2009年7月13日月曜日

カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲


茂木健一郎「カラヤン 音楽が脳を育てる」には、付属CDがつています。

それが衝動買いの一つの原因です(苦笑)

「脳を育てる名曲11」と銘打ってあります。すべてカラヤンの指揮、オーケストラはベルリン・フィルとウィーン・フィル。交響曲・管弦楽曲・オペラからさわりの部分をとって編集してあります。その中で完全な曲として聞けるのが、マスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲のみ。

久しぶりに聞いたカラヤンのカヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲。
いやはや絶品ですね。
この曲を他の演奏でわずかばかり聞いたことがあると思いますが、カラヤンの足元にもおよびません。未だ聞いていない演奏は多数ありますが、これを超えるものはないでしょう。そう思うほどの演奏です。

この付属CDは「レガート」をキーワードに選曲、編集してあります。
カラヤンの演奏において欠かすことができないもの、それはレガートです。

カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲では、カラヤン・レガートの魅力を十分に味あわせてくれます。
もう数回聞きましたが、家族がいないときにボリュームをかなり上げて、オーケストラの前の指揮者になりきり、恍惚状態になっています(笑)

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2009年7月12日日曜日

自主練

今日の午後、ジュライ・コンサートのために自主練習が行われる。

少し合奏の指揮をする予定。


昨日の高校生との練習。
期末テストあけで2回ほどしか練習していなかったようだ。
2時間の練習で、なんとか曲として聞こえるようにまとめた(つもり)。
今年は諸事情によりOBとの合同練習がいつもより少なくて、前日と当日のリハーサルのみ。不安はあるが致し方ない。

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2009年7月11日土曜日

高校へ

今日の午後、母校へ行ってきます。

8月にある定期演奏会のOB合同演奏の練習です。
毎年期末テストが終わってすぐの土曜日に、高校生だけで合同演奏の曲を練習する時間をとっていただいています。

今日は模擬試験や補習等で人数は少ないようです(寂)
でもできるだけのことはしていこうと思います。

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2009年7月10日金曜日

2年

駄文を書き連ねてきました

CDを聞いての感想 本を読んで考えること

その他心に浮かぶよしなしごとを思うがままに 

そして筆任せに


読みにくき文を読んでくださる方に

「しばしのあいだ」お付き合いをと願いつつ

キーボードをたたく


3日で終わらず2年も続きました

すべては読んでいただいた方々のおかげ

ただただ感謝あるのみ

2009年7月9日木曜日

ブルックナー/交響曲第8番

茂木健一郎の最新刊「カラヤン 音楽が脳を育てる」を書店で見て、衝動買いをしてしまいました。

3分の2ほど読んだのですが、脳のことになると頭の中に「?」がいくつも並んでしまいます(苦笑) それでも示唆に富む内容があり、かなり面白いです。
本書の中にブルックナーの交響曲第7番と第8番について言及がありましたが、8番が聴きたくなって棚から取り出してきました。

カラヤン最晩年の1988年11月の録音、ウィーン・フィルの演奏。
いつもの流麗なカラヤン・サウンドとは少し違う、やや蒼古とした響きです。オーケストラがベルリン・フィルではなくウィーン・フィルであることが大きいと思います。

オットー・ゼルトン(カラヤンとは学生時代から50年の付き合いのあり、ザルツブルク音楽祭のジェネラル・セクレタリーとしていた人)がBPOとVPOの違いを
「ウィーン・フィルは『心の響き』で、ベルリン・フィルは『頭脳の響き』です」(P74)と言っています。

これを独断的に解釈して、このブルックナーの交響曲第8番は、カラヤンが晩年に到達した境地をウィーン・フィルが心で感じ、心で響かせた演奏ではないかと思っています。

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2009年7月8日水曜日

モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番


お気に入りに演奏家で好きな作曲家の作品を聞くことは、大いなる楽しみであり喜びである。

僕にとって、ラファエル・クーベリックは大好きな指揮者。
彼のモーツァルトは後期6大交響曲しか聴いたことはない。あの格調高さは得がたいものがあり、それがたった6曲しか聴けないのが残念で、もっと聴きたいとないものねだりをしたい気分だった。

それがカーゾンと組んでピアノ協奏曲をライヴ録音していることを知った。
今日取り上げるピアノ協奏曲第21番は、その中の1曲。
ピアノはカーゾン
クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団
1976年12月16日(ミュンヘン)の録音

1楽章、クーベリックの奏でるモーツァルトがそこにある。ピアノのことはわからないがカーゾンもいい感じだ。
2楽章、初めてこの楽章を知った頃は映画のBGMとして取り上げれたことがよく言われていたが、最近はあまり聞かない。その頃からのイメージが清楚で品のあるメロディと言うものだが、ここでのクーベリックは違う。

濃厚で甘く、やや切なさを持って歌われている。

クーベリックってこんなメロディの歌わせ方をしたかな・・・???
驚くとともに、酔わせられ虜になってしまいそうになる。

ここが強烈な印象を与え、他がかすんでしまいました。
(出かけなければならない時間がきたので、中途半端ですがここで終わります)

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2009年7月7日火曜日

TANABATA

酒井格(吹奏楽作曲家)の処女作が「たなばた」。

曲の原題が本日タイトルのように「TANABATA」とアルファベット大文字になっているが、今では日本語表記の方が通称となっている。

高校3年生の部活引退後から卒業のころまでかけて作られた曲。作曲を本格的に勉強していない(と思われる)時の作品だが、彼の作品中最も有名で一番多く演奏されている(と思う)

わが吹奏楽団は昨年のジューン・コンサートで取り上げた。
やっていて思ったのは、酒井さんは天才じゃないだろうかと。高校3年でよくもこんなに素晴らしい曲が書けたなと驚くばかりだ。

中間部のユーフォニウムとアルト・サックスの掛け合いは、うっとりするようなメロディだが、ここが七夕の故事にかけてあるようだ。これが曲名の由来だったと思う(?)

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2009年7月6日月曜日

ヘンデル/メサイア


初めて「メサイア」全曲聞きました。

ハレルヤ・コーラスだけは知っていましたが、残りの曲はまったく知りませんでした。
今年はヘンデルの記念の年なので、せいぜい聞こうと思っています。(ハイドンやメンデルスゾーンもあり、予算の関係で購入CD枚数は限られますが)

全曲を一気に聞き通すのが難しいと思ったので、車につんでBGMとして聞きました。だから何回聞いたかわかりませんが、2,3回はいっているでしょう。
細かくどこがどうだと言えませんが、全体を通して魅力あふれる曲が多く、トータルとして名曲といえると思いました。

しばらく棚に置いてから聞きなおそうと思っています。

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2009年7月4日土曜日

Ⅰ小学校

明日はⅠ小学校で演奏です。

午後2時から1時間の演奏。

暑い時間帯で、しかも体育館。演奏するほうも聞くほうも暑い・・・

だけど熱気に負けず、演奏は熱い演奏がしたいですね!


僕が編曲した校歌は、まあまあ・・・・
演奏するメンバーや明日聞かれるお客さん(小学生や地域の方々)はどう思われるかわかりませんが、自分として上達したなとか、いい感じにできているというのがなく、おもしろくない編曲になってしまった。
9月にあるF小学校の校歌編曲ではリベンジしたいと思っています。

2009年7月2日木曜日

西郷と大久保(2)

「西郷と大久保」を読み終えた。

傑作だ。ずしりと重い。

幕末に優秀な人物が相当数でたが、多くは途中で斃れてしまった。
維新政府で残った一流の人物といえば、西郷と大久保それに岩倉ぐらいか・・・、木戸もいるが幕末ほどの精彩がない。
伊藤博文や大隈重信は二流以下だ。一流が少ないのは維新政府の不幸というべきか・・・

本書は征韓論で西郷と大久保が袂を分かったあたりで終わっている。 深い友情で結ばれていた二人である。二人が協力して明治国家を作り上げていたらと、ないものねだりしたくなる。

征韓論において海音寺は「国を思う熱情が二人を相争わせたのだ。その間には私情は少しもない」(P538)

この言葉は重い。
卑近な例では、組織として何かを計画し実現しようとした時、スタンスの違いややり方・方法で対立することが往々にしてある。実現にむけた思いが強ければ強いほど、対立し溝も深くなる。
悲しいことだが現実にあることだ。

西郷と大久保の対立はこれを壮大にしたものかなと思っている。


さて、本書は500ページを超えているが、ほとんどが幕末にさかれ、明治維新以後は60数ページしかない。もっと読みたかったのにという不満が残る。これを解消するには海音寺の「西郷隆盛」全5冊を読むしかないのかもしれない。それとも途中で止まってしまった司馬の「翔ぶが如く」でもいいかもしれない。
本棚に眠っている本が少しばかり「読んでくれ」と呼び掛けている・・・?