2008年3月18日火曜日

母音を響かせて

20日(春分の日)は夕方5時から、我が吹奏楽団の練習がある。
クラシックとオリジナル曲が中心となる練習をする。時間を見つけてスコアを読んでいるが、奥が深いので曲を把握するには、ほど遠い段階だ。(これではいけないとあせっている)

 茂木建一郎「すべては音楽から生まれる」P117より

「小澤征爾さんは、あるコンサートのリハーサルで、しきりにオーケストラのメンバーに伝えていた。

『もっと、母音を響かせて!』

母音を響かせる ― 小澤さん自身が感じている音のクオリアを、能動的に生成するための言葉なのであろう。彼の中の感性的言語を運動的言語に変換しているのだ。」

「母音を響かせる」というのはどういう意味だろう?
これが合唱ならなんとなくわかるような気がする。しかし、相手はオーケストラなのだ。楽器に母音も子音もない。
それともオーケストラ業界に通じる業界用語みたいなものだろうか?それを僕が知らないのかもしれない。

茂木さんの本はすでに読み終えているが、「母音」のことが気になって、時々思い出しては考えている。 「何だろう?
小澤さん独特の表現だろうか?
何が言いたいんだろう?
どういう音を要求しているのだろう?
どんな響きなんだろう?」というように。

この記事をお読みの皆様、「母音を響かせる」の意味をご存知であれば教えて下さい。
また、解釈や意見があればコメント欄に書いていただければありがたいです。
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5 件のコメント:

rudolf さんのコメント...

よんちゃんさま こんにちは

私は「母音に注意して」という指示は、これまでプロの指揮者の方と演奏してきましたが、初めて聴く言葉です。

どうしても、管楽器は発音の音が立ったりしますよね(それがあるので、その楽器だと分かるんですが)、最近はそういう音を嫌われる指揮者が多いです、で、解け合っている音を求められる方が多いとか~。ですから、発音よりも、その後の息の流れに注意してください、という意味ではないかなって思うんですが~。

私は、小澤氏はあまり~なので、爆~
よく分かりませんが、推測をしてみました~。
ミ(`w´)彡 

よんちゃん さんのコメント...

rudolfさん、こんにちは。

まずは『プロの指揮者と演奏してきた』というのは、羨ましいかぎりです。僕には、指導らしきことをしてくれた人は誰もいません。悲しいかなすべて独学です。知らないことがあまりにも多いし、悪い癖がついていても、誰も直してくれません(悲)
そんなことを愚痴っても仕方ないですが・・・

そんな僕でも『管楽器は発音の音が立つ』というのは、何となくわかります。
『とけあう音』や『その後の息の流れ』もわかるような気がします。

rudolfさんのコメントを何度も読み返しています。「母音に注意して」という意味がわかりつつあるような気がします。

これからもいろいろと教えて下さい。

がちゃぴん さんのコメント...

こんばんは。

「母音を響かせて」
・・・例えば、よんちゃんさんにそう指示されたら、どうしましょう(汗)

私も、よく分からなくて推測ですが・・・

楽器ではなく、演劇なんですが、母音法っていう練習法を聞いた(習った?)ことがある気がします。
台詞の子音を外して母音だけで発声することで、呼吸が腹式呼吸になって、発音する言葉のキレが良くなり、台詞がより明確にきこえるようになるというもの(大まかに、ですな)

例えば「おはようございます」を「おあおーおあいあう」と母音だけで発音して、一つ一つの母音が等間隔に並ぶように訓練し、出来るようになったら子音を入れてみるそうです。

で、ここから小澤さんの話に戻りますが・・・

「ピアノ協奏曲でオーケストラの音の壁をピアノの音が抜けて観客に聞こえるためには、一音一音が真珠の粒のように同じ大きさできれいに揃って等間隔になってなければならない」

っていうのを小澤氏が言われたそうです。
母音を響かせてっていうのは、「音」そのものを響かせて、存在感のある同じ粒に、ということでは・・・
「ぼやけた」音ではなく、「はっきり」と。


あ~~~。書いていて、意味不明になりました。 爆

数日考えてこれだよ・・・
失礼しました。

よんちゃん さんのコメント...

がちゃぴんさん、こんにちは。

「演劇の母音法」で思い出したこと。
大学時代、授業中に外から演劇部が「あえいうえおあ」と発声練習する声をよく聞いていました。なんともいえずのどかな気分で思い出しています。

『「音」そのものを響かせて、存在感のある同じ粒に』

なるほど!
小澤さんの意味するところは幅広いとした場合、がちゃぴんさんの解釈は十分説得力があります。

ぱうえる さんのコメント...

小澤さんが永く関わってきたウィーン・フィルには、ここだけしか出せない“オルガントーン”が存在するそうです。
100人の音があたかもパイプオルガンのように重層的に溶け合った一つの和音を醸し出すとか・・。
フィルハーモニカー(団員)によると『俺達は皆スコアを把握して全員の音を聴き合って
いる。その中で自分の音を如何に調和させるか考えるのさ。一音一音全ての音についてね。』だそうです。
人間技とは思えませんが、小澤さんもそこまでの職人芸は求めずとも、自分なりの表現で“トーン”を求めたのかも知れませんね。