盆以降の夏らしくない気候に、夏らしい気分を味わってすっきり秋の気分になりたいと思って取り出した1枚です。
メンデルスゾーン/交響曲第4番「イタリア」
シャルル・ミュンシュ指揮のボストン交響楽団の演奏です。
1楽章冒頭の木管とそれに続くヴァイオリンの第1主題は切れ味鋭く熱い、この熱さが楽章全体に充満しています。聞いていて元気をもらいました。
メンデルスゾーンがイタリアから受けた印象がこの曲で、僕がイタリア旅行したら同じような印象を持つかなと想像すると楽しいですね。
イタリアは一度行ってみたい国です。特に塩野七生さんの著作を読んでから関心のある国になりました。
2楽章は、メロディの歌わせ方がいいなァ。演奏はオーケストレーションのシンプルさを生かしているような気がします。
3楽章はメヌエットでしょうか?よくわかりませんが、気持ちのいい音楽です。ときに靄がかかったような表現がありますが、いい雰囲気です。
4楽章は激しくもあり、情熱的な演奏。
1楽章にしろ、4楽章にしろ、音の塊がドーンと迫ってきます。録音によるのかミュンシュの音楽性なのかわかりませんが、この曲にふさわしいと思いました。
1957年10月28日の録音です。XRCD24シリーズの1枚、いい音です。
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