2008年6月7日土曜日

シンプルながら

バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」 は、ヴァイオリンとオーボエの旋律部分とコラール(合唱)の2つで曲ができている。この2つの組み合わせが絶妙なのは言うまでもない。

スコアを見たい方は下記をクリックしてください
http://www.greatjsbach.net/WorkDetail.php3?detail=BWV147
さらに「Score」のところをクリックしてください。これの28~34ページにあります

この曲で時々不思議に思うことがある。
ヴァイオリンとオーボエの旋律部分。このスコアでは4分の3拍子に3連符で延々と続いている部分だ。(原曲では8分の9拍子になっている)
リズムの全く変化のない、いたってシンプルなものだ。なんの変哲もない3連符の流れだが、僕はこのメロディがたまらなく好きだ。
なぜなのだろうと時々考える。
なぜこんなにも魅力的なのだろうか?
シンプルさゆえなのか・・・?
ただそれだけではないような気がする。

バッハの他の作品にもシンプルだけど、これもまたたまらなく好きなものがある。
平均律クラヴィア曲集第1巻第1番の前奏曲だ。

スコアは下記をクリックしてください
http://www.greatjsbach.net/WorkDetail.php3?detail=BWV846
さらに「Score」をクリックします。

聞こえてくるのは16分音符で「ドミソドミソドミ、ドミソドミソドミ、ドレラレファラレファ、ドレラレファラレファ~」
ただ和音の弾いているだけ、リズムに一切の変化がない。この曲を知らない人が楽譜だけを見たとき「何かの伴奏でしょか?」と言ってしまいたくなるほどのものだ。(後年グノーが「アヴェマリア」の伴奏に見事に使いましたが・・・)
そういう曲だが、なぜそんなにいいのだろうと思ってしまう。本当に不思議なのだ。

あと一つだけ
無伴奏チェロ組曲第1番の前奏曲

スコアは下記へ、そして「Score」をクリック、4~5ページにあります。
http://www.greatjsbach.net/WorkDetail.php3?detail=BWV1007

これも16分音符の音の流れのみ。
チェロの音とあいまって深い世界に引き込まれていく。
バッハは何なんだろう。リズムを変えずにメロディを作っていくが、人の心をしっかりとらえている。

考えても解決はないと思うが、でもやっぱり考えてしまうときがある。

でも聞く時はそんなことは考えない。もうすっかりバッハに酔っているから。

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2 件のコメント:

powell さんのコメント...

明解なスコアが公開されているんですね!
今まではボーとBGM代わりに聴いていましたが、大海をさまよう船に地図が与えられたようで、より深く入っていけそうな感覚です。
ただ、譜読みがダメなのでシンプルなスコアなのにすぐ見失って遭難してしまいまいますが;;

よんちゃん さんのコメント...

powellさん、こんにちは。
このスコアを知ったのは何か月か前です。
何かのHPかブログに紹介してあったのですが、何であったか忘れてしまいました。

ただこうして楽譜が見れるのは嬉しいことです。
楽譜は慣れれば結構音についていくことができます。
どうぞ深みにはまって下さい(笑)