2008年3月7日金曜日

ヴェルディ/アイーダ

歌劇「アイーダ」全曲を初めて聞いた。

「司馬氏のアイーダ」というブログ名をつけているが、全曲を聞いたことがなかった。
厚かましく名前を拝借したわけである。

しかし「アイーダ」には浅からぬ縁がある。
高校入学後、吹奏楽部に入部した僕が、クラシックで初めて練習した曲が『アイーダ行進曲』である。
それ以来ずっと好きな曲になっている。

というわけで、歌劇「アイーダ」全曲が、行進曲のイメージで塗り固められていた。
「さあ」とわくわくしながらCDラジカセのスタートボタンを押す。
「!」 曲はPかPPの弦楽器の神妙な調べから始まるではないですか・・・
意表をつかれたが、ひそやかな響きに耳を傾けていると、かなり前にヴェルディの序曲・前奏曲集というCDかレコードがあって、FMで聞いたことがある記憶がよみがえってきた。

聞き進んでいくと、アリア「清きアイーダ」のメロディが流れてくる。何度か耳にしたことがあるので、ほっとしながらテノールの歌に酔う。
(初めて聞く曲は、知っている曲より緊張感を伴いますね。知っている旋律があるとちょっと安心します)

さて第2幕、『アイーダ行進曲』の登場。
紹介が遅れましたが、演奏はカラヤン/ウィーン・フィルその他。
発売当初ヤマハが制作した「アイーダトランペット」が話題になっていたことを覚えている。

そのアイーダトランペットがビンビンになっている。その鳴らしっぷりが凄い。
行進曲全体も迫力満点。そこだけボリュームアップする。(近所迷惑だ!)

印象的なところだけ書いているが、最後に曲の終わりについて。
高校1年の原体験があるので、豪快に始まって、派手に終わるというイメージを持っていた。
最初が裏切られ、最後も裏切られてしまった。そう、静かに祈るような感じで終わったのである。後であらすじを読んで納得した。
やっぱりあらすじを読まないといけないなと思う。

冒険記みたいな文になってしまったが・・・・
初めて聞くオペラのCDがたくさんあるので、それらを一通り聞いた後、じっくり聞きたい曲のリストにいれておく。
今度書く時は違ったものになるだろう。

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