
これが、ロストロポーヴィッチの弾く無伴奏チェロ組曲を聞いての感想だ。
演奏様式とかテクニック的なことは僕にはわからない。
だがロストロポーヴィッチのチェロから流れでる感情の量に圧倒される。
頭、特に脳を使いすぎた時はリヒテルやグールドの弾く平均率を聞く。酷使した脳の疲れを解きほぐしてくれる感じがするが、ロストロポーヴィッチの無伴奏にはそんな働きはない。もし聞いてしまったらぶっ飛ばされてしまいそうな気がする。
癒し薬の役割は果たさないが、ふと聞きたくなる。激情ではない、豊かな感情を受けたくなるときがある。そういうときに聞く。
人間の感情の器の大きさは人によって違うのだろう・・・、と勝手に思っている。
ロストロポーヴィッチの器は僕の想像できないくらい大きいのだろう・・・、と漠然と思っている。
音楽ブログランキングへ

0 件のコメント:
コメントを投稿