2009年1月19日月曜日

ラ・ボエーム第1,2幕

前回「誰も寝てはならぬ」を書いた後、そういえば買うには買ったがあまり聞いていないなと思い、取りだしてきた1枚。

一昨年パヴァロッティが亡くなった時、追悼盤のつもりで購入(LPを持っていたが、CDに買い替える)したもの。
1,2回聞いてそのまま棚にしまいこまれてしまった。それぐらいのもので、このオペラは好きではないのかと聞かれたら、即座に「No」と答える。好きなオペラだけどなぜかあまり聞かなかった。

プッチーニ のオペラのCDは2つしか持っていない。
フレーニ、パヴァロッティ、ギャウロフ、パネライなど率いたカラヤン/ベルリン・フィルによる「ラ・ボエーム」
カラスと共演したカラヤン/スカラ座による「蝶々夫人」(1955年録音、カラヤンBOXセットの1枚)

全曲聞いたことがあるのは「トゥーランドット」を入れた3曲のみ。それだけだがプッチーニは好きな作曲家の一人になっている。だから、この貧弱なライブラリーを少しずつ増やしたいところ。

「ラ・ボエーム」はLPの時どれくらい聞いたかわからないが、その時から好きなオペラだった。一昨年の購入時は久々に聞いたことになるのだが、なぜ1,2回しか聞かなかったのだろう? 自問してみるが答えがでない。
ところが今回は昨日から3回は聞いている、それもCD1枚目の第1,2幕のみ。(2枚目は次の楽しみにとってある)

僕の聞き方はあらすじもセリフも知らない邪道聞き。この聞き方だと、曲によっては部分的に退屈さを感じるものもある。あらすじ等がわかればそんなこともないんだろうが。
そういう聞き方で「ラ・ボエーム」を聞いているが、なんら退屈感はない。どのようにドラマが進行しているのかわからないが、飽きさせるものがない、なぜか食い入るように聞いてしまう。

演奏について、プッチーニのスタンダードを知らないが、歌手もオーケストラもいいんじゃないだろうか。

「弦がすすり泣く」

と、小澤征爾(記憶違いでなければ)がかなり前のTVで語っていた。

この演奏では、すすり泣くような弦が聞ける。そこがたまらない!
クライマックスでは弦に金管楽器が加わるが、金管に「品」がないと雰囲気をぶち壊すと思っているが、そんなこともない。「泣き」をうまく後押ししているように思う。

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2 件のコメント:

mikotomochi58 さんのコメント...

こんばんは。私も「ボ・エーム」大好きです。数あるオペラの中でも、5本の指に入るほど好きです。カラヤン盤は、やはりフレーニがいいです。なんといってもミミはフレーニでしょう。ただ、舞台のフレーニは今イチですが(笑)。一・二幕もいいんですが、私は、第三幕が最も好きです。ここでの二人の別れは涙を誘いますね。むかし、BSでやっていた1993年のシドニーオペラの舞台が、主役二人が若くでミミもきれいで、すごくよかったです。ただ、歌は今イチでしたが…。

よんちゃん さんのコメント...

mikotomochi58さん、こんにちは。

「ボ・エーム」が5本の指に入るほど好きということですね。
僕の場合どうなんだろうと考えます。知っている曲が少ないのですが、その中では5番前後にいる感じですね。
歌手についてはよくわかりませんが、それでもフレーニはいいなと思います。

CDは1枚目(第1,2幕)を聞き終わったら2枚目に行ってもよかったんですが、なぜか繰り返し聞きたくなったんです。今日はもう一回1枚目を聞きます。そして気が向けば2枚目を聞くと思います。お勧めの第3幕を楽しみに。

シドニーオペラの放送は見たことがありません。歌唱力が一番大切なのですが、容姿もいいにこしたことがありませんね。