2011年12月2日金曜日

小澤さんの響き

TSUTAYAで「小澤征爾ベスト101」を見つけたので借りてきました。

オムニバス盤で6枚のCDに101曲入っています。
101といっても交響曲が101曲というのではありません。一つの楽章を1曲でカウントしています。

そうしないと6枚で収まりませんからね(笑)

オムニバス盤は気楽に聞けます。交響曲を1楽章から最終楽章まで聞こうとすると、それなりに気合を入れて聞きますからね。

まず2枚聞きました。
そこで思うのは、小澤サウンドという言葉はありませんが、他の指揮者とは違う響きの構造があります。

指揮者それぞれに個性があり、それが音の響きに反映されます。だから指揮者の名をとって〇〇サウンドといえないこともありません。なので取り立てて「小澤サウンド」というのでもないのですが、何かが違います。

うまく言えません。

何かが違うのです。


CDの説明です。
小澤征爾75歳記念! 人気の「101シリーズ」に小澤征爾が登場! マエストロ・オザワによる名曲・名演奏をたっぷり101曲収録した小澤征爾入門の決定盤! クラシックの人気作品101曲を、ほとんどフェード・イン/フェード・アウト無しで収録。総収録時間7時間49分! ボストン響音楽監督に就任した1973年の録音から2002年ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートまで、幅広いジャンルを指揮してきた小澤征爾の音楽の魅力を思う存分堪能できる。(録音: 1973-2002年) 日本独自企画盤。小澤征爾75歳記念キャンペーン対象商品。

4 件のコメント:

yoshimi さんのコメント...

こんばんは。
先月発売された小澤征爾&村上春樹対談集『小澤征爾さんと、音楽について話をする』を読んでいるところです。
村上春樹の新刊は長らく読んでいなかったのですが、ブログ仲間のピアノ好きな女性が教えてくれました。
これはなかなか面白いですね!
村上&小澤両方のファン必見、というところでしょうか。

小澤さんが、本の中で内田光子&(この間亡くなった)クルト・ザンデルリンクのベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番を誉めていたので、早速全集を入手しました。
内田さんは超苦手なピアニストですが、小澤さんクラスの人が名指しで良いと言われるなら、やはり聴きたくなるものですね。
実際に聴いてみると、文句のつけようがないくらいに上手いです。
でも、凄く感動するということがなかったのは、相性の問題なのか、それとも苦手意識のバイアスのためか、どちらかでしょう。
聴き慣れるためにも、何度か聴いた方が良さそうです。

よんちゃん さんのコメント...

yoshimiさん、こんにちは。

>小澤征爾&村上春樹対談集『小澤征爾さんと、音楽について話をする』を読んでいるところです<
僕も買いましたよ!

正月休みに読もうと思ってとってあります。けれども誘惑に負けて、つまみ食いならぬつまみ読みを少ししてしました(笑)

うん、面白いですね!
早く正月にならないかなと思っています(笑)

それから、村上春樹は小説と他のジャンル(エッセーや評論など)では別人ではないかと思えるくらい趣が違います。(これは僕個人の印象)
エッセーなどの方が読みやすく、かつ共感できる部分が多いです。


内田さんのCDはモーツァルト大全集の中にあるピアノ曲集のセットで持っています。
僕自身ピアノに詳しくないですし、特に好みもありませんので、さしたる不満はありません。

ザンデルリンクは2つばかりHMVのお気に入りリストに入っています。
先日読んだ中野雄「指揮者の役割」に、ロイヤル・コンセルトヘボウの日本人団員が、ザンデルリングやジュリーニのブラームスに好意的な発言をしていました。
なので、ブラームスの交響曲全集に関心があります。

yoshimi さんのコメント...

こんにちは。
やっぱり、この本は買われていましたね!
文章は読みやすいですが、頁数があることと、実際の録音について話しているところはCDを聴きたくなってくるので、読むのに結構時間がかかります。

> 村上春樹は小説と他のジャンル(エッセーや評論など)では別人ではないかと思えるくらい趣が違います。(これは僕個人の印象)
> エッセーなどの方が読みやすく、かつ共感できる部分が多いです。
これは私も同じです。今は小説は全然読んでませんが、評論類は目に留まったら読むようにしてます。

ザンデルリンクのブラームスは新旧両盤ありますね。
晩年に録音した新盤はテンポも遅く、黄昏がれた雰囲気で、さらにネットリとまとわりつくような響きが全然合いませんでした。
もっと歯切れの良い音が好きなので。
同じテンポの遅いブラームスでも、ジュリーニ(VPO盤)の方が音が明るく流麗なので聴きやすいのですが、両方とも起伏が緩いところは似てますね。
ザンデルリンクなら旧盤、ジュリーニならシカゴ&ロスフィル時代のブラームス(全集はないですが)が、比較的勢いがあるので、好みの問題でこちらを聴いてます。

よんちゃん さんのコメント...

yoshimiさん、こんにちは。

>実際の録音について話しているところはCDを聴きたくなってくる<
これは確かに言えますね。

CDの購入枚数はなるべく少なく、と思うのですが、どうしても誘惑に負けてしまいます。

>ザンデルリンクのブラームスは新旧両盤ありますね<
両方持っておられるのですね。
HMVのウィッシュリストに入っているのは新盤ですが、yoshimiさんの書かれているのを読むとどうしようかなと悩んでしまいます。

贅沢な悩みですが、それはそれで結構楽しいんですね。

ジュリーニは「ジュリーニ・イン・アメリカ」のBOXセットを2つとも持っていますので、ロス・フィルと入れた1番2番はあります。どちらも好きな演奏です。