2008年6月10日火曜日

主よ、人の望みの喜びよ(2)

数年前にレンタルビデオ屋で借りたCD『GREAT CLASSICS II Winter Classical』の1曲目にバッハの「 主よ、人の望みよ喜びよ」が入っている。
演奏者は不明だが、この演奏がいくつか聞いた中で一番いい。カール・リヒター盤よりも好きである。
・ 8分の9拍子のひたすら続く8分音符のメロディの流れが美しく歌われている。
・ コラールの合唱の美しさ、広がり、奥深さは言いようのないほど。
この2点は群を抜いている。

編曲ものであれば
マリナー/アカデミー室内管もいい。コラール部分が弦楽合奏になっていて、弦の響きが和み、安らぎそして癒しを与えてくれる。

吹奏楽盤もある。
ギャルド盤の他に、アルフレッド・リード(吹奏楽作曲家)が編曲したものも好きだ。音色の変化や音量に細かく配慮された編曲だ。

すこし変わったところで
ケルティック・ウーマンがこれを歌っている。これがまたすごくいいんだ!ちなみに昨年のジューンコンサートで「You raise me up」を演奏するときの参考音源として手に入れたCDに入っていた。偶然のことだが、思わぬもうけものという感じだ。

マイラ・ヘスというピアニストが「Jesu, Joy of Man's Disiring」というタイトルでピアノ編曲してから、一般に知られるようになったらしいが、残念ながらピアノ編曲版は聞いたことがない。


さて、これまで4回にわたって書いてきました「主よ、人の望みの喜びよ」ですが、今週土曜日(6/14)のジューンコンサートで演奏します。 リード編曲によるものです。
今回の全演奏曲中、要求される音楽的レベルは最高のものです。僕にとっても我が吹奏楽団にとってもチャレンジの曲です。さてどれだけの演奏ができるでしょうか。
音楽ブログランキングへ
           にほんブログ村 クラシックブログへ

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは。「主よ、人の望みよ喜びよ」土曜日のコンサートでは素敵な演奏となりますように!ピアノ版のボクのお薦めはディヌ・リパッティのものです。静謐で美しい感動的な演奏だと思います。随分古いエントリーですが少し触れておりますので宜しければお立ち寄りくださいませ。
http://24hirofumi.at.webry.info/200709/article_15.html

よんちゃん さんのコメント...

24hirofumiさん、こんにちは。

ディヌ・リパッティは名前だけはしていて、演奏は聞いたことがない、僕にとっては伝説のピアニストです。

紹介されている記事を読みました。これはなんとしてもリパッティの演奏を聴かねばなりませんね。

コンサートの応援ありがとうございます。