2008年10月29日水曜日

ノストラダムス

「彼方の閃光」の各曲のタイトルを見ていると、「ヨハネの黙示録」からヒントを得て作ってある曲がいくつかあるように思われた。そして曲を聞いていてある曲がふと浮かんだ。

オットー・シュワルツ「ノストラダムス」

シュワルツ (オーストラリア生まれ:1967 ~ ) による吹奏楽曲である。

ノストラダムスは「ノストラダムスの予言」で知られるが、wikipediaによると
『ノストラダムス(Nostradamus, 1503年12月14日 - 1566年7月2日)は、ルネサンス期フランスの医師、西洋占星術師、詩人。また料理研究の著作も著している』とある。

ヨハネの黙示録は神の啓示によってかかれたもので、「ノストラダムスの予言」はあくまでノストラダムスの詩集のであって、神の啓示とは違うが、短絡的にを連想したわけだ。

 ノストラダムスについては下記をクリックして下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%B9


さて、曲の紹介だが、
冒頭、トランペット他がファンファーレ風のメロディを吹き鳴らす。啓示を表すのだろうか?
これが4回あって、小太鼓・鍵盤楽器のリズムが堂々と始まり金管楽器がこれに応えていく。ここのところが勇壮でかっこいい!

突然静かになって、古代を思わせる雰囲気に変わり、フルートが更に聞くものを誘う。
場面が変わり、夜明けを思わせるフルートのメロディ、ホルンそしてトランペットが続く。ここのところがいいんだな!少しずつ盛り上がっていき、雄大な広がりを感じさせるところがたまらなくいい。

フルートのトレモロで場面転換。この曲は結構場面転換が多い。
小太鼓のリズムに始まり、行進曲風なところ、王の行進を思わせるところ、様々な場面が現れダイナミックに展開する。

冒頭の啓示のメロディが流れ、最後は静かに終わる。

全体のイメージとしては映画のサントラみたいな感じだ。仮に映画「ノストラダムス」があったとしたら、そのサントラをおいしいとこどりをして十数分の曲にまとめたといっても通じるだろう。
「スターウォーズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」に近い雰囲気を持っている。

かっこいい吹奏楽曲を聞きたい、演奏したいという方にはお勧めだ。

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