2008年7月26日土曜日

シベリウス/交響曲第1番

毎日暑いですね、今日は涼感のある曲をと思い、シベリウスの作品を取り上げます。

僕がクラシックを聞き始めて最初の数年間で、シベリウスの作品は「フィンランディア」と「トゥオネラの白鳥」ぐらいしか聞いたことがありませんでした。
いつのことか記憶がはっきりしませんが、第1番か第2番のどちらかで交響曲を聞くことになります。

ただ、カセットテープに録音して何度も聞いたのは交響曲第1番であることは間違いありません。FMで放送されたもので、

指揮 : コリン・デイヴィス
演奏 : ボストン交響楽団

によるものでした。
「シベリウスの音と響きはこういうものである」と強烈に印象づけた演奏でした。作品をわずかな種類の演奏でしか聞いたことのない僕にとっては、シベリウスの基準であり続けています。
でも、ベルグンド等ほかの指揮者で聞けば変わっていく可能性はあります。

第1楽章は、若さと勢いを感じます。第1主題がヴァイオリンのトレモロの後、登場するところがカッコいい。
第2楽章の静かなたたずまいを感じさせるメロディが好き。
第3、第4楽章はロシア音楽に近い雰囲気があります。思わず地図を見ましたが、隣の国なんですね(なんという無知か!) サント・ペテルブルグが近い・・・と、しばらく見ていました。

シベリウスの音と響きの話に戻りますが、
コリン・ディヴィスとボストン響の組み合わせだからこそ、「これぞシベリウスの音」と思わせているのだと考えています。
ボストン響の音は独特なものがあるような気がします。他のオーケストラにない音がします。管楽器(特に木管)に特有の音があるように感じるのです。(どう表現したらいいのか考えてみるのですが、適切な言葉が見当たりません) 
それがシベリウスにマッチしている。特にトランペットとオーボエの音がいい感じなんです。


明日は我が母校の吹奏楽コンクールの日です。
知っている子に「調子はどうだ?」と聞くと「ヤバイです」と言っていました。
頑張ってほしいです。

また、明日の午前中近所のソフトバレーボール大会があります。楽しみなのですが、この暑さにまいってしまいそうです。

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