ジュリーニ・イン・アメリカの2つのBOXセットをずっと聞いていて感じたこと。
弦楽器の音が独特なこと。
どう形容していいかわからないけど、他にない音色になっている。これってジュリーニの音なんだろうな。
そこで、ふと頭に浮かんだのが
“ジュリーニ・サウンド”
という言葉。
俗に“カラヤン・サウンド”という、カラヤン独特の音。強烈な個性のなせる業だと思う。
ジュリーニが強烈な個性の持ち主とは言いずらいが、まさに独特な音。
カラヤンがベルリン・フィルという手兵を得て、というよりも自分の楽器を得て作り上げたもの。
ジュリーニは特定のオーケストラの主席指揮者とか音楽監督になっていなかったと思う。(僕の記憶に間違いがなければ)
もし、手兵となるオーケストラを率い10年、20年熟成させていたら、香り高い“ジュリーニ・サウンド”を作り上げていたかもしれない。
こんな空想をするのも楽しい。
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