら直前強化合宿のよう”と先の記事で書きましたが、こう書いた時に大学1回生のクラブの合宿のことをいくらか念頭に入れています。

僕は高校は吹奏楽部、大学は某スポーツクラブへ入りました。
ゴールデン・ウィークの頃に入部して、5~7月の練習は大変でした。高校3年間体育以外はほとんど体を動かしていませんでしたから、クラブの練習に体がついていきませんでした。

そしてお盆すぎに行われた合宿。場所は淡路島にある国立青年の家(たしかこんな名前でした)。
朝・昼・夜の練習。夜は軽めのメニューでしたが、一日中練習するのは相当きつい。

体が重い、「鉛のような」という形容の仕方がありますが、まさにあの体の重さは「鉛」と言わざるをえないという感じ。
2日目以降のウォーミングアップの時、仰向けになってストレッチをしていて30秒か1分ぐらいしていたら意識がなかった(つまり眠りに入ろうとしていた)ことが何度かありました。

合宿の話はこれぐらにして、僕にしては“超”ハードな合宿を経験したことによって、9月以降の練習がそんなにしんどいものではなくなった。同じ練習のメニューなんですが、しんどさはまったく違った。これが驚きでした。

スタミナという点で、19、20日の練習にも当てはめることができるのかなと思ったわけです。
明日は8時に集合、舞台準備その他をして、午前は照明を中心としたリハーサル、午後は司会者を交えた本番同様のリハーサル、そして夜が本番。

2日間の練習で、これに耐えうる体力・気力がある程度ついたのではないか・・・
スタミナはつかなくても、慣れはできたのではないか・・・
と考えています。
団員から、それはおまえ一人の思い込みだと叱られそうですが(苦笑)

僕個人のことをいえば、明日一日の長丁場に耐えうるだけの何かがついたと思っています。
さあ、頑張ろう! もうドキドキしています。

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2009年7月23日木曜日

OMISOKA


「OMISOKA」は酒井格(1970年生まれ)の作品

明後日の演奏会で取り上げる曲。プログラムには英語のタイトルでなく「おおみそか」と日本語読みにしたものをのせました。

酒井さんの第1作は「TANABATA」 The Seventh Night of July (通称:たなばた)
   →これについては拙ブログの7月7日の記事を見てください

そして第2作が「OMISOKA」 New Year's Eve  
   作曲にまつわる話は酒井さん自身のHPを見てください
   http://ismusic.road.jp/works/omisoka.html

De haske社から「Made in Japan」というCDが出ていて、「たなばた」「おおみそか」「大仏と鹿」等の酒井さんの作品や他の日本人作曲家の作品が収録されています。

さて「おおみそか」の話ですが、僕はベートーヴェンの交響曲第5番と第7番(のだめカンタービレで有名になった曲)に似ていると思います。

どこかというと、リズムを中心とした曲作りをしていることです。

第5番「運命」は、“タタタターン”のリズムが数え切れないくらい出てきます。
第7番は各楽章の基本となるリズムが繰り返し出てきます。それらのリズムなしには曲は成り立たないと思うほどです。

「おおみそか」では冒頭2小節のリズムが基本になっていると僕は考えています。
同じリズムの繰り返しや、このリズムが手を変え品を変え表れてきて、音楽を作り上げていきます。大学3回生の夏休みの宿題とは思えないほどの見事さです。

冒頭のリズムは演奏者にとっては難しく、3拍子なのに8分の6拍子みたいに聞こえてしまう危険があるため、注意しなければならないものです。
(酒井さんはこのようなリズムが好きなのかもしれません。大仏と鹿でも似たリズムが聞かれます)

中間部は、静かなたたずまいと感動的な盛り上がりがあり、酒井ワールドにはまっているものにはたまらない魅力があります。


昨年の演奏会で「たなばた」をやり、今年は「おおみそか」をします。2年連続で酒井作品ですが、やっていて楽しいです。曲作りの難しさと、時々振り間違いしてしまいそうな危険な箇所もあり、ヒヤヒヤしますが、ずっと練習してきて充実感があります。
明後日はいい演奏がしたい、曲の素晴らしさを表現したいと思っています。

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2009年7月22日水曜日

ABBA GOLD

皆既日食、ゴールデンリングはTVで見ました。生では見ていません。

我が住む町からは三日月状のものが見えました。

曇りでよかった。
ちょっと変に聞こえますね。でも肉眼で日食を見るには、晴天では眩し過ぎてダメ、薄い雲でも眩しい。濃い雲がいいです。

一番欠けている時間帯で、濃く黒っぽい雲が太陽にかかり、三日月状にかけている太陽が見えました!


さて3日後に迫った演奏会、ここで取り上げる曲の1つが「ABBA GOLD」。

アバのベストアルバムに同じタイトルのCDがあり、19曲収録されていますが、我らが演奏するのはそのアルバムの中から4曲選びメドレーにしてあります。

1 Dancing Queen
2 Mamma Mia
3 Fernando
4 The Winner Takes It All

アバの中で1番か2番目に好きなのがDancing Queen。 いい曲ですね!何回聞いても飽きず、そのつど口ずさんでいます。カラオケで歌ってみたいけど、英語の歌詞がスムーズに発音できない(悲)

Fernando も好き!メロディがいいよな!


今回採用した楽譜では、強弱や曲想の変化に乏しい編曲になっています。
4曲を不自然でないようにつなげ、メロディラインや伴奏部分に担当楽器をほどよく当てはめていった・・・という感じの編曲。無難だけれども、のぺっとしたアレンジ。
「もっと変化をつけて、面白くしろよ(怒)」と何度思ったことか。

オランダの出版社から出ているものですが、最近は日本には優秀なアレンジャーがいるから、そのうちの誰かが編曲していれば絶対面白いのにと勝手に思っています。

といっても実際に使っている楽譜をいかに聞きばえよくするかで、ない知恵を少しばかり絞りました。 (もっといいアイデアがあればいいのですが・・・)

ここ1ヶ月でいい感じになってきました。本番では楽しくノリノリで演奏できたらいいですね。

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2009年7月21日火曜日

お疲れ様でした

19日と20日は午後1時から10時まで練習をしました。

さすがにきついですね。団員の皆様、お疲れ様でした。

日曜練習または祝日練習は、いつも同じ時間帯で行いますが、今回のように2日続けたのは初めてです。さながら直前強化合宿みたいなものですね。
中学生や高校生がコンクール前や定期演奏会前に集中して練習する場合は、これぐらい当たり前にやっているのでしょうが、社会人ではさすがにきついですね。団員の皆さんは、今日はあくびをかみ殺し、重い体を引きずりながら仕事をされているのではないでしょうか。

この2日間練習しましょうと主張したのは僕ですが、疲労を残したまま25日を迎えられないだろうかと心配しつつ、ちょっと後悔しています。でも演奏の精度は上がりました。それは2日間の成果です。あとはただメンバーの体調管理をうまくしていただくことを願うのみです。


19日の夜は演出を確認しながら全曲通しをしました。

いい感じでしたね!

Tさんに録音していただき、20日の午前中に聞きました。“あら”は捜せばいくらでも出てきますが、修正すべきところを整理して午後からの練習に生かしました。あとは今週の練習で最終仕上げです。できるだけ“いい演奏”にもっていきたいと思います。

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2009年7月19日日曜日

楽しかった!

やっぱり大学の友達はいいな!

帰る途中も、家についてからも、同窓会の余韻にひたっていました。
そして今、PCの前に座っても「よかったな、楽しかったな」と。

まずは、こうした同窓会開催のキッカケを作ってくれたU君、Kさん、F君、Yさん(学生番号順、女性は旧姓で)に感謝!!  あわせて幹事様、ありがとうございます。

素敵な歌声とギターを聞かせてくれたU君、S君、F君、M君ありがとう。学生時代を思い出し、しみじみとした気分になりました。

U君はカッコイイね。矢沢永吉的な年齢の重ね方をしている感じで(ギター1本で、よくライヴをしているらしい)、一種のあこがれとともにあんな風に年をとりたいと思いました。
     僕の場合は、小澤征爾風に年輪を重ねたいな ・ ・ ・

僕は大学時代、あまり人としゃべる方ではなく、同窓会出席の20人の中には、まったく話したことがなかったり、ほとんど話したことがない人がしました。だけど昨夜はみんなと話をすることができました。
これが嬉しい! 大学時代を取り戻せた気分です。

参加された皆さん、どうでしたか。
よろしければコメント欄に一文をお寄せください。
その際名前ですが、イニシャルか何かのニックネームをご使用ください。僕はこのブログでは「よんちゃん」という名前を使っています。


次は4年後の再開を期してお開きとなりましたが、僕の中ではもうカウントダウンが始まっています。
「早く来い来い2013年」です。

2009年7月17日金曜日

同窓会そして練習

明日18日は待ちに待った同窓会。

2月中旬に大学の同級生F君から手紙が届いた。
「○○大学同窓生の集いについて」とタイトルがついていた。文面には入学△△年を記念して同窓会を開く旨が記してあった。

長岡京市の居酒屋を貸しきって会を設けるということで、人数に制限があるため学科全員に声をかけるのではなく、今回の幹事さんがそれぞれの人数の割り当てを決め、案内を出されたようだ。
その中に僕が入っていたわけで、F君に感謝です。

懐かしいな!

すぐに参加する旨をメールで送った。その日から7月18日のことを思うと嬉しくてしかたがない。今、なぜかしらドキドキしながら、沸き立つような気分でキーボードをたたいている。

案内の文面に「○○大学の教室で会うような気持ちになりました」とあるが、まさにそうだ。
もう5年、それ以上前になるかも知れないが、僕が幹事の一人なって京都市内のホテルで同窓会を開いたが、卒業以来会っていない友達に大学時代と同じ気分で話ができた。
明日の夜は、懐かしい友達に会える、そして学生の頃と同じ気分が味わえる。

ああ、待ち遠しい!


ところで今日は祇園祭、明日の午後M君(大学の同級生)と一緒に京都入りする。まだ祭りの雰囲気を残しているのだろうか。

午後は市内で過ごし、夕方長岡京市へ向かう。そして同窓会。
当初の予定はどこかで宿泊することになっていたが、M君が19日に用事が入ったので、その日のうちに帰らなければならなくなった。
深夜帰宅し、爆睡の予定。

そして19日、20日は午後1時から10時まで、我が吹奏楽団の演奏会に向けた練習。演奏会まで1週間ほどになった。この2日間は、さながら直前の強化練習みたいなもの。

合奏の精度をあげること、中身を濃くすることを目標にしている。


さて、18~20日は充実の3日間。でも体力的に厳しい、21日はふぬけの1日になりそうだ(苦笑)

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2009年7月16日木曜日

ジークフリート牧歌


今日はカラヤンの命日です。そして、今年はカラヤン没後20年。

この2つは最近まで知りませんでした。そういう程度のカラヤン・ファンです(苦笑)
昨年は生誕100年ということで大々的な取り上げ方でしたが、今年はおとなしいものですね。さすがに2年続けてでは盛り上がらないのかな・・・

最近カラヤンもを記事にしていて、今日で3つ目ですが、当然命日を意識しての取り上げ方です。

「あなたにとってのカラヤンの名演奏は?」と聞かれたら、どう答えますか。
人それぞれにいろんな「曲名」と「19○○年の録音」という感じでたくさん出てくるでしょうね。

ここでは「隠れた名演奏は?」という問いにしてみました。
名だたる交響曲や管弦楽曲ではなく、知名度は低いかもしれないが、紛れもない名曲で、しかもカラヤンによる最高の演奏という条件でいくと、真っ先に思い浮かんだのが、ワーグナーのジークフリート牧歌。

演奏はベルリン・フィル (1977年2月18,21日、3月9日の録音)
「英雄の生涯」とカプリングされていますが、僕はジークフリート牧歌が聞きたくて購入したものです。

穏やかさと幸福感。
これがこの曲とこの演奏の特徴。そしてやさしさとやわらかさがある。
弦の美しさも素晴らしい。勿論レガートの美質が最大限に生かされていると思う。
木管も美しい、オーボエはローター・コッホだろうか。クラリネットはカール・ライスターだろうか。そしてフルートとホルンもいい。
何度聞いても幸福感に満たされる。僕にとって愛おしい一枚です。

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2009年7月15日水曜日

崖の上のポニョ

我が吹奏楽団の演奏会「ジュライ・コンサート」で取り上げる曲の一つが『崖の上のポニョ』

先日DVDのレンタルが開始されたので、演奏会前に見ておこうと思い借りてきました。

いい映画でしたね!
いろいろと考えされられたり、内容の深さを感じたりで、何回でも見たい映画です。

「宮崎アニメの暗号」(青井汎)の新書のおびに
『最強のエンターテイメントには意外な「隠し絵」が埋め込まれていた』と書いてあり、内容はトトロから千と千尋の神隠しまでついて論じています。

僕もそれに影響されて、ポニョの隠し絵探しをしてみたいと無謀なことを考えています。企画が実行されると、この映画について数回取り上げて書いてしまいそうです(笑)

でも今日は、素直に感動したことについて

映画のクライマックスで
ポニョの母が宗介に「ポニョが人間になるには、本当の姿を知りながらそれでもいいと言う男の子がいるのです」と語りかけ

宗介が「お魚のポニョも、半漁人のポニョも、人間のポニョも、みんな好きだよ」と答える

僕はここに
“相手をありのままに受け入れること”
というメッセージとして受け取った。

そのあとポニョの母が「世界のほころびは閉じられました」と言っているが、それについてはもっと考えたいと思います。

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2009年7月14日火曜日

楽天

今年の楽天は交流戦前まではいい戦いをしていたが・・・
ず・・ず・・ず・・と負けがこんで、今は借金生活にはいっています。
一昨日は岩隈で負けてしまって、野村監督は

「楽天も転落か」と言ったとか。

うまいこと言いますね。「らくてん」をひっくり返して「てんらく」とは。


最近読んでいる「幕末史」(半藤一利)に、明治初めのころの狂歌が引用してありました。

『上からは明治だなどといふけれども

 治まるめいと下からは読む』

まるめい)とひっくり返しているんですね。歴史に残る風刺には思わず唸ってしまいます。

2009年7月13日月曜日

カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲


茂木健一郎「カラヤン 音楽が脳を育てる」には、付属CDがつています。

それが衝動買いの一つの原因です(苦笑)

「脳を育てる名曲11」と銘打ってあります。すべてカラヤンの指揮、オーケストラはベルリン・フィルとウィーン・フィル。交響曲・管弦楽曲・オペラからさわりの部分をとって編集してあります。その中で完全な曲として聞けるのが、マスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲のみ。

久しぶりに聞いたカラヤンのカヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲。
いやはや絶品ですね。
この曲を他の演奏でわずかばかり聞いたことがあると思いますが、カラヤンの足元にもおよびません。未だ聞いていない演奏は多数ありますが、これを超えるものはないでしょう。そう思うほどの演奏です。

この付属CDは「レガート」をキーワードに選曲、編集してあります。
カラヤンの演奏において欠かすことができないもの、それはレガートです。

カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲では、カラヤン・レガートの魅力を十分に味あわせてくれます。
もう数回聞きましたが、家族がいないときにボリュームをかなり上げて、オーケストラの前の指揮者になりきり、恍惚状態になっています(笑)

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2009年7月12日日曜日

自主練

今日の午後、ジュライ・コンサートのために自主練習が行われる。

少し合奏の指揮をする予定。


昨日の高校生との練習。
期末テストあけで2回ほどしか練習していなかったようだ。
2時間の練習で、なんとか曲として聞こえるようにまとめた(つもり)。
今年は諸事情によりOBとの合同練習がいつもより少なくて、前日と当日のリハーサルのみ。不安はあるが致し方ない。

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2009年7月11日土曜日

高校へ

今日の午後、母校へ行ってきます。

8月にある定期演奏会のOB合同演奏の練習です。
毎年期末テストが終わってすぐの土曜日に、高校生だけで合同演奏の曲を練習する時間をとっていただいています。

今日は模擬試験や補習等で人数は少ないようです(寂)
でもできるだけのことはしていこうと思います。

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2009年7月10日金曜日

2年

駄文を書き連ねてきました

CDを聞いての感想 本を読んで考えること

その他心に浮かぶよしなしごとを思うがままに 

そして筆任せに


読みにくき文を読んでくださる方に

「しばしのあいだ」お付き合いをと願いつつ

キーボードをたたく


3日で終わらず2年も続きました

すべては読んでいただいた方々のおかげ

ただただ感謝あるのみ

2009年7月9日木曜日

ブルックナー/交響曲第8番

茂木健一郎の最新刊「カラヤン 音楽が脳を育てる」を書店で見て、衝動買いをしてしまいました。

3分の2ほど読んだのですが、脳のことになると頭の中に「?」がいくつも並んでしまいます(苦笑) それでも示唆に富む内容があり、かなり面白いです。
本書の中にブルックナーの交響曲第7番と第8番について言及がありましたが、8番が聴きたくなって棚から取り出してきました。

カラヤン最晩年の1988年11月の録音、ウィーン・フィルの演奏。
いつもの流麗なカラヤン・サウンドとは少し違う、やや蒼古とした響きです。オーケストラがベルリン・フィルではなくウィーン・フィルであることが大きいと思います。

オットー・ゼルトン(カラヤンとは学生時代から50年の付き合いのあり、ザルツブルク音楽祭のジェネラル・セクレタリーとしていた人)がBPOとVPOの違いを
「ウィーン・フィルは『心の響き』で、ベルリン・フィルは『頭脳の響き』です」(P74)と言っています。

これを独断的に解釈して、このブルックナーの交響曲第8番は、カラヤンが晩年に到達した境地をウィーン・フィルが心で感じ、心で響かせた演奏ではないかと思っています。

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2009年7月8日水曜日

モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番


お気に入りに演奏家で好きな作曲家の作品を聞くことは、大いなる楽しみであり喜びである。

僕にとって、ラファエル・クーベリックは大好きな指揮者。
彼のモーツァルトは後期6大交響曲しか聴いたことはない。あの格調高さは得がたいものがあり、それがたった6曲しか聴けないのが残念で、もっと聴きたいとないものねだりをしたい気分だった。

それがカーゾンと組んでピアノ協奏曲をライヴ録音していることを知った。
今日取り上げるピアノ協奏曲第21番は、その中の1曲。
ピアノはカーゾン
クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団
1976年12月16日(ミュンヘン)の録音

1楽章、クーベリックの奏でるモーツァルトがそこにある。ピアノのことはわからないがカーゾンもいい感じだ。
2楽章、初めてこの楽章を知った頃は映画のBGMとして取り上げれたことがよく言われていたが、最近はあまり聞かない。その頃からのイメージが清楚で品のあるメロディと言うものだが、ここでのクーベリックは違う。

濃厚で甘く、やや切なさを持って歌われている。

クーベリックってこんなメロディの歌わせ方をしたかな・・・???
驚くとともに、酔わせられ虜になってしまいそうになる。

ここが強烈な印象を与え、他がかすんでしまいました。
(出かけなければならない時間がきたので、中途半端ですがここで終わります)

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2009年7月7日火曜日

TANABATA

酒井格(吹奏楽作曲家)の処女作が「たなばた」。

曲の原題が本日タイトルのように「TANABATA」とアルファベット大文字になっているが、今では日本語表記の方が通称となっている。

高校3年生の部活引退後から卒業のころまでかけて作られた曲。作曲を本格的に勉強していない(と思われる)時の作品だが、彼の作品中最も有名で一番多く演奏されている(と思う)

わが吹奏楽団は昨年のジューン・コンサートで取り上げた。
やっていて思ったのは、酒井さんは天才じゃないだろうかと。高校3年でよくもこんなに素晴らしい曲が書けたなと驚くばかりだ。

中間部のユーフォニウムとアルト・サックスの掛け合いは、うっとりするようなメロディだが、ここが七夕の故事にかけてあるようだ。これが曲名の由来だったと思う(?)

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2009年7月6日月曜日

ヘンデル/メサイア


初めて「メサイア」全曲聞きました。

ハレルヤ・コーラスだけは知っていましたが、残りの曲はまったく知りませんでした。
今年はヘンデルの記念の年なので、せいぜい聞こうと思っています。(ハイドンやメンデルスゾーンもあり、予算の関係で購入CD枚数は限られますが)

全曲を一気に聞き通すのが難しいと思ったので、車につんでBGMとして聞きました。だから何回聞いたかわかりませんが、2,3回はいっているでしょう。
細かくどこがどうだと言えませんが、全体を通して魅力あふれる曲が多く、トータルとして名曲といえると思いました。

しばらく棚に置いてから聞きなおそうと思っています。

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2009年7月4日土曜日

Ⅰ小学校

明日はⅠ小学校で演奏です。

午後2時から1時間の演奏。

暑い時間帯で、しかも体育館。演奏するほうも聞くほうも暑い・・・

だけど熱気に負けず、演奏は熱い演奏がしたいですね!


僕が編曲した校歌は、まあまあ・・・・
演奏するメンバーや明日聞かれるお客さん(小学生や地域の方々)はどう思われるかわかりませんが、自分として上達したなとか、いい感じにできているというのがなく、おもしろくない編曲になってしまった。
9月にあるF小学校の校歌編曲ではリベンジしたいと思っています。

2009年7月2日木曜日

西郷と大久保(2)

「西郷と大久保」を読み終えた。

傑作だ。ずしりと重い。

幕末に優秀な人物が相当数でたが、多くは途中で斃れてしまった。
維新政府で残った一流の人物といえば、西郷と大久保それに岩倉ぐらいか・・・、木戸もいるが幕末ほどの精彩がない。
伊藤博文や大隈重信は二流以下だ。一流が少ないのは維新政府の不幸というべきか・・・

本書は征韓論で西郷と大久保が袂を分かったあたりで終わっている。 深い友情で結ばれていた二人である。二人が協力して明治国家を作り上げていたらと、ないものねだりしたくなる。

征韓論において海音寺は「国を思う熱情が二人を相争わせたのだ。その間には私情は少しもない」(P538)

この言葉は重い。
卑近な例では、組織として何かを計画し実現しようとした時、スタンスの違いややり方・方法で対立することが往々にしてある。実現にむけた思いが強ければ強いほど、対立し溝も深くなる。
悲しいことだが現実にあることだ。

西郷と大久保の対立はこれを壮大にしたものかなと思っている。


さて、本書は500ページを超えているが、ほとんどが幕末にさかれ、明治維新以後は60数ページしかない。もっと読みたかったのにという不満が残る。これを解消するには海音寺の「西郷隆盛」全5冊を読むしかないのかもしれない。それとも途中で止まってしまった司馬の「翔ぶが如く」でもいいかもしれない。
本棚に眠っている本が少しばかり「読んでくれ」と呼び掛けている・・・?