2008年10月4日土曜日

もののけ姫について

久しぶりに映画「もののけ姫」を見た。
僕はジブリ映画は好きだけど、熱心なファンではない。今回ミュージック・フェスティバルで取り上げる曲なので、ちょっと見ておこうと思った。
今回演奏する吹奏楽編曲版はどのシーンで使われているのか知りたかったのも理由の一つ。

少し前だったので記憶が薄れつつあるが、見ての感想をひとつ。

宮崎監督はディズニー映画を批判していたが、善悪がすっきりと分かれ、善が悪をやっつけるという単純なストーリーではないこと。(勧善懲悪が好きな人にとっては、すっきりしないものがあるかもしれない)
それぞれの立場によって善悪の基準が違うこと。言い換えれば、それぞれ自分の立場が善であって、相手側が悪である。映画を見る側からすれば単純な色分けはできない。
たとえば、サンにすればタタラ場のエボシ御前は悪の大玉でこれを倒すことに執念を燃やすが、タタラ場の者はエボシ御前に対しトップだからいやいやながら従っているのではない、むしろその逆である。尊敬を集め慕っている。特に女たちからはそうだ。それ以上にハンセン病患者からの思慕の念は「神様、仏様」級のものだ。

両方を見ているから、アシタカはサンとエボシ御前の一騎打ち時、間に入り傷を受けながら、どちらかが倒れるという決着をつけさせなかった。
「共に生きよ」というセリフが数回 (だったと思う・・・) アシタカの口から出るが、これは宮崎監督のメッセージだと思う。

映画をを見た後「虫眼とアニ眼」養老孟司、宮崎駿著を読んでいると、「もののけ姫」について宮崎監督が語った次の一節があった。
「悪い人間や殺しても惜しくないような輩をいっぱい出して、そいつらをやっつけてせいせいするような映画だけは、絶対に作っちゃいけないと思ったわけです」(P42)

もののけ姫については語りつくされているのだろうが、僕にとっては初めてのテーマなので、しばらく考えてみたい。10月12日が終わると忘れ去られるかもしれないが(笑)

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2 件のコメント:

ようかんや さんのコメント...

おひさしぶりです。

私は「もののけ姫」が大好きです。
確かにおどろおどろしい場面とか、人によっては「う~ん・・」っていう人も周りにはいるんですが、私は不思議と好きです。
映画の中の曲もすっごく好きなことも関係しているかもしれません。

よんちゃんの文章を読んでいると、またあらたにもののけ姫の魅力について考えられそうです。

明日は練習です。
中低音の響きをまた楽しみながら演奏したいと思います。

よんちゃん さんのコメント...

ようかんやさん、こんにちは。

そうなんですか、「もののけ姫」が好きなんですね。
そうなると何回も見ておられるかもしれないですね。僕なんかまだ3回目か4回目です。それも何年ぶりでしょうか・・・。
だから「もののけ姫」を語るにたるには、もっと深く見ないといけないと思います。

一方、音楽は何回聞いたかわからないほど聞いています。
さて今日の練習頑張りましょう。