2008年7月29日火曜日

交響組曲「もののけ姫」

映画「もののけ姫」の音楽を題材に、作曲者である久石譲が編曲とプロデュースをし、自らピアノも弾いているアルバムが、交響組曲「もののけ姫」である。

8つの曲で構成されている。
  第一章 アシタカせっ記    5:48
  第二章 TA・TA・RI・GAMI     6:45
  第三章 旅立ち~西へ~     4:58
  第四章 もののけ姫    4:43
  第五章 シシ神の森    6:10
  第六章 レクイエム~呪われた力~    7:10
  第七章 黄泉の世界~生と死のアダージョ~   7:21
  第八章 アシタカとサン    4:27

作曲が素晴らしいのは言うまでもないが、編曲も素晴らしい。
映画音楽は、映画と不可分の関係。サントラではストーリーや時間に制約されるが、この組曲では久石さんが、いろんな制約から解き放たれて思うままに作曲したという感じだ。
聞いていて映画のシーンや登場人物等が思い出されるが、純粋に音楽だけでも十分に楽しむことができる。

「もののけ姫」は宮崎監督の作品をあえてタイプ分けした場合、どれにも入らないようなやや異質のタイプかなと思っている。音楽もそれに合わせて違うような気がする。同じ久石譲なのだけれども。(それを作曲しわけるところが凄い)
シリアスなところや壮大なところ、タタリ神での迫力やぐぐぐっと心に迫ってくるところなどをまとめて、シンフォニックな曲になっている。

演奏はチェコ・フィル、マリオ・クレメンツが指揮している。
なんといってもオーケストラの音が美しく深みがある。弦楽器の美しさやしっとり歌うところは、さすがチェコ・フィルという感じだ。
金管はffでも余裕があるし、木管はこれも美しい音を奏でてくれる。特にオーボエには涙が出そうになる。

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4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「もののけ姫」いいですよね~☆

今度、また演奏できるのでうれしいです。中低音がたまらなく好きなんです。
楽しみだなあ。

よんちゃん さんのコメント...

ようかんやさん、こんにちは。

吹奏楽編曲版は中低音が魅力ですね!
高校生とOBで人数が増え、分厚い響きができるのではないでしょうか。
すごく楽しみにしています。

合同練習はよろしくお願いします。

匿名 さんのコメント...

おはようございます。

久石譲の音楽、私も好きです。
ご紹介の「もののけ姫」は持ってませんが、
「ハウルの動く城」の交響組曲を一時期よく聴いてました。

こちらもチェコフィルで素晴らしい演奏でしたね。ただ、映画のメインテーマ「レ ソ シ レ~」と始まるメロディはこの時点で入っておらず、サントラ(こちらは新日フィル?)で初めて加わってました。

私もアマオケで演奏してみたいのですがなかなか機会がないです・

よんちゃん さんのコメント...

ニョッキさん、こんにちは。

『久石譲の音楽、私も好きです』
そうなんですか!嬉しいです。
「もののけ姫」は1週間ほど前からよく聞いています。高校の定演が終わるまで何回も聞くと思います(笑)

「ハウルの動く城」の交響組曲は持っていませんが、レンタルビデオ屋で見かけたような気がします。次に行った時に借りてこようかなと思っています。

『こちらもチェコフィルで素晴らしい演奏でしたね』
そうですか!もものけ姫の演奏がよかったので期待できそうですね。
それから、サントラにあってと交響組曲にない曲はありますね。

『私もアマオケで演奏してみたいのですがなかなか機会がないです』
候補にあげても却下されるのですか。それとも楽譜が出版されていないのでしょうか。いずれにしても、いつか演奏できたらいいですね。