2008年12月9日火曜日

コンセルトヘボウ(2)


Radio4による、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のライブ音源10曲をあと少しで聞き終ります。

一つのオーケストラを作曲家と指揮者を変えて、続けて聞くことは初めてでした。
聞き通して感じたことは、このオーケストラの「音の美しさ」でした。

ニョッキさんは「ヴェルベット・サウンド」と命名しておられます。

なるほどと思います。いいネーミングだと思いますね。

弦楽器の美しさ、木管の上質感、金管のキラキラした派手さのない落ち着いた響きなど、聞いていて何度「音がきれい!」「たまないな!この響きの美しさ」と思ったことでしょう。
言葉で書くと月並みな表現になるのが口惜しいくらいです。実際に音を聞いてもらうより他はないですね。

それからコンセルトヘボウのホール(写真)は世界で屈指の音のいいホールだそうです。 たしか、響きのいいホールを練習会場と演奏会場にしているオーケストラは音がいいという文を読んだことがあります。そしてオーケストラ独自の音をもっているとか。(ちょっと記憶が曖昧ですが・・・)

大学時代にシカゴ響の金管が好きだから、オーケストラ曲を買う場合は全てシカゴ響のレコードにするというのは又聞きしたことがあります。その時は、そういう選択基準もあるのかと驚きました。
僕は昔も今も指揮者で決めますが、今回こうしてコンセルトヘボウ管の演奏を続けて聞くと、オーケストラもCD購入選択におけるウェイトが大きくなると感じています。

音楽ブログランキングへ
               にほんブログ村 クラシックブログへ

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

おはようございます。
ブログを拝見して、私もコンセルトヘボウの音源をダウンロードしています。今日からiPodに入れようとしています。コンセルトヘボウは、何枚かCDを持っていますけれど、最近の音源は聴いていないので、楽しみです。

匿名 さんのコメント...

よんちゃんさま こんにちは

コンセルトヘボウの音源サイト
私もダウンロードして聴きたいと思っています。良い情報、ありがとうございます。

私がクラシック音楽を聴き始めた頃は、ヨーロッパでも、アメリカでも、それぞれのオケストラにはその楽団の独自の響きというものがあったと思います。
最近は、どこのオケストラも聴いても、同じような音がするように思いますよね〜。

ロイヤル・コンセルトヘボウが、独自の音を持っているとすれば貴重ですよね〜。

私は何十年か前に、ハイティンクの指揮するコンセルトヘボウの演奏会を聴いたことがあります。本当に暖かい良い音がしていました。特にホルンが良い音だったです〜。

ミ(`w´彡)

匿名 さんのコメント...

よんちゃんさん、こんばんは。

拙ブログのご紹介、ありがとうございます。

コンセルトヘボウの音はいつ聴いても澄んでいて柔らかくあんまり乱れない(ウィーンフィルやベルリンフィル、シュターツカペレ・ドレスデンなんかは結構吼えたりする感じですが)印象があります。

私も結構オケが基準でCDを買っていて
・SKD→バイエルン放送響→コンセルトヘボウ管→ウィーンフィル→ベルリンフィル
といった順番だったりします。
ただ値段が安いのと録音が新しいのが優先のときもありますが・・。

さらに大体の基準がホルンセクションの音でした(笑)

よんちゃん さんのコメント...

Shushiさん、こんにちは。

僕はiPodを持っていません。今回のように10曲まとめてダウンロードした時など便利でしょうね。
こちらはディスク作成が面倒くさくて・・・、と言っても無料で素晴らしい演奏が手に入ったのだから贅沢なことは言えませんが(苦笑)
今にしてやっとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が素晴らしいオーケストラだと知りました。(恥ずかしいことですが)

ローマ紀行は興味深い話ですごく楽しみにしています。
コメント感謝です。

よんちゃん さんのコメント...

rudolf2006さん、こんにちは。

僕は、音の響きや機能性などといったオーケストラの個性には、これまで注意を払わずに来ました。だからrudolf2006さんが、クラシック音楽を聴き始めた頃(いつ頃かはわかりませんが)のオケによる音の違いは、よくわからないのです(涙)
ロイヤル・コンセルトヘボウが、独自の音かどうかについてはっきりと言える耳を持っていません(悲)
そのあたりをもっと意識して聞いていかないといけないなと思いました。

こう書いてしまうと眉間にしわをよせて、課題克服という感じになりますが、聞く基準が一つ増え楽しみが増した感じです。

>最近は、どこのオケストラも聴いても、同じような音がするように思いますよね〜。<
グローバル化にようる悪しき弊害なんでしょうか。
LPレコード時代の録音をいろいろと聞き比べるとおもしろいのかなと思っています。

ハイティンクの指揮でコンセルトヘボウの演奏会を聞かれたんですね、羨ましいです。

コメントありがとうございます。

よんちゃん さんのコメント...

ニョッキさん。こんにちは。

「ヴェルベット・サウンド」は本当にいいネーミングだと思います。

>コンセルトヘボウの音はいつ聴いても澄んでいて柔らかくあんまり乱れない<
10曲全部聞いた後なので、なるほどと大いにうなずくことができます。

SKDは、ニョッキさん推薦のブルックナー交響曲第4番、第7番(ブロムシュテット)を今年購入しましたが、最高でした!
ここのホルンセクションはペーター・ダムの存在が大きいですね。

バイエルン放送響はクーベリックが好きでレコードやCDを買いましたが、オケの音の響きという点を再度聞きなおさないといけないですね。しかもホルンセクションには気をつけて。

コメント感謝です。