2009年5月8日金曜日

ブルックナー/交響曲第4番


ブルックナー/交響曲第4番が続きますが、今日はシノーポリ指揮シュターツカペレ・ドレスデン(SKD)の演奏です。

SKDはルイージと来日して名演奏を繰りひろげたようですね。いくつかのブログで演奏会レビューを見ましたが、かなり好評のようです。

SKDは僕の好きなオーケストラの一つ、これを振ってシノーポリがどんなブルックナーを聞かせるのか。前回のリヒターといいシノーポリといい、珍しい物好きで聞いているわけでもないのですが・・・(冷汗)

曲の解釈や演奏の意図は直接本人に聞かないとわからないのですが、ここでは弱音の美しさに焦点を当てているような気がしました。

一方で4番はオーケストラが気持ちよく鳴らせる曲だと感じさせてくれました。(オーケストラのメンバーはどう感じているのかわかりませんが・・・)

ブルックナーの場合、ホルン、トロンボーン、チューバがどんな音を出し、どんな響きを作るかで僕の好みは分かれますが、SKDの金管楽器群は申し分ないですね。
冒頭のアルプスの風を思わせる弦のトレモロの上にのったホルンの音、いいですね。(ペーター・ダムだろうか?) いろんな音量での金管のハーモニーの美しさ、強奏しても決して荒くならず、余裕のffを聞かせてくれる。ホールの残響とあわせ懐の深さを感じさせてくれます。

いやぁ、素晴らしい演奏でした。

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2 件のコメント:

yoshimi さんのコメント...

こんにちは。シノーポリは私の数少ない好きな指揮者の一人です。SKDの演奏は特に集めているわけではないのですが、10種類くらい持ってました。

シノーポリはシューマンやマーラーを聴いているので、ブルックナーというとあまりピンとこないものがありますが、やはり珍しいのですね。

シノーポリ&SKDなら、得意のマーラーの4番、9番の録音があって、ゆったりとしたテンポで独特の旋律の歌わせ方とオケの響きが美しく、さすがに良いものでした。

よんちゃん さんのコメント...

yoshimiさん、こんにちは。

シノーポリがお好きなんですね。
残念ながら今まではシノーポリになじみがなかったんです。何年も前に買ったマーラーの5番がピンとこなかったかもしれません。
でも5番をもう一度聞きなおしたら違う感想を持つ可能性はあります。

マーラーの4番、9番はシノーポリで持っていません。
『ゆったりとしたテンポで独特の旋律の歌わせ方とオケの響きが美しく』 これを読むと聞いてみたくなります。