2008年5月30日金曜日

プロコフィエフ/交響曲第5番

プロコフィエフは1891年生まれ、ショスタコーヴィッチは1906年生まれだから15歳違いである。
同じ交響曲第5番でも、プロコフィエフの方が早く作曲していたと思いこんでいたら、大違いだった。プロコフィエフの5番は1944年、53歳の時。ショスタコーヴィッチは1937年、31歳の時だ。

交響曲第5番シリーズを5月中に書こうと無謀な計画を立てたが、今日なんとか完結する。
作曲年順に並べたから、プロコフィエフが最後になる。当初はショスタコーヴィッチが最後だろうと思い込んでいたが、調べてみたら違うことがわかったわけだ。それから、他の作曲家の交響曲第5番もあるが、手元にあるCDのみ取り上げることにしたので、書いてない曲もある。悪しからずご了承ください。

独断と偏見でに書いてきたが、今日も好き勝手に書くとする。

聞いたCDは、指揮:ロストロポーヴィッチ 演奏:フランス国立管弦楽団
あまり話題にのぼらないCDのようだけど、僕はすごく気に入っている。
2楽章と4楽章のノリがいい。プロコフィエフ独特のノリのよさ、疾走感、ニューモア感覚が十分楽しめる。
もし、プロコフィエフが今の時代に生きて、吹奏楽の作品を書くと、無茶苦茶おもしろい曲を作ってくれるのではないだろうか。リズムの面白さやスピード感覚、迫力のあるサウンドなど、演奏していて楽しくって仕方がないと夢想する。

話はさらにそれるが、ショスタコーヴィッチ/交響曲第5番4楽章は吹奏楽に編曲されていて、わりと演奏されていると思う。それに対し、プロコフィエフの交響曲は吹奏楽編曲があるのだろうか?僕の知る範囲ではない。編曲があるのは「ロミオとジュリエット」ぐらいだろうか。

最後に、残響がたっぷりとられている録音が、演奏の魅力をさら増し加えている。このCDはTEさんに貸していただいたもの、残りの曲もロストロポーヴィッチ/フランス国立管弦楽団で聞いたみたいものだ。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは。

プロコの交響曲はタコ5の終楽章(ライター編)のようにアレンジ譜が出回っているものはないと思いますが、ボクの知る範囲では過去2度コンクールの自由曲として採り上げられています。

31回大会の秋田県立花輪高校が3番の第1楽章(何故か最後は終楽章で終わる)と33回大会の三重大学の7番第4楽章です。いずれも指揮者によるスペシャルアレンジでした。

よんちゃん さんのコメント...

24hirofumiさん、こんにちは。
さすがに詳しいですね!

3番の1楽章と聞くと「おおっ」と驚いてしまいます。指揮者の方も思い切ってことをされますね。かなりのプロコフィエフ好きかもしれないと思ったりします。

7番の4楽章については「あー、なるほど」と思います。編曲の仕方にもよりますが、結構吹奏楽にマッチしているのではないかと思います。

2曲とも指揮者によるスペシャルアレンジですか。いろんな意味においてすごいです。

いろいろと教えていただきありがとうございます。