2011年8月9日火曜日

ジュリーニの英雄

ジュリーニでベートーヴェンの交響曲第3番を聞いたのが、スカラ座フィルを振った晩年の録音。
おの遅いテンポにどうてもついていけなかった。

今回はロス・フィルを振った一枚。
(ジュリーニ・イン・アメリカのBOXセットに納められている)

1回目聞いたときは、スカラ座フィルよりもテンポは速いが、自分の好みのテンポよりすこし遅い。そこがものたらなくもあった。
これは2楽章を除いた話ですよ。緩徐楽章は申し分ありません。

聞き終えて、このCDはこれっきりになるのかなと思っていたら、なぜかしら急に聞きたくなって再度聞く。
2回目ということで慣れてきたのかな?わりとしっくりくるものがあった。

それ以上に、いままで聞いた「英雄」とは違った解釈と演奏で、僕の中では一つの位置を築いた感じがする。

僕はこの曲に壮大さやスケール感を求めるのだけれども、ジュリーニ盤はそれ以外のところ魅力がある。
換言すれば
スケール感という評価基準をのぞけば、その他ではかなりの高水準の演奏ということになる。

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