プロコフィエフ交響曲シリーズ第1弾。
以前第1番を取り上げたから第2弾としてもよいが、続き物の始めということで第1弾とする。
交響曲第2番
ニ短調の曲、作品番号は40。この前後にどんな曲を作っていたのか、作曲家がどんな生活をしていたのかわからない。あえて調べないのは前回書いた通り。
さてどんな音楽なんだろうと楽しみにして、CDの再生ボタンを押す。
冒頭の音を聞いて、目の玉が跳び出そうなほど驚く!
1番と全然違うじゃないか!
1番は「古典交響曲」という名の通り、ハイドン風のいかにも古典派という雰囲気を持った曲。
ところが2番は同じ作曲家の作品かと思うほど違う。あまりのギャップについていけない。
すぐ頭に浮かんだ言葉は“ラディカル”
どう表現したらいいんだろう・・・、不協和音炸裂でもないし、不協和音オンパレードでもない。
“不協和音鳴りやまず”がまだ近い表現かな・・・
ほとんどがフォルテかフォルティッシモという印象で、聞いていて心休まることがない。
プロコフィエフはここで何が表現したいのだろう?
「荒れ狂うもの」か「荒ぶるもの」なのだろうか? それとも狂乱か?
12分間唖然として聞いていた。
2楽章は変奏曲(主題と6個の変奏による)。
主題は穏やかなメロディだが、伴奏部分がなにやらうごめいている。
各変奏では、いろんな性格をもった音楽に姿を変えるが、プロコフィエフの才能を感じた。
最後は主題が戻ってきて穏やかに終わる。
対照的な性格を持つ2つの楽章からなる曲、感想を一言では表せない。僕の中でまとまらないのもあるが、無理にまとめてしまうと、変な固定観念になってしまいそうな不安がある。あえてそのままにしておこうと思う。
楽器編成でいえば、ピアノがオーケストラの1パートとして入っているのが、軽い驚きである。 (そういえば、近現代の曲にそんなのがあったなと思い出した)
演奏は小澤/ベルリン・フィル
このCDしか持っていないので、残念ながら演奏比較できません。
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