2009年11月30日月曜日

マーラー/交響曲第6番

マーラーの交響曲第6番は因縁の曲だ。

大袈裟な言い方だが、6番の交響曲が僕をマーラー・アレルギーにした。

クラシックを聞き始めた数年たった頃だと思う。マーラー・ブームが起きていた頃だ(曖昧ながらそんな記憶がある)

マーラーを聞き出していたが、馴染めないそして好きになれない作曲家のグループに入っていた。それでもちょっとずつ慣らしていこうと思い、ある程度我慢しつつ聞いていた。その時に6番を聞いた。

「マーラーはだめだ。僕には合わない」

どこがどのようになのか覚えていないが、そう思わせた。


それから○○年、今はマーラーは聞けるようになって、ようやく6番を聞こうと決めた。

そこで指揮者をだれにするか考えた。
再びアレルギーになっても困る。

いろいろと考えて、クーベリックにすることにした。
僕の大好きなラファエル・クーベリック。彼とバイエルン放送響なら大丈夫だろうと。


聞いてみた。
曲の最後あたりの大音響にはビックリしたが、アレルギー反応は起きなかった。

よかった。

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2009年11月26日木曜日

プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番


「プロコフィエフのリズム」と勝手に命名させてもらいましょう。

これを堪能できるのはピアノ協奏曲だ!と思ってしまいました。

第3番の第1,3楽章の快速テンポに乗ったピアノとオーケストラの痛快さはたまらないですね。まさに「快」です。

ここ1週間ほど車の中ではバレエ音楽「ロメオとジュリエット」を聞いていますが、第2楽章はそこに滑り込ませても何ら違和感のない雰囲気を持っています。

プロコフィエフはもっとピアノ協奏曲を作ってくれなかったのか、5曲じゃ少ないよと思わせ、「プロコフィエフのリズム」と何の定義もできないのに漠っとそういう言葉を思いつかせたのは、演奏がいいからに違いありません。

ピアノがゲイリー・グラフマン
ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団 (1966年録音)の演奏でした。

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2009年11月24日火曜日

プロコフィエフ/交響曲第1番

プロコフィエフ/交響曲第1番を

ジャン・マルティノン/フランス国立放送管弦楽団で聞く。

第1、4楽章が素晴らしい。

高速テンポが心地よい。これをいとも軽々と鼻歌を歌うような感覚でやっている。しかも粋なんだな!

ヴァイオリンのすべすべした感じがいいのだ。氷の上をつるつる滑るように音が移り変わる様は「究極のスラー」と呼びたくなる。

フランスの弦楽器ってこんな演奏をするだろうか?
パイヤール室内管の弦楽器にも似たようなことを感じる。

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2009年11月18日水曜日

マーラー/交響曲第5番

マーラーの交響曲第5番をバーンスタイン/ウィーン・フィルの演奏で聞く。

これまで聞いてこなかった作曲家マーラーの中では、5番は比較的聞くほうだが、他の演奏と何かが違う。

音にのせる感情の量と質が違うような気がする。
テンシュテットは感情の量が多いと思うが、でもバーンスタインとは違う。生々しさというか、一種情念のようなものかもしれない。

バーンスタインのマーラーはコンセルト・へボウとのライヴ録音の1番しか聞いたことがない(冷汗)
マーラー演奏のスタンダードの一つといえるバーンスタイン。もっと聞いてみたいと思う。

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2009年11月14日土曜日

牧神の午後への前奏曲

アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団の演奏で聞く「牧神の午後への前奏曲」

得も言われぬ雰囲気がありますね。

これを表現する言葉が僕にないのが残念です。

それにしても50年ほど前の演奏がこうして聞けるのは幸せなことです。
演奏がいいだけに、もっといい音でこの精妙な雰囲気を味わいたいと思います。ないものねだりであることはわかっていても。

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2009年11月12日木曜日

四季

ハイドンのオラトリオ「四季」を初めて聞きました。

クーベリック/バイエルン放送響の演奏です。

今年もあと1ヶ月半、今年中にハイドン作品の未聴CDを聞かねばという変な強迫観念が少し沸いてきました。別に来年に持ち越してもいいのですが、そうすると未聴のままほっておかれそうな気がするからかもしれません。

ということで「四季」を聞きました。聞き込んでいないので、この曲について書けるものは持っていません。とりあえずは備忘録のつもりで。

2009年11月11日水曜日

ハイドン/交響曲第84、85番

バーンスタイン/ニューヨーク・フィルのハイドンはどんなものだろうか?と思って、手始めに交響曲第84番と85番を聞いてみた。

結構いいですね。

今年になって聞き始めたハイドンの交響曲。まともにアダム・フィッシャー盤とその他数枚。良いも悪いもわかないが、聞き続けていくうちにわかるようになり、好みもハッキリしていくだろう。

いろいろの手始めがバーンスタインだが、とりあえずの印象は良いものだった。ただ、フィッシャー盤が気に入った者としては、ここ数日聞き続けているとヘビーさがもたれるようになった。
2回ぐらいにとどめておくべきだった(苦笑)

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2009年11月7日土曜日

ベートーヴェン/交響曲第2番

クリュイタンスとベルリン・フィルのコンビでベートーヴェン/交響曲第6番を聞き、とても気に入ったので、第2番を期待して聞きました。

第1、4楽章は、はちきれんばかりの若さを感じさせます。ベートーヴェンはこれを作曲した時は若さにあふれた時だったんだと、当たり前といえば当たり前ですが、それを新鮮な驚きをもって教えてくれました。

第2楽章は、よく鳴るオーケストラを使って明朗さを表現しています。

第3楽章は強弱のコントラストが明解。強奏におけるアクセントの強さにはビックリです。

もう、期待していた以上の演奏でした。
2番はあまり聞いていない曲で5種類をようやく超えたぐらいです(冷汗)。そのなかでは一番のお気に入りになりました。

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2009年11月4日水曜日

リハーサルと本番の音響

昨日行われた町の文化祭のこと。

リハーサルと本番の音響が違うと奏者はやりづらい。これを久しぶりに体験しました。

我が吹奏楽団が演奏する際、リハーサルと本番の会場が同じであることが多いのですが、時々違うことがあります。

昨日はリハーサルが公民館(みたいなもの)の会議室。狭くて天井も低い、音響も悪くて音も汚く聞こえます。

そこでの聴覚や皮膚感覚をもって本番会場へ行きます。

そこはよくある会館や公民館などの大ホール。反響板がなく、音は左右に抜け、天井にも抜ける。周囲の音があまり聞こえない、特に距離的に遠いパートの音は聞こえない。縦の線があっているのかわかりづらく、音量のバランスもとりづらい。

リハーサルと本番の音響が違いすぎると、奏者はやりづらいだろうなと思いました。

昨日“拍手”について感じたことは「風のように」に書きました。
http://4ba4a1da.blog63.fc2.com/
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