2007年11月29日木曜日

ノヴェンバー・ステップス

11月 (November) も終わろうとしています。
名残りを惜しんで「ノヴェンバー・ステップス」 (November Steps) を取り上げます。

作曲者は武満徹(1930~1996)は世界で最も有名な日本人作曲家。吹奏楽ではなくクラシックの方である。作品の演奏回数もトップだと思う。

その代表作の一つが「ノーヴェンバー・ステップス」(1967)
オーケストラと尺八、琵琶を使っている。
武満の初期から中期にかけての前衛的な作品は、なかなか耳に馴染みにくい。 (初期・中期・後期というのは僕の勝手な分類です、悪しからず)
この曲はメロディらしいメロディがなく、ストーリー性があるようにも思われない。秋が深まって冬に近づくさまを描いているのだろうか・・・ 、的確に形容する言葉が見つからない。
何度も耳を凝らして聞いていると、聞くたびに印象が少しずつ変わっていく。
何かしら曲に惹きつけられながら、一方でなかなか馴染まないもどかしさを感じながら、時折聞いていく曲になっている。
いつになったら、この曲は僕の中に入ってくるのだろう?
それとも曲の中に取り込まれていくのだろう?
という問いかけがある曲です。


けれども、中期から後期の作品は、「美しさ」が僕の心をとらえて離しません。
お気に入りの作品を、このブログでぼちぼち取り上げていきます。

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