作曲家は第1曲目の交響曲を書くときどんな気持ちでとりかかるのだろうか?そんなことを思いながら、ショスタコーヴィッチの交響曲第1番を聞いた。
初めて聞く曲である。あえて調べない主義だから、何歳の時の作品かわからない。何歳の時であろうと、よく書けているなと思った。
1楽章の管楽器のソロから始まりいろいろと絡んでいく様は、「ホーッ」と思うほど新鮮だった。
それからショスタコーヴィッチはファゴットが好きなのかな、結構活躍している。他の木管楽器の見せ場が多いですね。
2楽章にピアノが登場してきてびっくり、よく考えるとプロコフィエフも使っているから驚くほどでもないか・・・4楽章もピアノが出てくるけど、ちょっとピアノ協奏曲っぽいな。
1,2楽章は、チャイコフスキーの後継者と思わせるところがあるが、3,4楽章は世界が違ってくる。3楽章は緩徐楽章、静謐さと独特な深い世界がある。好きだな!この音楽。はまってしまいそう。だが時折出てくる金管楽器のリズムとメロディには不安がかきたてられる。
4楽章になると現実に戻ってしまった。3楽章がずっと続けばなとないものねだりをしてみる。
この楽章はいろんな要素を組み込んで作った感じがする。随所に見せる圧巻の盛り上がりもすごい。
最初の交響曲からこんなのを作るなんて素晴らしいと思いました。
バーンスタインのBOXものからで、シカゴ交響楽団が演奏しています。
1,2,4楽章でのffの迫力はすさまじい。特に1,2楽章はffが少ないから余計に圧倒される。
木管楽器のうまさにも舌を巻く。
まとまりのない雑感を記しました。
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2 件のコメント:
こんばんは。
ショスタコーヴィチの交響曲第1番ですね!
レニングラード音楽院の卒業制作で書いた作品で、25歳の時に仕上げたものらしいです、これ。
ショスタコーヴィチ、大好きなんですが、第1番は余り馴染みがなくて……これを機に聴いてみます。
バーンスタイン/シカゴ響ですか?
それはまた興味深いです。。。
しろさん、こんにちは。
交響曲第1番は、レニングラード音楽院の卒業制作で25歳の時のものということですね。ご教示ありがとうございます。
卒業制作であれだけの曲が書けるんですね!すごいことだと思います。
僕にとって、ショスタコーヴィチは未開拓の作曲家です。交響曲でまともに聞いたのは1番、5番、7番の1楽章だけです。
7番の2楽章以降と6番、9番はバーンスタインのセットものにあるので、ぼちぼちとしかし聞くときはじっくりと聴きたいと思っています。
1番と7番がバーンスタイン/シカゴ響による演奏です。他の演奏を知らないので良し悪しはわかりません。だけど僕はすごく気に入りました。
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