その時代の雰囲気だろうか、やっぱりハイドン、モーツァルト、ベートーベンに似ている。
いい曲ではあるが、名曲としての地位を得るには、なんらかのオリジナリティが必要ののではないか、
聞くものを弾きつける何かがなければならない、と漠然と思った1曲だ。
ところで「シューベルトらしさ」とは何だろう?
800を超える曲を作っているうちの十数曲(冬の旅のような歌曲集を1として数えている)しか聞いたことがないものがわかるわけがない。
でも、なんとなく「シューベルトらしさ」があるような気がする。
各楽章について断片的な感想を書きます。
<1楽章>
序奏はモーツァルトの交響曲第39番1楽章の出だしに似ている。
Allegro vivace は、小気味よいメロディが第1主題。このメロディは僕のお気に入り。
第2主題は美しく歌っている。
<2楽章>
「歌曲の王」と言われるシューベルトは、天才的なメロディメーカーだ。
その美しいメロディを味わうのは緩徐楽章がいいと思った。
<3楽章>
少しばかりの武骨さとわずかな憂いを含んでいると感じた。だけど
「悪いけど普通のメヌエットだな」 と独り言
<4楽章>
軽快な曲。
この軽やかさは何だろう !こんような軽みを書ける人はそんなにいないだろう!
1番から順に聞くシリーズ
何の芸当もないが、僕にとっては思わぬ副産物がある。
一つは、未知なる曲が聞けること。
そして、これまで全集を購入しても、聞かないCDがあった。聞いても1、2回でその後はずっと埃をかぶって何年もそのままになっていたり、さらには二度と聞かない可能性の高いCDもある。
それが、ブログに書くと決めた以上しっかり書かなければならないと自分にプレッシャーをかけじっくりと聞くようになった。ながらで聞くことが多かったのが、しっかりと耳を傾けて聞くようになった。しかも1、2回ではない、5回以上は聞いている。(その後は埃をかぶるかもしれないが・・・)
【データ】
1楽章 : Largo;Allegro vivace
2楽章 : Andante
3楽章 : Menuetto:Allegro vivace
4楽章 : Presto VIvace
聞いたCD
イシュトヴァン/ウィーン・フィル
コリン・デイヴィス/ドレスデン・シュターツカペレ
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